2015年8月3日(月)~8月28日(土) の約1ヶ月間、
ワークショップ「いえづくり教習所」に参加してきました。
いえづくり教習所とは
「いえづくり教習所」は、自分で家をつくるために必要な建築知識と大工技術を身に付けることができる実践的なスクールです。公式サイト:http://iedukurischool.strikingly.com/
メンバー全員で実際に家(スモールハウス)を一棟建てながら、
建築士による法規などの座学から、プロの大工技能士による実技を学べ、
そして希望者は卒業後に大工見習いになって移住の道を選ぶことができたりと、
めっちゃ至れり尽くせりな感じです。
高知への移住希望者として「これは応募せざるを得ない!」と思って、
先日の応募開始日だった4/20(月)はPCの画面に張り付いて
9:00の受付開始と同時に申し込みました。
ちなみに抽選だったので最短で申し込んだ意味はないです。はい。
でも熱意が伝わって当選したのではないのでしょうか?なーんて勝手に思っています。
あ、そうそう、開催場所は高知県安芸郡安田町です。
8月は基本こちらで過ごすことになります。
その間の平日は最寄りのシェアハウスにて過ごし、
土日は転居先に戻るという感じの生活になりそうです。
とにかく楽しみで仕方がありません!
参加に至るまでの経緯
過去記事リライト。会社員時代はこんなスケジュールでした。よくこんなのを10年続けてましたね…。|31歳独身男。朝起きてから眠るまでの、ぼくの働き方・過ごし方 - 人生ドロップアウトドア https://t.co/YdqiQMhehc pic.twitter.com/A3iHZK49L7
— ぴーすけ@古民家DIY (@pskpsk1983) 2016年9月15日
本日で有給休暇の消化を終え、正式にトヨタ自動車を退職いたしました。 - pskのblog http://t.co/c069JKeif2 pic.twitter.com/PYTfwzx5Eh
— ぴーすけ@古民家DIY (@pskpsk1983) 2015年7月2日
ぼくが愛知のトヨタ自動車を辞めて高知に移住した理由 - pskのblog http://t.co/WsubfieDtc pic.twitter.com/QmlEzdiyrK
— ぴーすけ@古民家DIY (@pskpsk1983) 2015年8月1日
前夜祭・いえづくり教習所シンポジウム
過去のイベントレポートをまとめてリライト!まだぜんぜん今でも通用する内容ですね〜。|未来の住まい方を考えるシンポジウム「まだいえづくりで消耗してるの?」レポート - 人生ドロップアウトドア https://t.co/XCFDWVJCwD pic.twitter.com/ZHduU0apcv
— ぴーすけ@古民家DIY (@pskpsk1983) 2017年6月23日
1日目:「いえづくり教習所2015」始まりました!毎日受講メモをUPしていきますぞ。[オリエンテーション]
13時に安田町「ぶんたんハウス」集合。初日はオリエンテーションのみ。
主催「中宏文」氏の挨拶
「クルマの免許を取るように、二十歳になったら家を作ろう。」
このアイディアに賛同したイケダハヤトさんが
ブログ「まだ東京で消耗してるの?」に書いてくださったたところ、
とても大きな反響をいただいたため開催を決意しました。
今回、みなさんに達成してもらいたいのは「生きる力をつける」ということです。
大震災が起きても、悲観的にならずいつもの生活を楽しめるような力。
瓦礫の中から廃材を使ってなんでも作るような「自立」した力。
ローンにしばられた生活ではなく、
この「いえづくり教習所」を通じて能力を発揮し、
自分のことを考える時間を手に入れて欲しいということです。
カリキュラム概要
座学は「建築知識」と「構造計算」を学んでいただきます。
大工技術は「のみ」と「のこぎり」を使った技能を修得していただきます。
基礎は既に作ってあり、型枠をはずすところから開始です。
施工方法は在来軸組工法というものです。
「プレカット(工場で継ぎ手加工をして出荷されたもの)」ではなく「手刻み(実際に自分で刻む)」で行います。
地震時を想定して手刻みにするという理由です。
カンナは時間が足りないので使用しません。
芯墨で「のみ」「のこぎり」「げんのう」で作っていきます。
完成させるワークショップでありたい(プロなら5日で出来る構造体)ので段階ごとに考査(クルマの教習所のようにスタンプを押す)があります。
最終的に全工程体験しますが、全員のレベルで大工さんの手伝い範囲が変わります。
自己紹介を経て3チーム結成/ルール説明
全国から17人集まる(一人明日到着/2人キャンセル)
■作業中のルール
- 参加者は全員平等である(肩書き関係ないー遅い早いも関係ないー人と比べず今日の自分と比べる)
- 自分の頭で考える(調べる力や道具もつくる力をみにつける)
- 出来るまでやる(教習所のように合格スタンプ・継ぎ手加工も出来るまでやる・段階的に出来るようになる)
■シェアハウス
- ひとに迷惑をかけない(来年も開催するために・近所の人に挨拶をする)
- 朝食7時30分300円おにぎり・夕食18時700円つつば・土曜は昼からBBQ
- ミーティングルームは22時まで
- シェアハウス代5万円(食費3万円+宿泊費2万円)
- 自炊OK(キッチンは自由に使ってよい)
- 男1部屋4人×3
- 女1部屋3人×2
- 前日の朝に次の日の晩御飯まで決める
シェアハウス部屋割りはあみだくじ
とりあえず暑い。夜は寒いらしい。
個人的にはキャンプ道具を持参しているので外で寝ようか検討中。
スケジュールは多数決で決めたものでとりあえず一週間
- 730朝ごはん
- 830午前スタート
- 1030小休止声掛け(10分程度)
- 1200昼休憩(各自)
- 1400午後スタート
- 1630片付け
- 1700自由
- 1800夕ご飯(つつば)
今日の「つつば」でのごはん
ごはんおかわり自由とのことです。
2日目:「いえづくり教習所」メンバーは「あつい」「さむい」「しんどい」「いそがしい」を言いません!たぶんきっとメイビー。[講義概要・工具説明・現場見学]
1.初日を終えて運営側に対する要望
- シャワーめかくし
- 脱衣かご
- シャンプー石けん
- トイレ消臭スプレー
- シャワー足マット
- 洗面台鏡
- ベッドの下敷きにコンパネ(12mm)
- 女性用物干し場
- 耳栓
- 窓側ベッド眩しい
- 電源タップ
- 和室にもマットレス
- ミーティングルームの運用時間
- 夕ご飯も自炊したい
- 夕ご飯を弁当じゃなくビュッフェに(郷土料理)
- 朝も夜も自炊したい
- 脱走者がいる(超ウルトラ人見知りでめっちゃ暑がりなぴーすけが部屋から抜け出し車中泊した)
あれ?でもこれ全部やったらシェアハウス作りワークショップになっちゃわね?
夜10時以降に騒音を出さないようにする(要注意!)
