検索サポーター

情報、人を「検索」から集めることをテーマに、WEBの情報(主にSEO、SEM)を積極的に発信しています!


スポンサーリンク


【書評】「できる逆引き Googleアナリティクス Web解析の現場で使える実践ワザ240」でアクセス解析を向上させよう!

※ 私の読みたかった、欲しかった書籍「できる逆引き Googleアナリティクス Web解析の現場で使える実践ワザ240 ユニバーサルアナリティクス&Googleタグマネージャ対応」を、出版社(株式会社インプレス)より献本いただきました。その書評エントリーです。


今日はいつもと違い、当ブログでは初の試みとなる書評エントリーを書いてみます。


サイト(ブログ)を運営している方であれば、ほぼ導入しているであろうアクセス解析ツールのGoogleアナリティクス。

 

(もちろん私も当ブログはもちろん、管理、運営してるサイトには全て導入しています。)

 

しかし、Googleアナリティクスを導入してはいるものの、チェックしているのは日々のPV数、検索キーワード(クエリ)ぐらいという人は多いのではないでしょうか?

 

もっと使いこなしたい、色々な観点からデータを分析してサイトのアクセス数を増やしたいと思ってはいるけれど具体的にどうすればよいか分からない…

 

また、多くの書籍は初心者向けの基本的な操作方法は書かれているけれど、自分が望むサイトの改善案につながることは書かれていない…

 

そのような思いを抱え、もどかしく感じている人も多いのではないでしょうか。

 

そんな悩みを解消してくれる、ぴったりの書籍が「できる逆引き Googleアナリティクス Web解析の現場で使える実践ワザ240 ユニバーサルアナリティクス&Googleタグマネージャ対応」です。

 

私ももう一度しっかりとアクセス解析を学びたい、Googleアナリティクスの操作を復習したいという気持ちで本書を手にしました。

 

 

使えるワザが沢山あります。:書籍の表紙の写真

使えるワザが沢山あります。

 

「知りたいこと」基準で調べることができる

本のタイトルにも含まれている「逆引き」という言葉からも分かるように、この書籍はGoogleアナリティクスの辞書として使うことが出来る書籍だと言えます。

 

基本的な用語の意味を理解できるように丁寧な説明、図や表が記載されていることはもちろん、自分が分析したいこと(ユーザー、サイト内行動、コンバージョン…etc)、知りたいことを基準として調べることが出来るのです。

 

例えば、「新規ユーザーとリピーターの振る舞いの違い」、「デバイス別の振る舞いの違い」。

 

「企業ドメインやその他のドメインからのアクセスは何を求めているのか」の確認。

 

「表示に時間がかかっているページを知る」など、多くの知りたいことについて具体的な操作方法が書かれています

 

つまり、あなたの知りたいこと(分析したいこと)について書かれている書籍なのです。

 

こういったハウツー本は自分の知りたいことがなかなか見つけられずに理解もできない、そこに至るまでには最初から読み進めていかないといけない書籍も多いですが、この書籍は辞書のように使うことが出来るので読みたいところから読めて、とても使い勝手が良いと言えます。

 

Googleアナリティクスをもっとうまく活用することができる

この書籍はGoogleアナリティクスの事だけに限るのではなく、Googleアナリティクスをもっとうまく活用するノウハウについて書かれているのも特徴です。

 

例えば「メールマガジンの効果測定」や「内部バナーのクリック数」、「外部リンクのクリック数」や「ページのスクロール位置と滞在時間」など、Googleアナリティクス上での操作というよりも、更に有効なデータ取得のためのタグやパラメーターの設定方法についても書かれています。

 

更にGoogleタグマネージャーの応用方法についても書かれているので、タグやパラメーターの概念についてもしっかり勉強することができる、理解を深めることができる書籍です。

 

タグやパラメータの意味を理解してかつ実装、実施すればサイト施策についての成果を正確かつ詳細に測ることに繋がるので、アクセス解析の正確性が大幅に増すことになります。

 

正確性が増すということは、サイト施策の再現性を高めることにもなるのです。

 

わかりやすく図解されています。:書籍を開いた写真

わかりやすく図解されています。

 

マーケティングを知ることで正確な分析が行える

他にも「KPIの設定方法」や「外部データ(天気や人口)との連携」など、アクセス解析というよりもマーケティングの知識、考え方についてもしっかりとした説明がなされています。

 

※ KPI、マーケティングについては以下のエントリーも参考に。

【コンテンツマーケティング】成果を明確にするためにもKPIを決めて報告しよう - 検索サポーター

 

(これは書評ではなく私の意見ですが、)マーケティングの知識、考え方を知れば、アクセス解析の本質、目的は「ただデータを集めて眺める」ことではないと分かります。

 

その集めたデータを元に改善案を出すのはもちろん、仮説を立てて検証する、結果を確認することこそがアクセス解析の本質、目的だということも理解できるでしょう。

 

また、アクセス解析は同じデータを元にして分析を行っても、視点を変えることで導き出される結論は変わってしまうこともあります。

 

特に分析をするにあたって結果ありきで考えてしまうと、逆算して辻褄を合わせてしまうため、間違った結論を導き出してしまいます。

 

こうして得られた結論は正確性も再現性もないので注意してください。

 

緻密な分析を行いたい人にはおススメ

本書は初心者はもちろん中級者、上級者などこれからガッツリとアクセス解析に取り組みたい、更に深く緻密な分析を行いたい人にはおススメの書籍です。

 

初心者は最初の基礎知識、導入、設定をしっかり行うだけでも十分なデータを取得できます。

 

むしろ上を目指す、中級者、上級者を目指して自分の目的に合わせてGoogleアナリティクスをカスタマイズして分析を行うと共に、本書をあなたの目的を達成するための助けとして活用しましょう。

 

できる逆引き Googleアナリティクス Web解析の現場で使える実践ワザ240 ユニバーサルアナリティクス&Googleタグマネージャ対応

できる逆引き Googleアナリティクス Web解析の現場で使える実践ワザ240 ユニバーサルアナリティクス&Googleタグマネージャ対応

 

 

 

…ちなみに本題とは全く関係がありませんが、当ブログ『検索サポーター』が去る2017年7月1日に開設三周年を迎えました。

 

一年前に自分の書籍を出版してからは順調に仕事が増え、今まで以上に時間の余裕がなくなってしまったため、頻繁にブログ更新することが難しくなっていますが、これからも当ブログは続けていきます。

 

(地味に過去のエントリーをリライトしていますので、お暇になときは過去エントリーも読んでいただけると幸いです。)

 

今後も『検索サポーター』をよろしくお願いいたします!

 

Copyright © 2017 サーチサポーター All rights Reserved.