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 小池氏が「都議会のドン」と批判した内田茂・前自民党東京都連幹事長(78)の地元、千代田区。小池氏と内田氏の「代理戦争」として注目されたが、都民ファースト新顔の樋口高顕氏(34)が自民新顔の中村彩氏(27)を破った。

 樋口氏は午後8時すぎに「当選確実」が伝えられ、選挙を支えた千代田区の石川雅己区長と握手。支援者から拍手を浴びた。小池氏の衆院議員時代の事務所にいた元インターン生。「都政を変えるため、小池知事と石川区長の橋渡し役となりたい」と述べた。

 中村氏は、引退する内田氏の後継候補だった。自民党の公募に応じる前は小池氏の政治塾の塾生。都民ファーストを「自分の利益を求めて入る団体になった」と批判したが、「残念な結果に終わった。敗因は風だとか報道のせいとかいろんな見方があるが、私の不徳の致すところ」と語った。