2.建築知識
卒業後のそれぞれの土地固有の問題は専門家に相談してください。
なお、マニアックな限界事例を聞く人がいますが生産的ではないのでご遠慮ください。
【第1章】
- 建築定義が大事
- 土地に定着
- 柱の中心線から10平米(床面積)
- 敷地面積/建築面積の割合がある
- 1敷地1建物の原則
- 地域ごと(都市計画地域外)
- ツリーハウス→高知は屋根があったらNG
- ほったてごや→倉庫はNG→オブジェはOK
- トレーラーハウス→牽引可能→階段配管設置なし→建築物にはあたらない
- 図面だけみせてもOKはでない→タイニーハウスはまだ誰も判断できない
- CLTは今年適合できそう
- 問題を起こさないことが重要
- こういった施設で火事などがあると全国的に通達が来て調査のあと規制が強まる
【第2章】
- 延べ面積100平米以下なら資格いらない
- 延べ面積=二階建てなら1Fと2Fの合計
- 他人の家でも新築1500万円未満&リフォーム500万円未満であれば許可不要
- 電気工事→第二種電気工事士の資格が必要
- 公設の管につなぐ給排水設備工事→認定業者のみ
- ガス工事→ガス設備士などの資格必要
- 電話配線工事:認定業者のみ可能
- 骨組み残ればリフォーム
- 確認申請→自分の建物なら100平米以下までOK→2F、500平米以下、高さ13m以下、軒高さ9m以下なら不要(ただし法は守ってね)
3.大工技術座学
マイナスの影響がある4つの言葉があります
「あつい」→「気温が高い」「あったかい」という感じに言い換えていきましょう。
必要以上にテンションを下げないするためです。事故防止目的ですね。もちろんほんとうに体調が悪い時はすぐに申告してください。
基本的に体で覚えて「思い出すときにテキストを見る」というように認識しておいてください。
それでは「手道具」「電動工具」「木工工具」と大きく分けて3つ系統がある中で、1番よく使う「のこぎり」「さしがね」「たたきのみ」の説明をします。
※参考文献
- 繊維方向に「平行」に切るのは「縦引きのこぎり」
- 繊維方向に「垂直」に切るのは「横引きのこぎり」
- 両刃のこぎりは「縦引き」と「横引き」に分かれている
- ゼットソーは横引きが多い
- 「いえづくり教習所」は全部のこぎりかのみで作る
- まっすぐ切れてないと2年後ぐらいに傾く
- 木の元と末は絶対に間違えない(超基本)→間違えると通りすがりの大工さんに怒られるレベル
- のこぎりは引くときに切れる
- 基本は30度(材の厚さで変わる)
- まっすぐ上から見る(両面が見える)
- 大工用語「かね」=90度
【さしがね】
- 表=ミリ
- 長いほう=長手
- 短いほう=妻手
- 裏=ミリじゃなかったりする
- 長いほう=角目
- 短いほう=丸目
- 45度を一発で引く(差し金を二等辺三角形のように使う)
- 30度を一発で引く(1・2・ルート3)
- 3分割(3等分できるナナメ線を2本引く)
- 内側に15ミリの線を4本引いてみる(差し金の幅が15ミリだったらすぐにひける)
【叩きのみ】
- 玄翁で叩いて彫っていく
- 横打ち(ワレ止め)から始めて裂けないように加工する
【玄翁】
- 丸と平がある
- 釘は平で9割打つ
- 丸で仕上げ
- 丸は木殺しにも使う
4.現場見学
年輪の向きと赤身の幅で木の元と末を確認する。見える方に木表(ささくれ防止)→これも間違えるとプロの方たちから突っ込まれる可能性大。
5.今日のつつばのごはん
ごちそうさまでした!
3日目:たくさんの差し入れありがとうございます!「いえづくり教習所」は本日から実技も始まりスタートした感じが出てきまくり状態です。[設計知識・鋸タイムアタック]
- 席レイアウト変更
- 昼休憩中または土日に補習を受け付けます
- 要望はすべて吐き出していただきたい
- 省エネにご協力ください
2.昨日の復習
- クイズゲーム形式
- 挙手先着制
- テキストはふせる
- ポイント制
- 週ごと集計
- トップチームは豪華な夕飯招待
- かし保険→建設業に法律を守らせる→自分でも入れる→配筋検査→チェック機構にもなっている
- 耐震性→ハリにシロアリ→150万円~大工が断るケースなら500万円も
- 公法と私法がある
3.建築知識
- 高さにもいろいろある(地盤から・道路車線制限)
- 屋根がナナメの建物は道路車線制限の影響
- 都市計画区域内(安田町は都市計画区域外)
- 都市計画区域外であったら木造建築の確認申請はいらない
- 確認申請は民間のチェック機構に出すとビジネスライクで対応してもらえる
- 確認申請変更手続きもある(手数料は10万円~)
- 都市計画区域内であれば「新築の場合はどんなサイズ」でも確認申請が必要(誤解を招く条文がある。)
- 着工棟数調査
- 10平米超える場合
- 着工前ー図面不要検査なし
- 書式はダウンロードできる
- 都市計画区域内であれば面積チェックされる
- 手数料無料ー証明書は有料
- テキストにて確認
- 100平米・平屋ー2F・高さ13mかつ9m以下資格なくても自分の家の設計工事ができる(法律を守る
【第3章】
- 定義
- 申請
- 罰則
- 全国一律
- 都市計画区域内と準都市計画区域内(道路と絡みやすい)
- 階段(蹴上23cm以下・踏面15cm以上)→単体
- 新築を扱う工務店は好きじゃないとできない(そこまで利率が高い訳じゃないので)
- 土地に定着(モバイルハウスは当てはまらない)
- 窓など衛生的であるための基準が定められている
- リビング、ダイニング、キッチン、寝室、子供室、書斎、作業室
- 洗面室、脱衣室、浴室、便所、玄関、廊下、階段、納戸、倉庫、押し入れ
4.実技
午後(14:00~16:30)からは現場に向かって実技。
5. プロ大工「吉田さん」ののこぎり見本動画
さすがプロ!めちゃくちゃ早いっす。自分もこうなりたいですね~。
6.ということで切ってみました
とりあえず、5枚切ってみます。あ、ヨコビキなので細かい刃のほうですぞ~。
切れました!年輪がぐるぐるしてますね~。
汗だっくだく。でもなんか気持ちのよい汗ですね!
みんな夢中になって切りまくってます。
ラストはタイムアタックをして終了。今回の順位はあくまで「自分」と比べるためのものですよっと。
7.今日のつつばのごはん
ごちそうさまでした!魚のすり身天とそうめん入り味噌汁がめっちゃ美味しかったです。
8.みなさん差し入れ超ありがとうございます!
ご近所のみなさんからたくさんのお野菜と、参加予定だったけど検査入院のため不参加となった田中さんからフルーツ、タイニーハウスビルダーの竹内友一さんからビールをいただきました!みなさんありがとうございます!
※写真は伊豆からスタッフとして参加の手塚さん(左)と京都から参加のきんちゃん(右)
4日目:今日も「いえづくり教習所」周辺は気温が高いですね~。汗だくになりながらDIYしまくりなぅですぞ。[面積・蟻雄木練習]
1.朝イチは全体ミーティング
- 工具の扱いメンテ(1週間放置で錆びる)
- タイムアタック楽しい
- 扇風機を増やして欲しい
- 水場の改善
- 土曜日にBBQ(追加3000円ー木曜日まで
- 土曜日は朝から現場開放
- 土曜日ジャングルカーがくる
- よさこい火曜日11日休講
- 見学OK(泊まりNG
- 来週金曜日までに骨組み
- 再来週末に外装
- 最終週に内装
- オフグリッドの設備も紹介
- 第三周目の土曜日は安田川キャンプ場
- 明日TV取材がくる(おめかししといてね)
- 引くときに力を入れない
- のこぎりの重さがかかるように柄尻を持つ
- 真っ直ぐ引くことを心がける
2.午前は建築知識
- 水平投影面積
- 三角けいに分割して測量
- 適切な値で申請
- 水平投影面積
- 屋根の日差しが出ていようが柱の中心線で測量
- 日差し1m以上はカウント
- 区画(居室&非居室のリビングや倉庫などの具体的な場所)の中心線で囲まれた部分の水平投影面積
- 合計の床面積
- 「容積率」が関わってくる
- 軸組工法→線材(柱と梁)→柱の中心線
- 枠組壁工法→面材(壁)「2×4」梁「2×8」→枠組み材の中心線
- 丸太材→いわゆるログハウス→丸太材などの中心線
クイズ①
「800%の容積率」5m×20mの敷地内で4m×12mの建築物は容積率800%だと何層まで作れるか?
クイズ②
全体の床面積の1/5までは緩和規定(駐車場)がある場合クイズ①は何層まで作れるようになる?※例題として駐車場は1Fのみ
「地盤面」
- 建築物が周囲の地面と接する位置の平均の高さで水平面
- 東西南北の全体面積/全体の長さ
絶対高さ10mまでの場合地盤面は高い低いどちらが天井高を稼ぐのに有利なのか?
- 原則:地盤面からの高さ
- 例外:前面道路の中心・道路高さ制限
- 建築物の小屋組を支持する敷桁までの高さ
- ロフト(小屋裏収納)は階数に算定されない
- 階の床面積の1/2未満
- 最高の内法高さ1.4m以下
3.午後からは実技
- のみ打ちの説明
4.ホゾ穴を「のみ」と「げんのう」で掘ってみる
- 吉田さん(プロ大工)の見本を見てからスタート
- ぴーすけ以外のメンバーはみんな飲み込みが早いと思った
- 土曜日の朝イチは現場を開放するとのことだから練習をしようっと
5.蟻を切ってみる
- 吉田さん(プロ大工)の見本を見てからスタート
6.掃除して17:00までに終了!
みなさん超お疲れ様でした!
7.今日のつつばのごはん
「イタドリ」と「いも天」がめっちゃ美味しかったです!
ごちそうさまでした!
