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プロローグ:紙芝居屋の冒頭挨拶
さあさあ、みなさん
行く人、来る人、お暇な人、
是非是非足を止めて
お読みになってくださいな♬
これから語ります物語は、Gung Ho Gamesのオンラインゲーム「エミルクロニクルオンライン(通称:ECO)」を題材とした二次創作にしてオリジナルな小説。
2017年8月31日をもってエミルクロニクルオンラインがサービス終了となった為、ECO SNS内で投稿していた小説を「小説家になろう」へ移籍する事にしました♬
物語の始まりは、ECO内のストーリーイベント、知る人ぞ知る"空飛ぶ工房フシギな武器"の完結から約2年程の歳月が経っております。
この小説内でのメインストーリーやサブイベントは既に別の冒険者によって完結しており、オリジナルなストーリーを加えた"その後"としてお送りしま~す♬くすくす
更に、SNS上に掲載しておりましたストーリーは、本サイトへの移行の折に大部分が修正・変更にてリニューアルされておりますので、SNSで見て頂いた方も、これから初めて見て頂く方にも、出来る限り解り易く、エミルクロニクルオンラインの世界を語って行きますよ~♬
それでは先ず、みなさんにはこのエミルクロニクルオンライン サードエンブレム物語を語る上で重要な部分を示す”サードエンブレムの伝承”についてご説明しましょう♬
<サードエンブレムの伝承>
――始まりは闇だった――
永遠とも言える時間の中で、闇は孤独から哀しみの雫を流した。
雫は光となり、光は自らを砕いて闇に広がった。
砕かれた光は星となり、孤独に哀しむ闇を暖かく包んだ。
闇を哀しませぬように、星達は互いにぶつかり合い、破壊の唄を奏でて楽しませようとした。
星達の衝突によって生まれ出た光は、闇の心を晴らし、喜び、楽しんだ。
孤独から解放された闇は、喜びの雫を流した。
喜びの雫は星達に創造の力を与えた。
創造の力を得た星達は、それぞれ異なる力を持って世界を創った。
その世界に生命が誕生し、進化と発展の知恵を授けた。それと同時に、生命の始まりと終わりを司る存在を生み出した。
知恵を得た生命は繁栄と争いに溢れていた。
ある時、生命は世界を騙して星に近付いた。
生命は星の力を手に入れて、己の欲望のままに力を振るった。
欲望のままに力を振るう生命を止める為、他の星達は生命達に力を貸した。
争いは長く激しく続き、新たに生まれた数々(かずかず)の生命を犠牲にした。
闇は自ら生まれ出た存在達の争いに、再び哀しみの雫を溢した。
雫は光と共に世界全てを飲み込み、無に還した。
星達は闇を哀しませないよう、何度も何度も世界を創りながら闇を楽しませるが、生まれ出た生命達は必ず争いに発展し、その度に闇が哀しみの雫で無に還った。
星達は闇を哀しませないように再び世界を創り、自らが生命達を監視する存在となった。そして、生命達を始まりと終わりを司る存在の枠に留めた。
創造を繰り返した星達は全ての力を使い切り、小さな光となって眠りについた。
小さな光は生命に宿りて、再び目覚める刻を待つ事にした。
光は生命達に"始まりの紋章"と名付けられ、宿る時に放たれた数々の光の欠片もまた、生命達に大きな力を与える紋章となった。
――――どれだけの時が過ぎたのか、生命達の存在するいくつもの世界は、エミル世界、タイタニア世界、ドミニオン世界等、様々な種族が生まれ、育ち、世界毎で異なる生命と発展を遂げていた。
永い永い時の中で、繰り返される生命達の争いは、いつか再び闇の哀しみの雫により無に還る日が来るのだろうか……
え~………これが、世界に語り継がれる”サードエンブレムの伝承”ですよ~♬
怖いですね~、恐ろしいですね~♬
語り手である私も、この星の力によって生まれた末端なんですね~♬
ちなみに、闇とは、あらゆる存在物を包容する無限の空間と時間の広がりを差しています。
さてさて、みなさんには何を差しているのか解りますかね~?くすくす
星とは、元は一つだったのですが、散り散りになりました。闇の"喜びの雫"により創造の力を得た星達は後に"星の創生を司る紋章"と呼ばれるようになるので~す♬
そして、私達の世界と言うのは、星の数だけ様々な次元世界が作られましたが、その全てが同じ終焉を迎えていました。
後にエミル世界、タイタニア世界、ドミニオン世界と、未だ語られていない少数の次元世界だけが残り、星達はその残された世界を創造する為に大部分の力を使い、各世界へと散り散りに分かれて眠りにつきました。
その星こそが"サードエンブレム"と呼ばれるようになった訳ですね~。
怖いですね~、恐ろしいですね~♬くすくすくす♬
あらあら………サードエンブレムって三番目の紋章と言う意味じゃないか…ですか?
焦らない焦らない♬物語を紐解けば、ちゃ~んと理解出来ますよ♬きっとね♬
それではそれでは、前置きはこれくらいにして、本編を語りましょう、紡ぎましょう♬SNSでは終わりを紡がれなかった"あの物語"を、今度こそ、このサイト(世界)で語り継いで見せましょう~♬
あなたは、この世界の物語を見た"証人"となるので~す♬
くすくすくす……
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