クレジットカードの読みもの

クレジットカードに関する様々な知識や使い方を「読みもの」として紹介していくサイトです。

年収が高い人ほど格安スマホを使い、年収が低い人ほど格安スマホを使っていない…という、政府の思惑とは真逆のアンケート結果が出た話。

株式会社インターファームというところが2017年5月25日~30日にかけて行ったアンケート調査によると、高所得者ほど格安スマホを使う傾向にあるという面白い結果が出たようです(こちらより引用)。

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  • 200万以下:格安スマホ利用率20.54%
  • 201万~600万:利用率26.15%
  • 601万~1,000万:利用率26.60%
  • 1,001万以上:31.25%*1

株式会社インターファームが運営する格安スマホ・格安SIM比較のすまっぴー( https://smappy-if.com/ )では2017年5月25日~2017年5月30日にかけて「節約意識と格安スマホ利用」に関するアンケートを実施いたしました。(中略)

  • 調査名: 節約・節約意識に関するアンケート
  • 調査方法: インターネットアンケート
  • 有効回答数: 548
  • 調査期間: 2017年5月25日~2017年5月30日

高所得者ほど節約に敏感:

まぁ今回のアンケート調査は対象人数が548人と少ないために、偏りがでてしまっている可能性は否めませんが、それでも見事なまでに高所得者になるほど格安スマホ利用率が高まるという結果になったのは面白いところ。

個人的には所得が低い層ほどに格安スマホを使い、高所得者層ほど格安スマホに興味を持たない=ドコモやソフトバンクのままで使い続ける…といった感じなのかなと勝手に想像をしていましたが、現実にはまったくの逆ですからね。

  • 間違い:低所得者ほど格安スマホを使う
  • 正解:高所得者ほど格安スマホを使う

むしろ高所得者ほど節約には敏感である…ということができそうな気がします。

低所得者は現状を変えるのが苦手?

ではなぜ、低所得者であればあるほど格安スマホを利用しないのか…というと、これは「よくわからないものに対して手を出そうとしない(勉強をすることに積極的になれない)」ということがありそうな感じ。

要するに格安スマホにすると料金が安くなるってことは知ってるけれども、格安スマホってどういう仕組みなのかよくわからないので現状を維持している、そんな感じに近いものと思われます(難しい言葉でいうと現状維持バイアスにかかっている状況)。

  • 低所得者:格安スマホが安いことはわかる→けど変更はしない
  • 高所得者:格安スマホが安いことはわかる→知識をつけて変更してみようとする

現状維持バイアスとは大きな変化や未知なるモノを避け現状を維持したくなること。

こう書くと『いやいや、日々の仕事でいっぱいいっぱいなんだよ』とか、『生活に余裕がなくて新しいものを覚える暇がない!』という方もいらっしゃると思うので、一概にそう結論付けるのは難しいかもしれません。

しかし、現状を変えられない=出費を減らせずに生活にゆとり生まれない…というのもまた事実なので、現状を打破したいなら格安スマホを覚えるという1歩目を踏み出してもらえればな…と思います。

  • 現状を変えない:出費が減らない=生活レベルは今のまま
  • 現状を変える:出費が減る→生活レベルが向上する

以上、年収が高い人ほど格安スマホを使い、年収が低い人ほど格安スマホを使っていない…という、政府の思惑とは真逆のアンケート結果が出た話でした。ちなみに私もノートパソコンを外出先で使うため用に、格安SIMを活用していますよ(お陰で月額負担が3,000円くらい安くなりました)。

参考リンク:

今まで現金払いだったから現金払いのままでいいや…と、クレジットカード利用を避けている方も多いのですが、この機会に生活に変化を加えてみたい…という方がいれば、下記記事も参考にしてみてください。

クレジットカードの仕組みをしっかり覚えれば、クレジットカードなんて怖いことないということがおわかりいただけるものと思いますよ。

news.cardmics.com

*1:31.25%ということはたぶんですが、16人のアンケート回答者中5人が格安スマホを持っていると答えた…という形になると思います(もしくは32人中10人)。

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