5日目:「いえづくり教習所」で今日もみんなとギコギコ&トンテンカンテンいわしてます。とりあえず、ぼくは100回ぐらい手を叩いたかな?[採光・蟻雌木練習]
- 14時からTV取材
- メンバー個別動画配信
- 大工作業の事前説明をもっと→実際の作業場体験
- 作業場の整理整頓→区画整理
- 居残りまたは昼休みも作業は可能か→平日は13~14、土曜10~12、日曜完全休日
- スモールハウス以外の話に脱線し過ぎ
- 現物を見て座学もしたい
- 作業場にホワイトボードが欲しい
- 蟻雄木→蟻雌木
- ホゾ穴→ホゾ
- 160ー180荒い→カケを直す
- 800ー1000→中研ぎ
- 6000ー8000→仕上げ
- 砥石が凹んで来たら同じ砥石同士ですりあわせる
- 刃物は地につけないように置く
- 道具置き場は水濡れや汚れのないように
2.建築知識
- 建築物の敷地は接している周囲の道より高くなければならない→あとで作る家は土地が高くなければならないという条文が残っている→ただし敷地内の排水に問題ない場合は緩和される
- 配水汚水雨水をどこに流すか確認申請に書かなければならない
- 複数の道路と接している場合は1番低い道路から見る
- 原則:1敷地1建物
- ただし用途上不可分であれば建築できる
- 用途上不可分=水回り3点セット(キッチン・便所・浴室)の全てがある場合
- 住宅の居室には床面積に対して1/7以上の「採光に有効な開口部」
- 【有効採光面積】=窓面積×採光補正係数
- d=隣地境界線から日差しの先端(水平距離)
- h=日差しの先端高さから窓の中心の高さ
- 直射日光の話ではない(天空光)
メモ:採光に関しては実践時によく確認してから書類を提出すべきだと個人的に感じた。
3.実技知識
- 切り口は当てにしない
- 芯はsと書く
- 芯と取った場所が基準という意味
- ただし「戻り」の定義は大工さんごとで違い曖昧である
- そもそも大工の世界は曖昧な部分が多い
- 曖昧が嫌なら自分が棟梁になって自分で決めるしかない
- ほぞの先端は「墨の内側」
- 胴付きは「墨を残す」
- 制作物の理屈で考える
3.実技実践
- 今日より実技開始1時間前から昼13時から現場を開放
- みんなめっちゃギコギコ
- 蟻雄木を蟻雌木に入れてみる
- グラつきや隙間なければ合格!
- 今度は蟻雌木を作ってみる
- ギコギコしまくり
- ギコギコのあとはトンテンカンテンしまくり
- とりあえずぴーすけは100回ぐらい手を叩いた(痛い)
- 16時30分から片付け&掃除をして17時に終了。お疲れ様でした!
- 今週指導して頂いたプロ大工の吉田さんとは今日がラストでした。ありがとうございました!
4.今日のつつばのごはん
「天ぷら」と「イタドリ」がめっちゃ美味しかったです!
超ごちそうさまでした!
6日目:最初の実技考査は合格者一人のみ。道のりは険しそう…。でも明日の「いえづくり教習所」は休講で「高知よさこい祭り」を見に行きます![居室・ほぞ練習・蟻考査]
- 明日は休講。9時55分安田駅発の汽車(高知の鉄道は路面電車を除きすべてディーゼル車なので電車と呼ばず汽車と呼ぶ)に乗って「よさこい祭り」を見に行く
- 今日から昼休みに一人3分ぐらいずつの個別インタビューを撮っていく
2.建築知識
- 居室には床面積の1/20の喚起が必要→実際に窓が開く範囲であること
- キッチンにももちろん喚起設備が必要
- ただし住宅の床面積の合計が100平米以内、1/10以上かつ0.8平米以上の開口部、調理設備の発熱量が12kw以下なら不要
- 2.1m以上でなければならない
- 天井がナナメっている場合の計算方法→平均天井高=室の容積/室の床面積
- 45cm以上
- ただし地面からの水蒸気で腐らないものは45cm以下でも可
- 外壁の床下部分には5m以下ごと300cm2以上の床下換気口が必要(ネズミの新入を防ぐため)
- 基礎パッキンも同様
- 基礎の種類は玉石基礎、布基礎、べた基礎などがある
- 基本的にフォースター(F☆☆☆☆)を買えばOK
- 確認申請には使用した材料を記した資料の添付が必要
- 居室ー換気回数0.5回/h以上
- 1時間あたりの有効換気量m3/部屋の容積m3≧0.5
- 居室の容積に対して、1時間あたりで半分の容積を排出できる能力をもった設備を買い、資料を添付して確認申請をする必要がある。
- 法律上設置の義務はない
- 寸法規定はある(蹴上23cm以下、踏面15cm以上)
- 新築の場合は手すりが必要(古い建物は不適合建築物と呼ばれ違法ではない)
- ハシゴは規定外
- 処理区域内(汚水というマンホールがある場所)→水洗便所にしなければならない
- 処理区域外→浄化槽を設ける(浄化槽設置は無料)
- コンポストトイレの場合→申請はトイレなし
- 市街地では「発酵」「乾燥焼却」「科学処理」「尿のみ分離」「処理施設により処理」「十分に覆土」のどれかをする必要がある
- 住宅っぽいのが建つと排水調査が必ず来る→3点セットが無い場合は離れとみなされる
- 完全に合法なバイオトイレはめっちゃ高い
- 水道工事&下水工事は指定の工事業者に施工させるのが条例
- 井戸から給水→業者に依頼→水質検査→届け出不要
- 雨水→タンク→再利用
- 汚水排水→コンポストトイレ、カセットトイレ
- 雑排水→自然浸透桝を自作する場合は「自治体に確認必要」
- 工事は電気工事士に依頼する(配線をいじりたい人は資格を取るべし)
- 軽微な工事であれば資格はいらない(電気工事士法施工例第1条を参照)
- 太陽光に関しては後日別で講義する
- スモールハウス用に概略のみ
- 接道義務ー敷地は2m以上道路に接しなければならない
- 都市計画区域→都道府県指定の区域
- 市街化区域→ふつーのまちなか
- 市街化調整区域→けっこうたいへん
- 都市計画区域内の制度
- 住宅は「工業専用地域」には建築不可
- A1版でマップが売っている
3.実技「基礎解体」
- 中央には「しめ縄」が埋まっているのでなるべく踏まないように
- インパクトや釘抜きやバールのようなものでガンガンばらしていく
- 通りすがりの近所の人も興味津々
- 「来年参加したい」との声も
- 外した棒材なども駆使して解体していく
- 汗だっくだくです
4.実技「ホゾ+蟻の考査」
- 先週プロ大工の吉田さんが見本を見せてくれていたのでこちらにUP
- ホゾができた人は新たに「蟻雄木」と「蟻雌木」を作りハメ込むんでみる
- 本日の合格者は一人のみ
- ぴーすけはグラつきまくりで不合格でした
- 毎日あっちゅーまにおわります
- お疲れ様でした!
5.今日のつつばのごはん
- 「里芋の茎」が美味しかったです!
7日目:「いえづくり」のコツは3つ「①プロの自覚を持つこと」「②簡単に諦めないこと」「③1mは一命とるということ」[高さ制限・土台加工]
いえづくり教習所、7日目の受講メモです。(全20回を予定)
- お金をもらうつもりで切る(プロの自覚を持つ)
- やり始めたばかりで才能がないと思わない(簡単に諦めない)
- ケガだけはしないように(1mは一命とる)
2.建築知識
- 容積率%=建築物の延べ面積平米/敷地面積平米
- けんぺいりつ=建築物の建築面積平米/敷地面積平米
- 道路高さ制限:1.25/1、1.5/1(道路から10m離れていると緩和規定が適用される)
- 隣地高さ制限:20m+1.25/1、31m+2.5/1(都会のオフィスビルなどに適用される規定)
- 北側高さ制限:5m+1.25/1(第一種・第二種住専) 10m+1.25/1(第一種・第二種高層住専)→低層住居専用区域
- 絶対高制限:10mまたは20m (第一種・第二種住専)
- 高度地区:都市計画によって定められる(自治体ごとに変わる)
- 最低高さ制限:土地利用増進が目的(床面積を増やしたい)
- 日照条件の悪化を防止しようとする制度(周辺の建築物が一定時間以上の日照を受けられるように)
- 敷地から5mを超え10m以内の範囲:3時間
- 敷地から10mを超える範囲:2時間
3.実技再度解説
- 蟻もホゾも胴付きの90度が重要
- 蟻雄木、上は墨を残し気味、下は払い気味
- 基本姿勢は90角ぐらいの土台に乗せるのがベスト(材料が固定出来ていればOK)
- 背割りがある場合は割れてない部分を上手く活用する
- 割れていても強度は落ちないと言われている
4.安田ベースに足場が!
