きのうやったNHK BSプレミアムの「チョイ住み in 香港」見ましたか。どうでしたか。
私は個人的にはまったく面白くなかった。
私が過去に見た「台北編」や「プサン編」とは明らかに番組の内容というか方向性が違った。
これでは単なる旅モノ番組じゃないか。
今回の香港編で、土曜日の昼に民放でやってるようなほかの旅番組と違ったのは、唯一、「ホテルの代わりにアパートを借りた」というだけだ。
私は、放送を夜に控えた当日の昼、たまたまネットにあるコメントで「今回のチョイ住みは内容をこれまでとは変えたようだ」みたいなことが書かれてあるのを見た。
そこで番組を見る直前になって、テレビの番組表の番組解説と、公式HPにある写真をあらためて見てみた。
並んでいる写真を見て、なんだか悪い予感がした。
なんか普通に観光旅行っぽい。
この「チョイ住み」という番組は、「初対面」となるふたりが、1週間ほど海外で「暮らす」。それが基本のコンセプト。
私が過去に見た「チョイ住み in 台北」の藤井フミヤと亀田興毅も、「チョイ住み in プサン」の立川談笑と中村蒼も、それぞれ現地で顔合わせするという演出だった。
初対面の人が海外で現地集合。番組の企画として「強制的に」現地で出会ったふたり。それぞれがお互いの間合いをどうとるのか? 出会ったばかりの彼らのやりとりには視聴者にとってもいくばくかの新鮮な緊張感があった。
なのに、今回の「チョイ住み in 香港」では南明奈と はあちゅうが、香港ではなく日本であらかじめ顔合わせをしてしまう。
そしてふたりで同じ飛行機に乗って香港にやってくるのだ。
それって、それこそフツーの旅番組じゃないか。
しかも、このふたりは過去に仕事で会ったことがあるというから初対面でもない。
香港に無事着いて、アパートの部屋に到着。すると画面には
「チョイ住みのススメ その1 アパートを借りて滞在費を節約しよう」
などというテロップが出てきた。
私が見た「台北編」や「プサン編」では、たしかそんなテロップは出なかったと思う。
そもそもアパートを借りることはこの番組の大前提であるが、
それは「滞在費の節約のため」ということではなかったはずだ。
お仕着せのホテルではなく、暮らすように滞在する、そのための手段がアパートだったんじゃないの?
なのに今回そんな、「旅の工夫」みたいなアドバイスをテロップでわざわざ入れたのは、この「チョイ住み」を、旅のハウツー番組に路線変更したということなんだろうか。
しかも今回はネットのサイトでアパートを選んだというくだりがわざわざ出てくるから、アパートを借りるというよりも「民泊」という感じが強まってしまった。
また、滞在のひとつのイベントでもある食事は、たとえばプサン編では立川談笑が街で買った食材を使ってアパートの台所で夕飯を作ったりしていたのに、香港編は初日の夜から観光客が行くようなモダンなレストランで夕飯となった。
てっきり私は「香港だから街市で食材を買うんだろうなあ」などと勝手に思い込んで期待していたのだが、その期待はもろくも崩壊した。
番組では、初日から はあちゅうが南明奈を連れてネットで事前にチェックしておいた高級レストランに入り、そして 出てきた料理になぜか何の反応も見せず、いきなりインスタグラム用に写真を撮るのである。
そもそも今回の滞在の目的の
「2人の旅の目的は、フォトジェニック香港を楽しむこと。」
というのは、なんなんだろう。
見ているこっちは楽しくない。
女人街にいってポーチを買ったりとか、やってることがフツーじゃないか。
せっかくの個性的な番組のはずの「チョイ住み」なのに、土曜日の朝や昼の番組でやってるような「フツーの旅行」に視聴者をつきあわせてどうする?
しかもふたりが行くお店やレストランの紹介では、NHKなので画面のテロップは店名を出せないから「尖沙咀で人気のレストラン」みたいになってしまって観光ガイドにもならない。
番組を作った人は、いったいこの番組で何をしたかったんだろう。
私は「チョイ住み」を香港編を入れて3本しか見たことがないが、最初からこの番組を見てきた、番組自体のファンにとっても、今回の香港編は評判が悪いんじゃないか。
ツイッターを見てみると、酷評されていた。
https://twitter.com/search?q=%EF%BC%83%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A4%E4%BD%8F%E3%81%BF&src=typd
この「チョイ住み」は、内容を意図的に今回のような方向に持っていったんだろうけど、
でも、なんで????
台北編もプサン編も個性的で面白かったのに。
かつての方向性に戻ることを期待する。
今回の香港編でひとつ収穫だったのは、香港とは関係ないが、南明奈がいい意味でフツーの悩める女子であったことを知って好感が持てたことだ。
前回、当ブログでこの番組を紹介した。
記事でこの番組を初めて知って期待した方もいらっしゃったかもしれない。
許してください。











香港返還20年の7月1日にあえてこれを放送するNHK
現在のNHKの香港支局長は非常に真摯に現在の香港と向き合われている人らしく
足場組み体験や麵打ち体験なんかもしているとか。
そんなところからも期待していたのですが
もう、カミさんと見ながらブーイング。
わたくしは台北編を途中からしか見ていないのですが、
最初から見なかったことを非常に後悔するぐらいおもしろかった。
「街歩き」をはじめ「入りにくい居酒屋」や「二度目の○○シリーズ」など
普通の旅番組とは違う角度での海外で紹介するBSプレミアム
そりゃ、期待しますよね。
でも今回の番組の最初の夕飯からすでにおかしいなぁ~、と感じながら見てました。
焼き物の店、ぼられてないかぁ~
二度目シリーズの方が暮らしている感じに近いよ とか突っ込みどころ満載。
確かに今の若い子たち目線、SNS世代だとこうなのかもしれないですが
多くの香港迷を敵にまわしましたね(笑)
途中からはカミさんと
出演は誰だったら、よかったのか、を考えることを楽しみに。
まずは香港なら関西人がメンバーにいることマストでしょ。
台北編は亀田の功績大でしょって。
知らない二人がというコンセプトは外れちゃうけど
我が家ではなんだか海原やすよ・ともこの姉妹がええんとちゃう?
それしかないでぇ~!ということになりました。
街市でおばちゃんやおっちゃんに「負けてぇ~な」とか
逆に茶楼などではおっちゃんたちに世話焼いてもい「うわぁ~、やさしいなおっちゃん、ありがと」
そんな場面妄想に盛り上がりました。
いやぁ~期待が大きかった分
ほんと残念ですね。
追記:
番組最後のテロップを見ていたカミさんコーディネーターに辻村哲郎さんの名前を見つけ
「え、辻村さんなのにぃ」と嘆いておりました。
南明奈がお店で「ハオツー」っていって言葉が通じたって喜んでいたところは
取り直して欲しかったなぁ。