隣接したお宅に迷惑がかかる雑草レベルになり、先日ようやく取りかかりました。
女性用枝切バサミでは切れない枝がゴロゴロと。かなり木質化が進んでしまったんです。その枝を切っていたとき、園芸家の方がされていた小枝のアイディアを思い出しましたよ。
はじめに
今回の記事は、小枝を利用してオベリスク(雪釣りのようなもの)や苔の下皿などに使うのも良いよという内容です。
前半に雑草との戦い、後半に小枝のアイディアを紹介しています。
お急ぎの方はこちらへどうぞ。(後半へページジャンプします。)
雑草との戦いクライマックス
私のブログでは、何度も雑草取りの記事を書いています。
(私の家は庭が無いので、余った小さな敷地を無理やり庭化しようとしています)
▼きっかけはこちら
はいはい、もう雑草のことは分かったよ・・・
という方もいらっしゃるかと思いますが。さすがに先日の雑草クライマックスは恐ろしかったので、記録として残しておきたい。いや、残すべきなのです!
2度とこんな事にしないために。
段差のある隣家
敷地内の隙間に生えた雑草が、身長を超えて木質化していました。
このまま放置して夏を迎えたら大変。
さらに枝を伸ばし、お隣さんにもっと迷惑がかかってしまいます。
雑草が生えている部分は狭いので、外側から取れば良いんですが・・・。段差があるので、外側から手を伸ばして雑草は取れません。
脚立に登って外側から取ろうにも、お隣さんに断らねばならないし、OK頂いたところで、葉っぱを散らかしてしまうのも気が引けますよね。あとで掃除するとしても。
となると・・・やはり内側から。
生唾ごっくんものなのです。
▼気持ち的には、こんな感じ。
なぜそんな気持ちになるかと言いますとね・・・
ここは虫のオアシス。自分の身体を自由に動かせないという恐怖ゾーンだからです。虫が向かって来ても、方向転換も出来ないし横にも逃げられないのです。
虫が苦手な私にはかなりの気合いが必要です。
▼詳しくはこちら
気合いを入れて進んだ末の「小枝」
そんな場所の雑草取りをしましたよ。
まだ不完全ですが、こんな感じ。すっきり!
ね?段差あるでしょう?
画像左側の朽ちた木材の部分は、お隣さんの敷地です。
画像に映っている建物の奥、内側から雑草を取っていきます。
▼ここから雑草を取っていきます(敷地内)
遠くの雑草が、奥の樹木と景色が溶け込んでますね。育ち過ぎです。
どんな虫たちが潜んでいるやら。 あぁこわい!
生唾を飲み・・・仁王立ちして、カマをグッと握って深呼吸。
下を向いたまま、ザクザクと刈りながら進んで行きます。
苔の中で、もっとも嫌われているゼニゴケが歓迎してくれました。
こんにちは。
あ~!恐ろしい!気持ち悪い!!!
苔だけでビビってしまう。シャクシャクとすくって除去します。
あれですよ。お化け屋敷に入って、まだ何にも起きてないのに恐い感じ。
45リットル1つ分、刈り取ったところで・・・
そぉ~っと顔を上げて、目の前を確認してみました。
・・・な、なにか居そうじゃない?
なんだろうこの威圧感。
全然違う世界が待っているような暗闇。
ひょっとしたら、二度とこの世界に戻って来れないんじゃないか。ラビリンス的な空気。こわいよ~。こんなに恐いのに鳥の声しかしない。逆に恐い。やだよ~。
でもね。やるしかないの。自分の家だもの。
格闘すること1時間半。ヒーヒー言いながら、どうにかこの量を取りました。
これを小さく刻んで袋に詰めていきます。
ところが、女性用枝切バサミではカット出来ない太さもあるんですよね。
この枝は、体重をかけて枝に乗ったり、すこしずつ切れ目を入れて折ったのです。
あの時間は恐さよりも、ごめんねと思いました。
ここまで育っていると、まわりの生き物の住み家を壊してしまっただろうし。枝を折った時の生々しさを見たとき、胸の奥が痛かったです。
でも、中途半端な状態で残して置けません。日を改めて根っこも取らなくちゃ。
そんな事を思いながら。
この枝を眺めていて、思い出した事があるのです。
六本木ヒルズ・森ビル屋上庭園
もう10年以上前のこと。
六本木ヒルズにある、森ビルの屋上庭園へ行ったことがあるんですよ。
園芸家の杉井明美さんが手がけたお庭があって、期間限定で一般公開していました。娘さんの志織さんも一緒に散策するというイベント。趣味の園芸でも活躍されているので、ご存知の方もいらっしゃるかな?
森ビルの屋上庭園は色々な取り組みをしているんですよ。
まさに都会のオアシス。
生き物も居ます。田植えなど、子供たちも入れるイベントもありますよ。
▼公式サイトはこちら
小枝のオベリスク
それでね・・・。
その森ビルの屋上庭園へ行ったとき、こんな工夫がしてあったのです。
▼小枝を麻紐で縛っただけのもの
なぜこんな事をするのかといいますと・・・
この枝の中にあるパンジーは、上に向かって育つ種類なのです。
外敵から守ってくれる小枝。そっと寄り添って、成長を手助けするものです。
当時名前がついたばかりの新種でした。色々な方がそばを通るので、荷物が当たらないようにとの考慮もあるかもしれません。
▼葉牡丹を育てたもの。小枝との組み合わせが美しいです。
▼小枝は自然素材なので、どんなお花にも調和しますね。
こんな風に、この小枝が使えるのではないかと思い出したんですよ。
小枝で作るオベリスク・・・と言いますか、雪釣りにもちょっと似ていますね。
▼オベリスク。つるバラなどに使われます。
園芸店で、アイアンやプラスチック素材のオベリスクを買うのも良いけれど。
自然の小枝を使って組むのも良いでしょう?
投資金額ゼロなのも嬉しいところ。
ただし、朽ちても良いものに使うという限定です。
強風から野菜を守るときにも役立つかもしれません。実際に試してないので、予想ですけども。秋に野菜を植える時に試せたらいいなと思っています。
太い枝なら、こんな使い方もお洒落
(お気に入りの園芸店にて)
こうやって、敷物にするならすぐ出来そうです。テグスで縛っても良いかも。
水はけも良いしナチュラルな雰囲気で素敵。
この下に大きめの砂利を敷けば、さらに雰囲気が出そうです。
ガーデニングや家庭菜園をされている方がいらっしゃったらぜひ。
小枝を工夫する事も考えたら楽しそうですよ。可能性は広がる~。
麻紐でしばるだけ。
長さも自由自在ですから。