イベント
大量の戦車が整然と展示されるロシアの「Patriot Park」と,なんといってもマウス重戦車が魅力の「クビンカ戦車博物館」に行ってきた
「World of Tanks」(PC/PlayStation 4/Xbox One)のファンなら大好きな戦車が多数展示されており,さらに,航空機やロケットなどの展示もある。
「World of Tanks」公式サイト
だが,事情に詳しい人ならご存知のとおり,クビンカにはもともと「クビンカ戦車博物館」という施設があって,三度のご飯より戦車が大好きな4Gamerの編集者など,クビンカを複数回も訪れているという。そして,Patriot Parkに展示されている戦車は,このクビンカ戦車博物館から順次移送されているというのだ。
このため今,特定の戦車を目当てにクビンカ戦車博物館に行くと,「展示されていると聞いていたのに,ないじゃないか!」という事態に陥る可能性がある。とはいえ適宜移送中でもあるので,Patriot Parkに行っても「クビンカ戦車博物館から移されたと聞いていたのに,ないじゃないか!」という状況に陥る可能性もある。
このジレンマに対するWargaming.netの解答は,「だったら両方見ればいいじゃないか」という,実にシンプルなもので,両方見るという大胆な企画が立案された。「World of Tanks」最強チームを決める世界大会「The Grand Final 2017」の日程に合わせてプレスツアーが開催されたので,以下,その模様を写真を中心にお届けしたい。
関連記事:
「World of Tanks」の世界大会「The Grand Finals 2017」の決勝戦がモスクワで開催。ドラマチックな展開と様変わりしていくゲームの現状が見られたイベントの模様をレポート
「World of Tanks」の世界大会決勝戦,The Grand Finals 2017のプレスカンファレンスをレポート。9.19アップデートでランク戦が実装
ちなみにクビンカ戦車博物館の場合,館内の表示がすべてロシア語なので,筆者の知識では「これは何?」となってしまう車両が少なくないことをあらかじめおわびしたい。一方,インバウンドの取り込みも狙っているらしいPatriot Parkには,英語で解説してくれるガイドさんもいるので,外国の旅行者にとって優しい。
Patiot Parkの展示(戦車のみごく一部)
まずは,Patriot Parkで見ることができた戦車だ。繰り返すが,展示の戦車は移送中であり,今後,展示内容が変わる可能性もある。また,掲載したのはその展示品のごく一部で,ソビエト時代のさまざまな戦車は非公開の別棟にあるという。
イタリアのC.V.35 |
KV-85 |
SU-76M |
駆逐戦車ヤークトパンター |
九七式軽装甲車 テケ |
九五式軽戦車をベースにした車両 |
九七式中戦車 チハ |
九五式軽戦車 ハ号 |
そして舞台はクビンカ戦車博物館に
Patriot Parkからバスで移動することしばし,プレスツアーは続いてクビンカ戦車博物館へと向かった。かなりの数の戦車がPatriot Parkに移動してしまったので,マウスが置いてあるドイツ棟はガラガラ感が強かった。
V号戦車パンター |
III号戦車 |
スウェーデンのStrv.74戦車 |
同じくスウェーデンのStrv.103主力戦車 |
「World of Tanks」公式サイト
というわけで,ごく一部だが,Patriot Parkとクビンカ戦車博物館の模様をお届けした。筆者の考えるに「よい展示状態で,とにかくたくさんの(とくにソビエト時代の)戦車が見たいならPatriot Park」で,「マウスやカールが見たいならクビンカ戦車博物館」という状況だと思う。
ただ,マウスやカールを筆頭に,アメリカ,イギリス,フランスの戦車といった面々もいつPatriot Parkに移動してしまうか分からないので,このあたりは結局,どちらかではなく両方行くような計画を立てたほうがよさそうだ。どちらも真剣に見て回ると1日以上かかるので,2日間は必要だが,クビンカ周辺にこれといった宿泊施設がないのが難点だろう。
交通機関としては,モスクワからクビンカまで電車が走っており,そちらを使ったほうが無難なように感じた。今回はバスで移動したが,途中で渋滞につかまると大変なことになりそうだ。電車の乗り降りが難しいならUberなども考えられるが,ただし,クビンカからの帰りにUberがつかまるかどうかは未知数だ。
筆者は実を言うと,「クビンカではマウスが見られるけど,まあしょせんマウスだしなあ……」という先入観を持っていた。だが実際に実物を見て受けた印象は予想と大違いで,簡単に言ってすごいな,に尽きた。なるほど,大きな物体が与えるインパクトは凄まじい。
というわけで,けして日本から簡単に行ける場所ではないものの,もしクビンカ戦車博物館周辺に行くことがあれば,ぜひマウスは見てほしい。「こんなのを作って,何をするつもりだったんだ」「こんなの作ってる場合じゃないだろう」という常識的な思いと同時に,「なるほどこんなのが実際に動いたら『これで戦況は一変する』みたいな妄想を(一瞬なりとも)抱いちゃうかもなあ」という感慨も湧き上がる,素晴らしい逸品と言えるからだ。
- 関連タイトル:
World of Tanks
- 関連タイトル:
World of Tanks
- 関連タイトル:
World of Tanks
- この記事のURL:
キーワード
(C) Wargaming.net
(C)2009-2015 Wargaming.net 2013 Wargaming.net LLP. All rights reserved.
(C) Wargaming.net
- ボールを増やして巨大なヘビと化せ! 「Snake VS Block」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第1461回
- 【月間総括】問題は形? ゲーム機が売れる要因をもう一度考える
- 大量の戦車が整然と展示されるロシアの「Patriot Park」と,なんといってもマウス重戦車が魅力の「クビンカ戦車博物館」に行ってきた
- 4Gamerの1週間を振り返る「Weekly 4Gamer」2017年6月24日〜6月30日
- 「DFF オペラオムニア」でシナリオ8章が配信。ライトニング,パパリモ,カイエンが登場
- レベルファイブのスマホ向けアプリ「イナズマイレブン エブリデイ!!+」の配信がスタート
- “ダンまち”のARPG「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか インフィニト・コンバーテ」が発表。ティザーサイトとCM映像が公開
- 「Fate/EXTELLA」,Nintendo Switch版のTVCMが放送開始
- 「とある魔術の禁書目録 頂点決戦II」,イベント「とある少女の南国漫遊」を実施
- 【PR】これをクリアできる先生はいるのか……!? 「放課後ガールズトライブ」で大型アップデート“魔女の讃美歌”が解禁