- 昨日のよさこい祭りで休講だった間に足場屋さんが5mの足場を組んでた
5.実技考査なんとか合格!でも不安…
- とりあえず蟻の雄木と雌木が奥まで入りました
- 90度(大工用語で
“金(かね)”“矩(かね)”と言う)もなんとか出ました - この仕口でなんとか実技考査を合格しましたが不安…
6.ちょっと予定が押しているので全メンバー本番用の材の加工へ
- 予定の都合上、実際にスモールハウスを組む材料を全員で切り始めることに
- 本番用の材料はめっちゃ太くて長い
- 30cmの差金を当てた時に1mmでもナナメになっているとめっちゃズレる
7.わりとハードなワークショップになりつつある
8.差し入れにアイスクリンいただきました!
- ありがとうございます!
- 美味しかったです
9.今週中に土台を組む!はず
- どうなることやらですが今日もお疲れ様でした!
10.今日のつつばのごはん
- 新鮮な野菜のサラダが美味しかったです!
- ごちそうさまでした!
8日目:「構造計算」とかチンプンカンプンですが相変わらずトンテンカンテンしてますよ[構造計算・ほぞ・大入れ蟻掛け]
- いえづくり教習所の山場の一つ「構造計算」を勉強
- 分解すれば簡単である
- わからないとしても焦る必要はない
- わかるまでじっくりやる
- 現場の掃除道具が少ない→購入済み
2.建築知識
- どれくらい家の壁が必要なのか→目標値を決める
- 床面積×地震力に対しする床面積あたりの必要壁量×軟弱地盤割増
- x方向y方向両方に必要
- 必要壁量→平屋と2階建て→①土壁造&瓦ふき、②屋根を金属板、石板、石綿スレート、木板(1981年より前の建物は数値が変わる)
- 高知は瓦屋根が多く台風に強いが地震に弱い
- 目標値を超えるように設計するべし
- 見付面積×風圧力に対する床面積あたりの必要壁量
- x方向とy方向の面を逆に考えないように注意→①y方向の必要壁量→x方向の見付面積②x方向の必要壁量→y方向の見付面積
- 垂直投影面積→各階の床面の高さから1.35m以下の部分を除いた面積(※1階を計算するときは2階を含める)
計算例
- ①1階X方向の存在壁量(cm)=耐力壁1枚の長さ(cm)×枚数×壁倍率(2.0)+耐力壁1枚の長さ(cm)×枚数×壁倍率(1.5)
- ②1階Y方向の存在壁量(cm)=耐力壁1枚の長さ(cm)×枚数×壁倍率(2.0)+耐力壁1枚の長さ(cm)×枚数×壁倍率(1.5)
- ③2階X・Y方向の存在壁量についても1階と同様に求める
- 壁倍率5倍まで市販されている
- 存在壁量/必要壁量≧1.00
3.実技解説
- 土台の伏せ図=構造図
- 大引き=基礎上の土台(コスト上最低限の量を入れている)
- 土台はもとすえではなく木口を見て曲がる方向を判断する
- 仕口=伝統的にサイズは決まっている
- 筋交い=△の上がっているほうが材料の方向
- ホールダウン=後日講義
- ○=基準点→配置図と照らし合わせる→じなわはりの手がかり
- アンカーボルトは現場あわせなので書いてない
4.実技
- 本番用の材料に「ほぞ」と「大入れ蟻掛け」を加工
- ひたすらトンテンカンテン
- 超ウルトラ暑い
- 加工できた材料には自分のサインを
- ぴーすけは○Pと書きました
- みなさんかなり職人っぽい雰囲気が出てきました
- カッコイイですね!
- ということで今日もお疲れ様でした!
5.今日のつつばのごはん
- 小鉢の「そうめん」のダシ汁が美味しすぎ
- むしろそっちをメインにしてほしいと思いました!
9日目:本日から実技がメイン!電動工具も登場して「いえづくり教習所」は後半戦に突入![知識考査・電動工具体験]
いえづくり教習所、9日目の受講メモです。(全20回を予定)
- 10時からテレビ高知の取材
- 雨天時はスケジュール変更(内装準備など)
- 現場2階が暑い
2.建築知識考査
- なんとか合格
3.実技解説
- スケジュールが押しているため今回から電動工具を使用
- のみの技術はメンバーそれぞれ身についてきているので、震災時はのみで同様のことはできる
4.実技
- テレビ高知さんが取材に
- ぴーすけがなぜかインタビューされました
- それぞれ担当の加工をしまくります
- 今日からプロ大工の清遠さんが指導
- 清遠さんに電動ドリルの見本を見せていただく
- みんなで掘りまくる
- ドリル楽しい
- でも巻き込まれには十分に注意!
- 回っている時に手を近づけない
- 木くずは素手で取らない(鉛筆の先で取ろう)
- 清遠さんに角のみ機の見本を見せていただく
- みんなで掘りまくる
- 文明の利器の素晴らしさを知る
- 中古で1万円台ぐらいとのこと
- メンバーみんな今は高級車とかより角のみ機が欲しいレベル
- ぼくもこれ欲しいです
- 今日はここまで!お疲れ様でした!
10日目:大工さんってマジでハンパないっすね!プロの数々の技に触れて痺れまくったよ[伏せ図・基礎墨付け]
- 本日で材の刻み終了
- プロ大工清藤さん刻み見本
- 午後まるのこ講座
- 明日から実技メイン明後日までに梁と柱を建てる
- 金曜日に特別授業「オフグリッド」を予定
- 土曜日はBBQ&キャンプ(高知新聞密着取材)
- 大工技術合格者17人中10人
- 座学&実技のポイント集計→トップチームは所長が夕飯に連れて行く
- 建築知識の再考査日は?→受けたい人の希望日でOK
- 砥石をシェアハウスに置いてメンテナンスしたい→OK
2.スモールハウス全体像の確認
- Xの通り芯(X0~X4)
- Yの通り芯(Y0~Y7)
- 土台8本を自分たちでやった
- 通し柱は1Fから2Fまで突き抜ける→4隅→×を○で囲む→今回はさらに2本追加→合計6本
- 通し柱の端部→ほぞ
- 管柱の建て方→上からほぞを下ろして金具止め
- ほぞは基本ボルト締め→30でギリギリきつい長さ
- 地組み→本組まえに試しで組む
- 組む順番→正解はない(地組みしてから組む人も)
- 雨が溜まるから基礎の外側に寄せる
- 外側アンカーボルトの曲がりは鉄パイプで直す
- 位置出しは墨壺を使う
- アンカーボルトから外側に30
- 曖昧な状況から直角や水平や水平を出していかに正確なものを作るかが醍醐味
- ホールダウンアンカーボルトで土台と固定する
- 連結ボルトを仕込むことを忘れない
- 基本的に金具止めである
- 矩(きん)→直角(3:4:5で導き出す)
- 留(とめ)→45度
- 水→水平
- 構造計算はN値計算が必須→プロに頼もう
3.プロ大工清藤さんの電動工具取り扱い見本
- 今週はプロ大工の清藤さんが指導者
- 今日はいろんな電動工具の見本を見してくださいました
- 一瞬で様々な形に加工されてビックリ
- 道具を知っているってとても重要だと思いました
- 文明の利器とプロの技ってマジでハンパないっすね
4.まるのこ練習
- まるのこは刃を材に当てたままスタートしない→跳ね返って危険
- 真剣に練習
5.みんなで手分けして刻みまくる
- 今まで得た知識と技術を全力でぶつけまくりました
- なんとか刻みが全て終了!
- それらの材を持って外へ
6.ついに基礎土台へ
- 材とアンカーボルトを繋ぐための穴の位置を「現場合わせ」
- 基礎の芯を出してから土台に墨を書きます
- NEWアイテム「墨壺」
- なにも基準のないところから正確さを作り出す技に痺れます
- 心が出たらアンカーボルトの位置を確認
- 材に書き込みます
- これで穴に入るの?とメンバー半信半疑
- でも入っちゃうんですよね
- 繰り返しますけどプロの大工さんってマジでハンパないっすね
- ここまでで時間に
- お疲れ様でした!
