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スライムの皮をかぶったドラゴン~最弱のフリして静かに生きたい 作者:三木なずな

第一章 ディープフォレスト

22/22

スライムの皮をかぶったドラゴン

「ねえねえシェスタさん」

 メスモンスターが取り囲んでいる中、俺はシェスタに話しかけた。
 今、太鼓持ちがちょうどまわりにいる時がチャンスだ。

「なんだ小僧、おれ様のサインでもほしいのか?」
「ありがとう、それは後でもらう」

 本当はいらねえけど。

「それよりもシェスタさんにききたいことがあるんだ」
「おれ様の強さなら企業秘密だぞ?」

 自分でも知らないだけだろうが。

「そうじゃなくって、シェスタさんってどうして独立しないの?」
「独立?」

 一瞬、虚を突かれたかのような顔をするシェスタ。
 まわりの取り巻きも静まりかえった。

 全員、「その発想はなかった」って顔だ。

「独立、そうか独立か。うん、おれ様くらいなら独立して新しいダンジョンを作るのもありだな」
「シェスタ様独立しちゃうの」
「私ついていく!」
「あたしもあたしも」

 シェスタを中心に、モンスターたちが盛り上がった。
 火種は投げ入れた、あとは燃え上がるのを待つだけ――。

「ふはーはっははは。よおし、そうと決まったら早速独立の準備だ」
「手伝わせて下さいシェスタ様!」
「あたし一族に希望者をきいてきます」

 火種を投げ入れた先が油だったらしく、一瞬で燃え上がった。
 よしよし、これで独立のリーダーを仕立てあげた、後はついて行って、こっそりといい様に誘導するだけだ。

 俺はユーリエと一緒にそっとその場から離れた。

     ☆

 夜、準備(、、)をすませた俺は家を出た。
 ドアをあけて外に出て、ユーリエから跳び降りる。

「スライム様?」
「俺だけで行ってくる、ユーリエは先に休んでろ」
「いいんですか?」
「ああ、そのかわり俺が帰るまで絶対に家を出るな、ずっとベッドの上にいろ」
「わかりました」

 ユーリエは従順に頷き、俺の命令を受け入れた。
 俺がいなくても彼女への教育は中断しない。
 ベッドに魔法をかけた。精神面を鍛えるためにものすごくわるい夢を見るようにする魔法だ。
 別に意地悪って訳じゃない。
 精神力が強ければ強いほど魔法の効果が安定する。多分ものすごく悪い夢を見るだろうが、それで鍛えられてくれ。

 家をでて、夜の森の中をピョンピョン進む。

「リュウちゃん♪」

 突然、横から親しげな声と共にヒメが現われ、抱きついてきた。

「どうしたヒメ」
「話聞いたよ、シェスタをたきつけたのリュウちゃんでしょ」
「ああ」
「姑息だねー、ずるがしっこいねー、最高だね♪」

 ほめられてるのかほめられてないのか今ひとつ分からない、ヒメのハイテンションな言葉だ。

「それ、あたしも一緒に連れてって」
「ああ別にいいぞ――ってちょっと待て、前に聞いたときはいやだって行ってなかったか? ディープフォレストの水がいいから、美味しい血が吸えるここから離れたくないって」
「うん、だからあたしの本体は行かない。代わりにさ」

 パチン、と指を鳴らすヒメ。
 パッサパッサと一体のコウモリが飛んで来て、俺たちの前でポン、と音を立てて姿を変えた。

 ミニチュアサイズ、人形サイズのヒメだった。
 全体的にそっくりだが、造形がデフォルメされている。人間の子供が大喜びしそうな見た目だ。

「あたしの分身を一緒に行ってあげる」
「はじめまして、りゅうさま。みにひめってよんでください」
「舌っ足らずだな、それに妙に礼儀ただしいぞ」
「そりゃそうだよ、あたしの中のいらない部分を抽出して作った分身なんだから」
「えへへへ……」
「いやほめられてないぞ。オツムが足りないのはそれが必要なものだからのこったんだろうけど、礼儀正しいのはいらないのか」
「もっちろーん」

