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(鈴子)何か 楽しいことがあるといいねえ みね子にも。
(宗男)わ~ わ~! わ~ わ~!
(みね子)ん?
(宗男)「ビートルズ ガ ヤッテクル」。
(鈴子)何? どうしたの?
♪~
(ギターの音)
♪「Pon pon pon…」
♪「愛の言葉をリル」
♪「シャイなハートがドキドキ」
♪「あの日観てた“サウンド・オブ・ミュージック”」
♪「瞼閉じれば蘇る」
♪「幼い頃の大事な 宝物だけは」
♪「ずっと この胸に抱きしめて来たのさ… Ah ah」
♪「夜の酒場で Lonely」
♪「あの娘 今頃どうしてる?」
♪「さなぎは今、 蝶になって」
♪「きっと誰かの腕の中」
♪「肩寄せ合い 声合わせて」
♪「希望に燃える 恋の歌」
1966年 昭和41年 4月26日の夕刊に第一報そして 翌日の朝刊にて ザ・ビートルズの来日公演が発表されました。
♪~
(宗男)居でも立っても 居らんねえ…。
居でも…。
居でも 立っても 居らんねえ…。
居でも 立っても 居らんねえ…。
(たたく音)この胸の高鳴りを!
(たたく音)
わっ!
畑いねえと思ったらやっぱし こごが。
やっと 登場しましたね。
だって おめえ 来んだよ 日本に!(滋子)誰が?
んだから さっきから言ってっぺビートルズだよ ビートルズ!
どこさ?どこさって 日本だよ!
茨城に来んのが?来ねえわ 来るわげねえわ!
じゃ 関係ねえべ。いやいや 関係ねえって おめえ…。
ビートルズは 俺にとっては…。
やっぱ 壊すが? ここ。
いやいや いやいやいや!ダメだよ! 何 言ってんだ!
こごは俺にとっては 大事な世界と交信する場所なんだからね。
できれば ずっと 俺はこごに 一人でいたいっていうか。
あ?あっ あっ ごめんなさい。
怖すぎだ おめえ。
やっか?やりません。
ビートルズは イギリスか…。
あら 今とってもかわいい顔でしたね。
それにしても 宗男さんバイクにも イギリス国旗。
ビートルズも イギリス。
何か特別な思いがあるんですかねぇ。
(元治)「ビートルズ ガ ヤッテクル」?
面白い人なんですよ宗男さんっていうんですけどうちの村から 5キロくらい離れだとこに住んでんですけど…。
あっ えっと お父ちゃんの弟で変な服 着て 変な頭していっつも笑ってて声が でっかくて。
…で あの お父ちゃんが出稼ぎ行ぐようになってからよく うぢに手伝いにとか様子 見に来てくれて…。
あっ あの変なバイクで! アハハハ!
(省吾)変ばっかりだな。(笑い声)
はい。いい人なんです 大好きで。
フフフ!
でも 「ビートルズがやって来る」ってどういう意味なんですかね?
意味が分がんないですよね?
ねえねえ たまには 休憩時間裏で みんなで甘いもんでも食べようか?
(高子)あ~!(省吾)いいね 天気もいいし!
そうしよう! みね子。ヒデと2人で柏木堂で あんみつ。
はい!(秀俊)はい!
う~ん!うまい!
♪~
(柏木)悪いねぇ 鈴ちゃん。助かったよ 今日 暇で暇でさ。
全然 売り上げ 上がんなくて困ってたのよ。
なぁ ヤスハル。(ヤスハル)あぁ。
そりゃ よかった。ちょっと 腹立つけどね。
(笑い声)あるよね そういう時って。
(五郎)あるな。(安江)ある! 最近 多いのよね。
やめろよ お前そんな景気の悪い話。
そっか そうだね。(五郎)そうそうそう。
(元治)何だ ヤスハル一人だけ ところてんかよ。
しょうがねえだろ。
いるんだよなぁ。
何か 食いに行ってみんな同じもん 注文してんのに一人だけ違うもん 頼むやつ。
悪いな ごめんな。甘いのが苦手でさ。
(ヤスハル)息子の代わりに言うな。ハハハ!
でもさ一人だけ違うの 食べてると何か 妙に気になるっていうか羨ましいっていうの あるよね。
あるある あるある!あっ 覚えてる? みね子。
おとといだったかな 5名様でみんな ポークソテー 頼んでるのに一人だけ カレーライスで。
覚えてます 覚えてます!うんうん。
(秀俊)どういうことですか?それがさ。
カレー おいしそうだな。うまそうですなぁ。
おいしい?私にも頂けますかね?
(笑い声)あるね。あるある。
ありますね。
何だよ?
(笑い声)
ビートルズがぁ。
好きですか? 高子さん。
知らないんだけどさでも 外国人ってちょっと苦手だな 私。
でも かっこいいらしいよ。お客さんの女の子たちが言ってた。
そうなの? じゃ 好き。
だよね~。いい男に国境なんてないよね。
(五郎)何だよ お前 それ 亭主の横で。
(ため息)
これじゃなきゃ 誰でもいいわ。何だよ。
ビートルズねえ。好きですか?