- 今日はかなり内容が濃かった
7.今日のつつばのごはん
- やっぱりイタドリが美味いしかったです!
11日目:あきらかに生産スピードがうなぎのぼり!ぼくらの「いえづくり教習所」は後半に突入してラストスパートへ(※ただし安全第一でね)[丸のこ練習・建前・建て方]
- 9時に材が搬入
- まるのこメインなので十分安全に注意
2.本日は朝から実技
- 前回習った「まるのこ」を駆使して切りまくる
- 経験者は初心者をフォロー
- 回数を重ねるごとに上達が見えて楽しい
- 道具の使い方も日々気づきがある
- あきらかに生産スピードがうなぎのぼり
- これなら最終日までに建てれそう!
3.建前
- 今回はワークショップのスケジュールの都合上、地鎮祭の仕上げに神主さんから頂いたものを聖地と定めた場所に埋める感じで建前とされているっぽい
- 自分たちが建てるときは地域の慣習にしたがおう(ただし強制ではない)
- メンバーひとりひとり安全祈願の念を込めます
- 埋めた場所は踏んでもいけないし、またいでもいけません
4.建て方
- 足場に上って作業するときは必ずヘルメット着用(1mは一命取る)
- ※在来地組み工法は多少の雨なら施工できる(高温多湿な日本ならでは)
- トラブル→土台の連結ボルトとアンカーボルトが干渉する
- アンカーボルトぶっ叩いてクリア
- 設計、基礎、プレカット、施工の業者が違えばよくあること
- 簡単に諦めずに現場合わせをするのがプロ
- ラチェット(送り&戻りギア付きメガネレンチ)でアンカーボルトと土台を仮締め
- アンカーボルトの長さはバラバラなので出ているところは座金堀り、出ていないところはそのままでOK
- 明日から足場の2階に上がる→ドレスコードがあるので注意
- 今日もお疲れ様でした!
5.今日のつつばのごはん
- おわんのイノシシ汁が超ウルトラ美味しいかったです!
12日目:【いの一番】の音が響き渡る!ついに基礎に土台が乗っかって「いえづくり教習所」っぽさが全開フルスロットルですぞ[足場・内装・建て方]
- 雨のため予定変更(大工さんがスイッチOFF)
- 内装の練習
- 午後30分延長→OK
- 基礎作り復習したい→来週再度説明
- A荒々しい←B→Cサクサク
- リフォーム→A(予想C)
- 木造新築→B(予想B)
- 中高層新築→C(予想A)
- 「馴れ合いでない優しさ 攻め心のない厳しさ」
- 怒る人はケガをする
- 怒ることは安全ではない
- ズレやミスは写真など客観的な視点で報告や忠告
- プロがそれぞれ分担しているに関わらず不具合が多い
- 自分の頭で考えることの大切さ
- 笠木
- ハラペット
- 2.7mごとにアンカーボルト
- 筋交いの両端にアンカーボルト
- 管柱の足元にアンカーボルト
- メンバーはお金を「払って」家を作りに来ているので労働基準法は適用されない
- 本来は足場もヘルメットも必要ない(主催者の判断で今回は使用)
- 自分で施工するときは自己責任で
- 「直営で管理」したり客が「分離発注」するという手段で費用抑えることができる
- ただし基礎→プレカット→施工のあいだで比較的トラブルが発生しやすい
- 「管理(たけかん)」「監理(さらかん)」
2.足場
- 楔型足場
- 今回は1ヶ月10万円でレンタル(組付け&解体費用込み)
- 自分で組むなら5万円でレンタルできる
- ピケ足場ともいう
- 40cm幅は200kgまで
- 24cm許容150kg(認定120kg)まで
- 基本一枚ひとり
- あしばいちこうめん(一辺)400kgまで→4人まで
- 単管足場というのもある(昔の主流)
- 杉の足場板4m
- 床は施工中あったりなかったりすると基本人間は床があると思い込むため落ちやすい
- てんびん状態の足場を作らない&乗らない
- ※本日午前中は雨のため屋内で内装の練習へ
3.内装の練習
- 壁材を屏風のように建てる
- コーススレッドでまずは上部を仮止め
- そしたら横に打ち込む
- さらに端材を横に打ち込む
- 上に455の位置に止めるのが一般的
- リフォーム時に材の位置は針やセンサーや竣工図などで必ず確認しよう
4.建て方
- 午後は晴れてきたので大工さんのスイッチがON
- 【いの一番】の音が「いえづくり教習所」に鳴り響く
- みんなで手分けしてぶっ叩きまくる
- サクサクと進みます
- 慌てない
- 怒らない
- 焦らない
- 安全第一ですぞ
- 大工さん自作の「そばの木のカケヤ」がめっちゃワイルド
- 墨通りに切っても入らない場所がちょこちょこある
- そういう時は現場合わせでカット
- その場でベストを尽くす
- ついに「いえづくり教習所」っぽさが本格的になってきました!
- このままラストまで全開フルスロットルで行きましょう!
- 今日もお疲れ様でした!
13日目:その場で考えて道具さえ自作する!ワークショップ「いえづくり教習所」のメンバーは確実にレベルUPしていると思います[工具解説・建て方]
- 本日は一日中建て方
- 土曜日BBQ14時~キャンプ上にて
- 明日の午前は太陽光とコンポストトイレについて
- 作業する人が固定されがち→ローテーション
- アクシデント時の解説→随時インフォメーション
2.道具解説
- 1.ペンチ
- 2.プライヤー
- 3.ウォーターポンププライヤー→アンギラスと呼ぶ地域も!?
- 4.スパナ
- 5.ラチェットレンチ
- 6.バール
- 7.メガネレンチ
- 8.モンキーレンチ
3.建て方
- とりあえず天気良すぎ
- 暖かい陽気の中みんなで力を合わせます
- 足場の上に立つときは最新の注意を払いまっせ
- でも今日はなんだか風が気持ち良い!
- ガンガン作業が進んでいきます
- 多少のトラブルならすぐに現場合わせできるようになってきました
- メンバーみなさん確実にレベルUPしていると思います
- 赤唐辛子みたいなNEWアイテム「下げ振り」
- 柱の水平を見る道具
- ぶら下がった唐辛子から柱までの間は5cm
- 火打ちまで入れて真ん中の柱から測る
- まっすぐに調整して仮の筋交いを付けてから連結ボルトの本締めする
- NEWアイテム「筋交いの治具(その場で自作)」
- 作り方はそこらへんの木切れを組み合わせだけ
- 現場はその場で考えて、道具さえその場で自作する
- 材木屋さんから構造用合板が現場に届く
- F☆☆☆☆(フォースリー)
- 芯に沿うように柱の部分にザグりを入れる
- というかいつのまにかめっちゃ家っぽくなってるし
- テレビ高知さん一日中密着取材されてましたね~
- オンエアが楽しみ!
- みなさん今日も超ウルトラお疲れ様でした!
4.今日のつつばのごはん
「いえづくり教習所」の夕飯は近所の食堂でお弁当を食べることが多いんですけどね。今日はおばちゃんからの「おまけ(近所の人からのお裾分け)」がいままでで1番の大量でした。特に「芋天」が絶品!また食べたいです。ごちそうさまでした~。 pic.twitter.com/BWUWYblKYP
— ぴーすけ (@pskpsk1983) 2015, 8月 20
- やっぱり高知は地元で普段食べられているメニュー的なものがやっぱり美味しい!
