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 落選した自民党の候補者からは、国政での逆風について言及が相次いだ。

 「すみません。私が至らずに」。中野区選挙区(定数3)で6選を逃した都議会議長の川井重勇氏(69)は事務所に集まった支持者に頭を下げた。川井氏は昨年8月、都知事選で初当選した小池百合子氏が就任あいさつで議長室を訪れた際にツーショット写真を拒み、「因縁の関係」になっていた。

 川井氏は「街頭や朝立ちをしていると、党に対して罵声を浴びせる人がいつもの選挙より多かった。報道されているような問題全部が自民全体への逆風だった」と振り返った。

 現職の後継として立候補し、落選した昭島市選挙区(定数1)の中村豪志氏(41)は「執行部は反省すべきは反省し、改善するという姿勢を明確にしてほしかった」と苦言を呈した。

 告示前、自民党は都議会127…

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