いやいや俺は ああいう うるさいのは。
(五郎)俺もダメ。
(元治)やっぱり日本人は 日本の歌じゃないとね。
俺は外国の歌は嫌いじゃないけどでも ああいうガチャガチャしたのはちょっと苦手かなぁ。
ちょっと やります?あれ? そういうこと言う?
ちょっと~。シェフ。
そうか? 酒も飲まずに?
(元治)日本人は!
いくよ! ワン ツー スリー フォー!
♪「ドゥパーパ ドゥパドゥパ ドゥパララパパ」
♪「七色の虹が 消えてしまったの」
♪「シャボン玉のような あたしの涙パラバパパ」
♪「あなただけが 生き甲斐なの忘れられない」
♪「ラブユー ラブユー 涙の東京」
(拍手)
いっちゃん よかったよ。(元治)よかった よかった。
(笑い声)
ヒデ!何で お前 参加しないんだよ?
しませんよ。
ヒデさんは 音楽は?いや 俺は…。
えっ? でも お前時々 歌ってんだろ 加山雄三。
えっ? 歌ってませんよ。俺も聴いたぞ ヒデ。
ソース 混ぜる時 時々 歌ってる。な?
そうです ソースの時です 決まって。
え~?本当ですかぁ?
 回想 ♪「二人を夕やみが」
♪「つつむ この窓辺に」
♪「恋する この胸は 星…」
♪「炎と」
ヒデ ちょっと歌ってみな!嫌ですよ 絶対!
じゃ 俺 歌おうかな。「幸せだなァ……」
あんたは いいよ。(元治)何だよ 早いんだよ。
(柏木)ヤスハルさ結構 好きなんだよね ビートルズ。 な?えっ?
俺の代わりに言うなって!好きなんですか?
まぁな。へぇ 何で好きなんですか?
あれはさつまり 音楽の革命というか…。
でもさ 何かさ日本の若い兄ちゃんがさ何か まねしてやってんだろ。あれ やだね。
(五郎)なるほど 分かるよ。(省吾)いいんじゃないか。
まねから始まって 日本流に自分たちでやっていけばいつか それが本物になるんだよ。
洋食屋だって そうだろ。あ…。
なるほど。そのとおりだね。
(柏木)相変わらず省ちゃん いいこと 言うなぁ。
あっ そう?羨ましいよ。
(元治)何が?
いや 俺もさふだん おちゃらけてるけどいざという時にいいこと言う人になりたいのよ。
でもいいことが思いつかないのよ。
だろうね。「だろうね」って 鈴ちゃん。
(鈴子)あれなんでしょ?若い女の子に人気あんでしょ?(省吾)らしいね。
すごいらしいっすよ。もう キャーキャー言っちゃって。
(鈴子)じゃあ きっと いいもんだね。どういう意味ですか?
いや 私はビートルズなんて知らないけどねでも いつの時代でもね若い女の子が夢中になるものは本物なんだよ。女の子はね いいものを嗅ぎ分ける力を持ってるのよ。理屈じゃなくてね。
だから きっと それはいいものだ。
(柏木)俺 そういうのが言いたいんだよな。
でも 出てこないんだよなぁ。だろうね。
(笑い声)
<お父さん。宗男さんの電報が何だか 楽しい風を運んできてくれたみたいです。だから ビートルズのことは全然 分かんないけどきっと 楽しいもんなんだろうなと思いました。お父さん。ビートルズがやって来るそうですよ>
(祐二)最近 よう ラジオで流れとっちゃね。
本当ですか?はい。 な?
(啓輔)うん 好きやちゃね。何や 元気が出るっていうか。
漫画もね 何や 進むがですよ。
そうやよな。何や リズムに乗るっちゅうかな。
(早苗)まぁ 進むのと面白いかどうかはまた別だからな。
えっ?そうながですちゃね…。
(早苗)ビートルズねぇ。好きですか?
うん 私は リンゴがいいな。りんご?
りんごではない リンゴ。
すみません。
(早苗)まぁ 恐らく 今と同じ会話が日本中のどこかで交わされてんだろうね。あぁ やだやだ。すみません。
(島谷)確かに そうかも。島谷さん お好きですか?
う~んどちらかというと苦手かなぁ。
クラシックとかの方が好きだから。
へぇ。ふ~ん。
あっ でも 一曲だけ。
「Yesterday」という曲だけは美しいなと思う。
とても すばらしいと思う。歌詞も とても すてきだし。
どんな歌詞なんですか?
う~んとね。
男が 去っていった恋人のことを歌ってるんだけどそれだけじゃないっていうかもっと全てのことに通じるというか。
はい。
大切な人が 突然目の前から いなくなってしまう。
悲しいことは 突然 やって来る。
どうしていなくなってしまったのか分からない。
(島谷)昨日は あんなに楽しくて全てが輝いていたのに。
♪~
…っていうような曲なんだ。
あっ! あっ いや… ごめん…。
何か…。
♪~
<お父さん…。何だか分がんないけどビートルズって すごいです。イギリスの人なのに私の気持ちも分かってしまうんですね>
本当に 大丈夫ですから。いやいや 本当に ごめんね。
♪~


10:45 PM - 27 Jun 17 via Twishort web app

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