14日目:ぼくらが望む世界にぼくら自身がなる!「オフグリッドの先に感じるRe-Grid」いえづくり教習所は新しいグリッドに繋がり直すワークショップ[太陽光発電・建て方]
午前
- 特別授業→太陽光発電
- 給排水
- 間柱
- 筋交い
- 床貼り
- 14時に安田のキャンプ場集合
「要望」
- 昨日のローテーションは?→いい感じ
- 打ち上げの場所は?→花月
- 餅まきは?→月曜日大安16時に開催を検討(未定)
2.特別授業:太陽光発電
- 特別講師:あらいさん(遊民)
- わがや電力→所長の中さんからメンバーにプレゼント
- メガソーラーの景観破壊
- ほとんど知られていない再エネ賦課金
- 一方的な電気料金の仕組み
- 電気は売るのではなくてオフグリッドかコミュニティーグリッドの規模がオススメ
- 売らない
- 買わない
- 関わらない
- 自分の電気使用量を把握しよう→節電モニター「はやわかり」
- 統計の10kwh(4人家族)はわりと贅沢
- 節電家庭は3kwhぐらい
- 最新の大型冷蔵庫は60wの白熱電球レベルに省電力
- 浄化槽のファンは半分の時間でOKという人も多い
- ソーラーパネル→チャージコントローラー(逆流も防ぐ)→バッテリー→DC/ACインバーター
- 家庭用は100V/AC
- バッテリーは12V/DCまたは24V/DCが主流
- 自分が使いたい規模を把握してシステムを構築しよう
- 直流は直流のままで使うのがベスト→変換で3割程度のロス
- ※チャージコントローラー必須
- 予算10万円のシステムで洗濯機が使える(尾道パサールレモン)→ソーラーパネル100w2枚→ディープサイクルバッテリー115Ah2個→さらに企業が7年周期で廃棄する鉛バッテリーをNPO団体がリサイクルしたモノが超オススメ→並列にするなら理想は均等なコンディション状態のモノ
- 予算40万円で冷蔵庫&洗濯機が使える(ぐいびの森)→ソーラーパネル120w10枚→6vディープサイクルバッテリー4直列2並列=24vシステム→予備システムにガソリン発電機
- 予算200万円のシステムで普通に生活(天然住宅)→ソーラーパネル240w8枚→フォークリフト再生バッテリー27kwh→通常3日分節電9日分→天気に合わせた生活になる
- 廃棄バッテリーorディープサイクルバッテリー
- 参考:非電化地域の人々に蓄電池を送る会
- シリコン系以外は有害物質を含む
- HITシリコンがオススメ
- エネルギーペイバックタイムという指標
- ガンディーの言葉→あなたが望む世界に、あなた自身がなりなさい
- 自然農指導者川口由一氏の言葉→問題を解決する必要はありません。答えを生きればいいのです。
- 大きなシステムに依存して来たことを見直し、そこから離れて、新しいグリッドに繋ぎ直す
- バッテリーの寿命→使い方による→充電を残り半分以下にしない使い方がベスト
- バッテリーの目利き→膨らんだものはNG
- クルマの走行中の風力発電は?→やっている人もいるが5w程度で趣味レベル→水力もメンテナンスが大変→ソーラーが一番やりやすい
- 電気のお裾分け文化(コミュニティーグリッド)の可能性は→無料なら問題ないと思われる
- 予算が高いのでは→価値観の違い→お金というより生き方
- エネルギーを大事に使うとは→必要な量を必要なだけ→セブンジェネレーション→足を知る
- 答えの中ではなく問いの中を生きればいいのでは?→ここで時間切れ
3.今回のスモールハウスの給排水
- 雨水→集水機→浸透桝&地中受水タンクからのポンプからの畑
- 水道→高架水槽→キッチン&洗面所→浸透桝(浸透桝にはヘドロが溜まるので定期的に業者が汲み取り)
- トイレ→カセットトイレ
- 公設水道配管に連結する場合は指定の業者のみが施工できる
- 水道の圧で2階ぐらいならポンプなしで上がる
4.実技説明
- 火曜日に耳付100枚届く
- 幅30cm長さ4m
- 一枚いくら?暑さ12mm丸太5本ぐらい→特注サイズだったので10万円
- 今回のスモールハウスの骨組みの原価
- 杉桧混在
- 大量在庫があるサイズだったのと刻みを自分でしたので25万円
- プレカットなら50万円~60万円
- 大工さん刻み3人×7人
- 大工さんのギャラ相場=1日13000都会~17000円田舎
- ただしその他経費がかかるので新築はあんまり工務店の利益が出ない
- 今回窓はガラスではなくてアクリル版を使用
5.実技
- 今日も天気が良すぎました
- 現場合わせでガンガン作業を進めます
- 屋上の間柱が全部たちました
- いい景色ですね!
- 床も増えてきていい感じです
- 次から次へと無理難題が出てくる感じ
- でもそれさえも楽しむといいますか
- 毎日レベルUPを感じれるってめっちゃ楽しいですね!
- あと1週間でどこまでできるのか?
- それはメンバーしだいです
- 雨の予報があるので養生をしまっせ
- 合板は雨に濡れるとダメになってしまうのでベストは1日で全部建ててしまうことなんですけどね
- でもこれはワークショップですのでメンバー自らやることが重要です
- 今日もみなさんお疲れ様でした!
15日目:『いえづくり教習所』の近所の住人さんたちから「餅投げはいつやるんだい?」と聞かれたからソッコーで用意して全力で餅ブン投げてきたよ[耐震補強・建具・屋根]
- 酒を飲んだ時に布団をかぶろう
- 木くず粉塵注意(喉を痛める)
- 月曜→10時から現場16時から餅投げ
- 火曜→台風しだいで変動
- 水曜→基礎
- 木曜→座学総復習
- 金曜→東京のメディアからのアンケート→16時終了18時打ち上げ
2.金物の話
- コーススレッドは弱い
- 筋交い金物→角ビス→耐震ビス→下穴(1mmぐらい)が必要→18Vがオススメ(ドリル用に別に用意するとなおよし)→1/3ぐらいの穴がいい感じ
- ちゅうとうちゅうきゃく金物→弱いろはにほへとちりぬるを強→構造計算→N値計算→設計士に依頼(5万~)→専用ソフトが必要
- り→ホールダウン金物→3カ所
- 設計料金の相場ー通常の2階建て40万~建築雑誌150~巨匠8%
- ハウジングショッパーズ北条という通販がオススメ→カタログ見るだけで1日過ごせる
- 売ってくれるコツ→基本的に業者しか売らないので○○工務店を立ち上げるべし(名乗るだけでもOK)
- Z金物→N値計算に対応し認定されたモノ
- いろはーにほー(へ)ーとちーりー(ぬ)
3.屋根の話
「かなばかり図」
- 2寸勾配の屋根→10で2寸上がる→1なら0.2上がる
- きりつま
- よせむね
- たるき
- のきげた
- むなぎ
- もや
- こやつか
4.実技「耐震補強」
- 必ず図面を確認しながら作業をする(プロでも間違えやすい)
- 筋交い7本打ち→はしら全部(8本)→薄い材は下穴いらず
- そのままではうまく取り付けられない場所は現場合わせでザグる
- いろは→金
- にほ→銀
- とち→土台は紫→柱は銀
- ホールダウン金物と干渉するときは一旦筋交いを外す
- 先端部が動くビットがオススメ
- 可能な限り打ち込む
- パッと見は干渉していて打ち込めないように見えても工夫次第でなんとかなる場合が多い
5.実技「建具」
- 矩(90度)と留(45度)を組み合わせる
- 雨が流れる方向を考えて組み上げる
- 「建具」という言葉は日本にしか存在しない
6.実技「屋根」
- みんな積極的にZ金具をぶっ叩きまくる
- 未経験者の女性ほど成長率がマジでハンパない印象
- 年齢や性別だけじゃ世間が言うほどの差は開かない
- 大切なのは真剣さ
7.餅投げ
- ご近所の住人さんたちから「餅投げはいつやるんだい?」と聞かれたからソッコーで用意
- 朝に告知したのにめっちゃ集まってびっくらこきました
- ということで全力でブン投げてきました
8.今日もお疲れ様でした!
- 台風が迫ってきているので合板むき出しエリアは養生を
- 本日でプロ大工の清藤さんの指導は終了
- 超ウルトラありがとうございました!
