都議選大敗 安倍首相「深く反省 初心に立ち返る」

都議選大敗 安倍首相「深く反省 初心に立ち返る」
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東京都議会議員選挙で、自民党が大敗してから安倍総理大臣が初めて記者団の取材に応じ、今回の敗因には、政権の緩みに対する有権者の厳しい批判があったとしたうえで、深く反省し、初心に立ち返って信頼回復に全力を挙げる考えを示しました。
2日、投票が行われた東京都議会議員選挙で、自民党は選挙前の57議席から半分以下の23議席にまで減らし、過去最低を大きく割り込んで大敗しました。

安倍総理大臣は3日朝、総理大臣官邸で、選挙のあと、初めて記者団の取材に応じ、「大変厳しい都民の審判が下された。自民党に対する厳しい叱咤(しった)と深刻に受け止め、深く反省しなければならない」と述べました。

また、今回の敗因について、「政権が発足して、すでに5年近くが経過している。その中で、『安倍政権に緩みがあるのではないか』という厳しい批判があったのだと思う。そのことは、しっかりと真摯(しんし)に受け止めなければならない。われわれが政権を奪還したときの初心に立ち返って全力を傾けていく決意だ」と述べました。

さらに、安倍総理大臣は国政への影響に関して、「国政には、いっときの停滞も許されない。内外に課題、問題は山積している。こういう時こそ、私たちは一層、身を引き締め、反省すべき点は反省しながら、謙虚に丁寧に、しかし、やるべきことはしっかりと前に進めていかなければならない」と述べました。

そのうえで、「今後、党一丸となって、しっかりと体制を整え、結果を出していくことによって国民の信頼を回復していきたいと決意している」と述べ、信頼回復に全力を挙げる考えを示しました。