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アガルタ感想(ネタバレ)

全体公開 2017-07-02 23:37:06 212views

不夜城キャスターのあれとかマシュのあれとか含め諸々


マッシロイも言っていたけどアガルタが「女上位」だった理由って結局自覚もないままシェヘラザードが男を恐れていたからなんだろうなあ
王=男=死
って。
あそこまで尊厳も何もないほどに管理しないとシェヘラザードは安心できなかったんだな、と思うとただもう哀れで。
それほどの恐怖を感じた彼女の生前についてはマッシロイの言うとおり誰も理解できない、つまり誰も何も言えない。
もう一つ、各地で荒れに荒れているシェヘラザードのソロモンへの「うらやましい」発言。
そんなおかしいとは思わない。
あれが人理焼却に関わったものと知識で知るだけの者の違いじゃないかな。
もっというならソロモン=ロマニという人間を知るものと知らないもの。
ぐだたちはロマニとして生きた10年を少しだけでも知っている。
あの選択をするに至って、した時にロマニがどんな顔をして何を語って。
そして消えたかを知っている。
だから「羨ましい」なんて言えないし、。その言葉を許せない。
だってあの消滅は手段として選ばざるを得なかっただけで、決してロマニが望んだものではなかったから。
でもシェヘラザードは知らない。
しかも彼女は「もう死なない」ために消えたい。
そんな彼女からすればソロモンのあれは「羨ましい」としか言いようがない。
その言葉に誰が怒ろうが、「あなたは私の恐怖を知らないから」と切り捨てることもできる。
ダヴィンチちゃんの言葉もさしておかしくない気がする。
ロマニは「消えたい」と願ったわけではないけど、彼の目的はあれで確かに果たせている。
彼自身が果たしたわけではないけど、あの時ロマニは疑うことなくこれで救われる、と確信していた。
ロマニが「生まれた」ときからずっと抱いていた願い、人理焼却の阻止は確かに果たされている。
ソロモンの願いに至ってはもっとシンプル。
彼はすでに聖杯によって「人間になりたい」という願いを叶えている。
と考えれば、確かに客観的にに見ればソロモン=ロマニは願いを叶えきって満足して座から消滅している。
満足した、がイコールで未練がない、ではない前提でだけど。
マシュの怒りも、彼が親代わりにも等しかった、と言えばそりゃ怒る。
あとね。ぐだがぶれた、とか見るけど。
あのマシュの「逆鱗に触れた」って言葉、ぐだは肯定してない。
否定もしていないけど、あの言葉が「ぐだにとっても」逆鱗だった、とは言っていない。
怒ってはいた。当然だよね。背景知っていればあの言葉は確かにロマニへの侮辱でしかないから。
殴らせろ、とも言った。
でもマシュの言葉に、「そうだ」とは言っていない。
マシュが自分とぐだを同一視しすぎじゃない?という疑問は残るけど、ぐだについてはやっぱりおかしくない気がする。
というか、ぐだがむしろ感情の振れ幅が少ない気がして怖い。
許せない、とか止めないと、ってことはあっても怒る、とかが描写されていない気がしてならない。
シェヘラザードについても怒っていたけど、ブちぎれ、とかってレベルではないような。
シェヘラザードはどんな犠牲を払うことになっても「死にたくない」と願ったけれど。
同じようにぐだは「人理維持」のためにはそれこそどんな犠牲を払ってもいい、と無意識でも考えている気がする。
でないとあそこまで同意もなくシェヘラザードの願いを聞く耳も持たず切り捨てた理由が見えない。
ライターが違う、と言われればそれまでだけど。
モリアーティにさえ彼の行動は阻止してもああまで手を伸ばしたぐだが、シェヘラザードには取りつく島すらなく全否定、っていう理由が見えない。
そしてそうだとすると。
ここまでぐだを追い込んだのって言うまでもなくカルデアで。
つまりはダヴィンチちゃんだったりマシュだったり。

ロマニなんだよなあ、って。

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十夜@旬ジャンルこわい
オルフェンズにドボン、オルミカにドボン。昴新赤コ高金はかわらず鍵の中。鍵つきはyato_yato_moonです。
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