16日目:今日の「いえづくり教習所」は台風の影響で一日中座学だったから頭から煙が出たよ[質疑応答・コンクリート基礎]
- 台風のため午前中は木曜の座学を前倒し
- 明日は基礎→透湿防風防水シートを貼る
- 土曜日朝解散→分担して相乗り
2.午前:総復習(質疑応答)
- 実益のある教習所にしたい→何がわかっていて何がわかっていないのかはっきりさせよう
- 班ごとに疑問点を洗い出して質疑応答
- 材木の選び方→等級がある(強度:引っ張り/圧縮/曲げ)→ある程度セオリーが決まっている(杉/桧)→こっそり修正材(エンジニアリングウッド)を使う悪徳工務店もいるのでチェックを怠らないようにしよう
- 伏せ図からの立面図→妄想力&想像力を身につけよう→法規的な詳しい手順はは別途テキストを用意
- 仕口の決め方→別途テキストを用意
- 材料の仕入先(コンクリや古材含む)の選び方や発注のコツ→タウンページで調べられる→在庫が多いサイズが安い→確実に売ってもらうには屋号を名乗る→いわゆる業者割が得られる→構造材としての古材はちゃんとした計算はできないが使用はできる→古材の入手先はタウンページで調べるか解体業者に問い合わせ→古材は買うより貰いに行くのがオススメ(自ら発信しておくべし)→業者はこちらの知識量を探ってくる場合が多い→知らないと相手の良いようにされるのはどこの業界も一緒→通常の新築は基礎100万ぐらい
- 給排水の設計について→別途テキストを用意
- プレカットの時はどういう手続きが必要なのか→平面図/立面図/かなばかり図を持って材木屋さんへ→プレカット図が材木屋さんから帰ってくる→3回ぐらいやりとりをして煮詰めながら決定していく
- 材料費や工賃の相場→別の講義で説明
- 理想的なスケジュールとは→別の講義で説明
- 材木の用途→覚えるには職業訓練用の軸組模型がオススメ
- リノベーションの場合の教習所で得た知識の活用法→まずは耐震チェック→耐震設計30万(高知は補助金20万)=税込み12万4千円→耐震業者(大工)として県に登録すれば工事の補助金90万がでる→※耐震工事とは「ちゅうとうちゅうきゃく金物&筋交いと金物&耐震壁」→過去に悪徳リフォーム業者が横行していたのを繰り返さないようにしよう
- 地盤調査や強化について→ボーリング調査20万~30万→スウェーデン式サウンディング試験なら業者発注で5万→試験結果によって基礎の種類を決める→自分のスモールハウス程度ならやらなくてもよい(ただし他人の家を施工する場合は法律で義務づけられている)
- 水回りのインフラといえを繋ぐノウハウ→かたながれ→軒をたくさん出す
- 窓の設計(やっちゃいけないことがあれば)→夏は日差しが高めで長めほうが良いと言われている(今回のスモールハウスはデザイン重視)→サスティナブル建築というものがある(たくさん本が出ているのでそちらもオススメ:キーワードはパッシブハウス)→家の燃費という考え方→長期優良住宅というものをつくるための補助金もある→高気密高断熱ハウスは日本に向いてないのでないのではとの声も→外壁側は湿気透湿防風防水シートのみが気候的に日本に向いている
- キッチンまわりに関する情報→別途テキストを用意
- 古材の目利き方法は→耐震診断の話へ
- 増築の定義水回り→増築申請は建物全体なので100平米を超えたら建築士に頼まないといけない
3.午後:家を建てる流れ
- 1-1.現地調査(げんちょう)
- 1-2.役所調査(やくちょう)
- 1-3.建築指導課・都市計画課→都市計画道路内の敷地は制限付なので調べる必要がある→※重要な制限事項を告知されない場合があるので可能な限り調べるべし→架橋申請(土地改良区)などは避けるべし
- 1-4.法務局→里道(赤道・青道)→敷地境界確定作業→土地家屋調査士に依頼するのがベター
- 1-5.水道局・下水道課→上下水道・浄化槽※わからないときはまず建築指導課へ
- 910グリッドは構造計算が楽チン→間取りは何度も書き直すもの
- 設計士に依頼
- 神主さんは5万ぐらい→自分でやる人も→ちなみに餅投げは15000円でした
4.基礎仮設工事
「地縄はり」
- 地面に実際線を引く→直角の線を引くにはどうすればよいか?→三平方の定理(3:4:5)→構造用合板をその形を切っておくことも
- 水盛り→水平を出す
- 遣り方の道具→板、杭、水糸、釘、ビス、ペン、鉛筆、レーザー、水とバケツとホース
- 3つの角に3本ずつ杭を打つ→9本全て水平の同じ位置にGLから30cm上に板(水貫)→板から水糸を引く(地縄の真上)→杭がブレないように筋交いもしておくとよし→※法律上基礎は24cm以上地面に埋めなければいけない
- 明日はコンクリート練りと鉄筋曲げ体験→施工に資格はいらないが規格は法律で定められている
※住宅程度の規模なら「ベシャコン(雨天時の施工)」でも大丈夫
17日目:「いえづくり教習所」も残すところ明日と明後日!でも内容は濃くなる一方ですぞ[基礎フーチング]
- 午前・座学/基礎(コンクリ)
- 午後・実技/基礎(コンクリ)
2.座学:基礎伏せ図
「用語解説」
- ⊥=l→立ち上がり、_→フーチング
- D○○=鉄筋の太さ
- @=ピッチ→鉄筋同士の間隔
- D13=主鉄筋
- D13にD10を配筋=鉄筋同士を針金で固定
- 鉄筋と地面の隙間=かぶり厚(原則6cm・立ち上がり4cm)
- 伏せ図を見て立体図を書いてみる
- セメントペースト=セメント+水
- モルタル=セメントペースト+砂
- コンクリート=モルタル+砂利
- セメント=接着という意味→例・セメダインなど
- 強度は18・21・24などが一般的
- じゃんか=砂利がむき出し→手ごねで出やすい不具合
- アンカーボルトは専用の補助具でぶっさしているだけ
3.実技:基礎コンクリート(オープンデッキ用)
- 基礎工事の指導者:小松さん
- 水平の出し方は水とバケツとホースを使うやりかたでした
- いえづくりって、なんというか人間の知恵のスゴさを体験できますね!
- NEWアイテム「水平器」
- 「いえづくり教習所」ではいろんな道具の存在と仕組みを知ることができました
- さらにNEWアイテム「カットベンダー」
- 水平を出したら掘った地面に砕石をしきます
- 水平器は何度も使用するので必須アイテムですね!
- コンクリートめっちゃ重いです
- 捨てコンクリートが乾いたら鉄筋を組みます
- 針金の巻き方も面白いっすね~
- そんでもってとにかく水平を確認しまくります
- もちろん水平の墨も引きます
- コンクリートの混ぜ方にもコツがありまっせ
- さらに!思わせぶりなNEWアイテム「コンクリートバイブレーター」
- いろんな道具と知恵を駆使して基礎工事がフーチング部分までできました!
- 残すところもあと明日と明後日!安全第一で行きましょう~
- ということで今日もみなさんお疲れ様でした!
18日目:「いえづくり教習所」は《できたフリ》なんてしません!ありのままをレポしますぞ[基礎立ち上げ・建具・外装]
- 基礎→立ち上げ
- 現場作業は今日は特別に日没まで→明日は午前中の11:30まで
2.実技説明
- 柱の外側に透湿防風防水シート
- ギザギザを貼る(下を52.5カット)
- 耳付の外装を貼る
- ノミで削った溝をルーターでならす
- ※可能な限り全工程を体験する
- 墨壺
- けびき
3.実技:基礎立ち上げ
- 前回つくった⊥の_部分(フーチング)からlを立ち上げ
- 水平を常に確認しながら作業
- クサビを打ち込んでビシッと板を固定

- 本来この規模ならクサビを使わずに樹脂製のナットでもOK
- 水平はレベルチェッカーだけではなくバケツとホースを使った「水見式(勝手に命名)」も駆使
- 水平を出し墨をうったら天場クギを打つ
- 杭を打ちまくってガツンと固定
- 気合でコンクリをコネコネしたら型枠の中にブチ込む
- 思わせぶりなアイテム「コンクリートバイブレーター」が便利
- そんなこんなで⊥できた!
- 想像以上に手数が多くてびっくらこいた
- シロアリ対策をするなら(ベタコンの場合:今回は布基礎)→ベタコン施工前に床シート(緑)を敷く
- コンクリ→のり(モルダイン)→モルタル→土台を敷くのがベストな手順
- 基礎屋の小松さんの指導は今日まで
- ありがとうございました!
4.実技:建具取り付け
- NEWアイテム「コーナークランプ」を使って矩(90度)に組み付け
- 現場合わせにも慣れてきました
- NEWアイテム「電気カンナ」も便利!
- 道具マニアになりそう
5.実技:外装取り付け
- タッカーで「透湿防風防水シート」を貼り付けまくります
- 本日は特別に日没まで作業許可
- というかみなさん手つきがめっちゃプロっぽくなってるし
- 明日の最終日は南側の外装を貼ってワークショップ終了となる予定です
- みなさん理解できるまでこだわって作業をしてきました
- そこに「できたフリ」は一切ありません
- ここまでぼくらは確実に「やってきた」のです
ザ・ラスト・つつばのごはん
本日はワークショップ『いえづくり教習所』で一ヶ月間ものあいだ夕食をお世話してくださった「つつば」さんでのラストディナーだったんですけどね。なんかめっちゃ豪華な感じでサービスしてくださってびっくらこきました。一ヶ月間ごちそうさまでした! pic.twitter.com/XHsPcxcIQ7
— ぴーすけ (@pskpsk1983) 2015, 8月 27
- 最終日はやたらめったら豪華でこんなにいいんですか?ってレベルでした
この招き猫のひげがどう見ても鼻毛にしか見えない。 pic.twitter.com/DdbqtdlmDL
— ぴーすけ (@pskpsk1983) 2015, 8月 18
- また来ようと思います!
