2/2
第一章 ~期待外れの幻想郷~
こうして俺は転生した。
異世界の定番と言ったら中世ヨーロッパ風の世界だか...
「いや、ここどう見ても江戸時代の日本風の世界感なんだか...」
まず、この世界が何て言う世界なのかは知っておかないとな。
「ここってどこなんですか。」
「は、ここは幻想郷の大賀の町だよ。全くあんたはなに聞いてくるのさ。」
どうやらここは幻想郷と言うらしい。まず初期装備がジャージだけしかない俺に行くところは一つ!教会だ。
「でも、この世界に教会なんてなさそうだしな~...あっ、そうだ! すいませーんこの近くに神社とかありませんか?」
俺は町の人に聞いた博麗神社に着いた。
「今日は、ここに泊めてもらうか~ すいませーん」
...返事は無い
「す、すいませーん!誰かいませんかー?」
すると奥から紙飛行機がきて、
『お参りはセルフサービスです』
「セルフサービスって...おい!いるなら出てこーい!」
すると奥から可愛らしい人が、
「ああん、何か用?お賽銭入れないなら帰ってくれるかしら。」
前言撤回します。
「あの、俺遠くの国から来たもので今夜ここに泊めてもらえませんかね...」
「はあ?なんであんたみたいなやつを止めなきゃいけないのよ!」
なんだこいつ性格わるっ!
「お願いします!何でもしますから!」
「...今、何でもするっていったよね?」
あ、ヤバイかも......
「家で働いてもらうのと町で働いて金稼いでくれたらいいわよ。」
なにそれキツっ!でも今更ノーとか言ったらどんなことになるのやら...
「はい、は、働きます!」
「ふむ、いい心がけね。今服を渡すね。」
わあ、こいつ働くとか言ったら急に態度変わった。こわー
俺に渡されたのは、どう見ても巫女服だった。
「えー、これって巫女服ですよね。」
「下黒だしいいじゃない」
そういう問題じゃねえんだよ!
「自己紹介が遅れたわね、私の名前は博麗霊夢。」
「俺の名前は中山 次郎、ニー太郎って呼んでくれ。」
「これからバリバリ働いてねニー太郎君」
「お、おう。」
そうして期待外れな俺の異世界生活第一章が始まった!
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。