19日目:いえがデカすぎて完成しませんでした!(プロでもこのスケジュールじゃムリっす)[外装・改善提案]
- 1130まで実技
- 1400~1600まで終令
- 1900から打ち上げ
2.実技:意地で南側の外壁だけは貼る
- 丸太12mmスライスしたものをカット→210&120
- 残すは意地で南側の面だけ完成させる!という目標だけです
- 完全に班とか関係がなくなったフリータイムですぞ
- みなさんそれぞれの思いを胸に一つ一つの作業を進めていきます
- この一ヶ月間はあっちゅーまでした
- とりあえず南側の面だけこんな感じになりました!
- 他の面はこんな感じですぞ
- 今更ですが…この「いえ」ってデカすぎね?
- プロの大工でも3ヶ月かかる規模を素人が1ヶ月はムリです
- でもここまでは確実にぼくらの手でやりました!
3.最終ミーティング
「連絡事項」- 希望者のみ1600~1800作業可
- 修了後に高知で大工として働きたい人は個別に相談のります(※事前告知参照)
- その他の地域は建設労働組合(全建総連)に連絡すれば紹介してもらえる
- 現在のメンバーの力量なら本を読んだだけで実行できる
- ツリーハウスの話→すべて現場合わせ→そのように設計図なしで作るのも楽しい
- 床=厚さ28mmの構造用合板
- 断熱材=厚さ50mmのスタイルフォーム→貼ったあと木材との間には専用スプレーを吹きつける(グラスウール500円~3000円は安価だが湿気を含むと垂れる弱点がある)
- 粉末状の新聞を使ったものも→セルロースファイバー
- サーモウールがオススメ→羊毛の断熱材2550→1500
- 断熱施工は補助金(30万円ほど)が出る
- 外断熱と内断熱がある
- 工務店として登録したら北条のカタログをGETしにいこう(ただし素人感丸出しだと門前払いされるからちゃんと勉強してからね)
「内装便利ツール紹介」
- レーザー距離計
- レーザー水平
- クロスラインレーザー
- 募集は来年ですぞ
4.第2回開催にむけた改善提案
- 1~3に詰めて4週目は完全フリーにしてみる
- 作業時間がもっと欲しい→朝夕土日含め
- 次回は(1期生が)もっと助っ人が必要
- 共用道具の棚&ロッカーの定置
- 参加者たちの目的をもっとしりたかった(新築orリノベ)→いえづくり教習所リノベーション課の提案
- 教習所のスタンプが欲しかった(座学と実技の考査は1回ずつあったが)
- キザミのスケジュールが延長し過ぎて多かったのでは
- やっぱり事前に完成イメージを持ちたかった→言われたことをやっている感じがあった→教習所開催前に事前課題として模型制作があってもよかったのでは→ハテナが多すぎた→事前に推奨図書の告知も欲しかった
- 班の振り分けは経験も込めて→見ているだけにならないように
- 大工アイテムの告知が少なすぎた
- ご近所マップはメンバーが埋めていくものでも面白そう
- もっとざっくりでいいので一通りやりたかった(全員の目的を把握したうえで
- 理解するのに模型が欲しかった
- もっと座学と実技の配分をバランスとるべきでは
- 所長意外にもう一人すべてを把握している現場監督が必要
- ジャンケンで役割を決めたこともあったのでもっと割り振ろう
- SNSをもっと活用して質疑応答をし座学の時間を短縮
- 保護具の勉強もあるべきでは
- BBQ3回はやりすぎ
- 事前にもっとテキストや図面の充実をすべき→方言特集も欲しい
- ありがとうございます。非常に参考になります。来期は可能なかぎり盛り込んで行きたいと思います。
20日目:いえづくり教習所の第2期生のみなさんへ:目印になるカンバンを作っておいたよ[打ち上げ・サプライズプレゼント]
今回はまず先にちょっとだけ時間軸を戻しまして…。
1.最終日の3日前
- 夜更け過ぎのシェアハウス(ぶんたんハウス)のミーティングルームでなにやら会議
- 参加メンバーたちが何かのデザインを考えているようですぞ
- どうやらデザインが決まったみたいです
2.最終日の2日前
- 所長にバレないようにベランダで作業してます
- 製作中にノコギリが2本折れたらしいですね
3.最終日の前日
- 海岸で拾ってきた流木を組み合わせてペイントをしていますね
- 完成したようです
- ってちょっと待ってください
- ハンパないクオリティなんですけど
- ちなみにビンテージな大工道具は指導してくださった清藤棟梁が提供してくださいました
4.最終日当日の授業後
- 所長にサプライズで「いえづくり教習所」と「ぶんたんハウス」のカンバンをプレゼント!
- アドリブでこんな素晴らしいものを作るなんて第1期生はやっぱりハンパないメンバーが集まっていたんですね
- ちなみにぼくは写真撮ってブログ書いてただけです
5.打ち上げは花月楼
- 先日ご紹介した田野町の「花月楼」で打ち上げ
- ビールが美味しすぎますぞ
- ほんとにあっちゅーまの1ヶ月間でした
6.この日のぶんたんハウスは夜更け過ぎまで盛り上がりました
- 最後の夜を噛みしめるように話を交わします
- アイスうめぇ
7.本日朝9時に解散
- メンバー全員の1分間スピーチを経て全てのカリキュラムが終了
- みなさん本当にお疲れ様でした!
8.第二期生はこちらのカンバンを目印にしてね
- ぼくらがわりと道に迷ったので作ったってのもあるんですけどね
- お世辞抜きで素晴らしい出来だと思います
9.以上を持ちまして「いえづくり教習所」全てのレポートを終えます
- 長い間ここまで読んでいただきありがとうございました
あとがき
いやぁ、あっちゅーまでした。
でも、間違いなくぼくの人生で
「1番の濃さの1ヶ月間」だったと思います。
成長度合いから言ったら、たぶん
「1年ぶんぐらい」あったんじゃないかなぁって感じるレベルでしたね。
そして、その経験から一つ断言できることがあります。
それは「なにかを始めるのに遅すぎるなんてない」ということです。
そりゃ、客観的に見ての「遅い」「早い」はあるかもしれないんですけど。
でも、ほんとうに「遅すぎる」ことなんて何一つとしてないんですよ。
それはなぜかといいますと、
今回の第一期参加メンバーは年齢的に言えば下は24歳、
上は60歳という違いはありましたが、
実力や成長度合いにほとんど「差がない」からなんですけどね。
全員、工具を使えるし、図面も読めるし、
どこで何を買って、どんな業者に頼めばいいのかわかります。
しかもそれは「やればできる」みたいなチープな物言いじゃなくてですね。
「やったからできた」んですよ。
というか「できるまでやった」んですよね。
この経過と結果から、
はっきり言って年齢や性別でくくり過ぎるのは、
時代遅れな発想と言わざるをえません。
だって、この「いえづくり教習所」の第一期生は全員が
「超(スーパー)おじいちゃん&超(スーパー)おばあちゃん」
になる予感がしまくっていますので。
長老じゃなく「超老」ってイメージです。
もちろん、ぼくもそうなる予定ですよ。
そう、だからぼくはいくつになっても、チャレンジし続けたいんです。
「今からじゃ遅い」じゃなくて
「今やりたいからやる!」という感じで。
ぼくは、死ぬ時に「あれやってよけばよかった!」じゃなくて
「しまった!やりすぎた!」ぐらいに思いたいんですよね。
そのために、直感を信じて、衝動を信じて
「動き続けて」生きたいと考えています。これからもずっと。
最後になりましたが、所長と、第一期の参加メンバーのみなさんに感謝!
人見知りでコミュ障気味なぼくに対して最高の距離間と、
適度にかまって、適度にほかっておいてくださり、
本当にありがとうございました!
基本的に生きているだけでいろんな人に
「迷惑」をかけまくるこんなぼくでも
「生きてていいんだよ」と肯定していただけているようで、
嬉しかったです。
おかげで強く生きていこうと思えました。
よかったらみなさん、今後ともよろしくお願いします!