 ピースサインをするヒメ、それを見てあわてて自分もピースサインをするミニヒメ。

「おれは別にいいけど、なんでついてくるんだ?」
「万が一新しい土地の方が美味しい血を出せる可能性もあるじゃん? それに例えまずくても、たまにくらいの頻度で気分転換ようにストックしとくのもわるくないかなって」
「なるほど、わかった」
「じゃあよろしくね」

 ヒメはパチンと指を鳴らして、コウモリと一緒に立ち去った。
 また一体モンスターがついてくるのはいいことだ。
 ついてくるのが多ければ多いほど、おれはその中に紛れて目立たずにすむことが出来るってもんだ。

     ☆

 ディープフォレスト中心部。
 母さん、マザードラゴンが年中寝そべっているそこにやってきた。

 シェスタを使って独立させようとしても、ヒメが分かったように、母さんにもどうせばれてる。
 おれは、ディープフォレストを出る許可をもらいにきた。

「母さん」
「……」

 母さんの前に立って呼びかけた。
 閉ざされた目が開き、じろり、と俺をみた。
 わずかにぞっとした、まだ何もしてない、なにもいってないのに。

 母さんに見られただけでぞっとしてしまった。

「余が休んでいるところに何用だ」
「おれ、森を出る。それをいいに来た」
「何故だ」

 低く、威圧感バリバリの声。
 長年折檻(ころ)されてのが体に染みついて、今すぐUターンしてここから逃げだしたくなった。
 ぐっと堪えて、母さんに言う。

「アラガンスに触発された、新しいところで新しい生活をした」
「……子が親から独立するのはあらゆる生物の運命(さだめ)、いや本能」

 そこまで大げさな話でもないけど。

「リュウが余から巣立っていくのも至極当然、か」
「ああ、だから――」
「許さぬ」
「――おれはってええ?」

 許さぬってなに? 直前まで生物の本能とかいって理解ある親の流れだったじゃん。
 それが許さぬってなに? だが断るって事?

「独立はわかる、しかし他人を利用してそれを隠れみのにする根性が気に食わん」
「それは、そうするしかないからだよ」

 おれは目的はザコとしてひっそり過ごす事。
 ひっそりのんびり、面倒臭いって感じた事から全力で逃げてのんびり過ごすこと。
 それを考えたら自分がリーダーになって独立するなんてあり得ない話で、誰かにくっついていくしかない。

「許さぬ、その性根で出て行くことはまかり成らん」
「お、おれは出て行くからな」
「どうしてもというのか」
「ああ」
「……わかった」

 目をすぅ、と閉じる母さん。
 わかってくれたのか――と思った瞬間。
 背筋に悪寒が駆け上っていった、今だかつてないほどの恐怖。

 再びまぶたを開けた母さんの目は、殺気に満ちあふれていた。

「一月ほど死んで、頭を冷やせ」

 そういって、前足を振り下ろした。
 足が迫る、視界が狭くなって、恐怖が襲ってくる。

 今までの折檻よりも遥かに強い一撃。
 まずい、これにやられて文字通り一ヶ月も死んでたらせっかくの話を逃してしまう。

 まずい、まずい、とてもまずい。

「――うおおおおおお!」

 ドスーン!
 地面が揺れた、頭もぐわんぐわんと揺れた。
 体の芯を突き抜けて行く衝撃に思考が定まらず、視界がぐにゃりとゆがむ。

 全身が死ぬほど痛い、こんなに痛いのは生まれて初めてだ。

 ――え?
 生まれて、初めて?

 なんで痛いんだ? 母さんの折檻でなんで痛いんだ?
 今までは毎回一撃で殺されて、その後母さんの力で復活させられた。
 だから、痛い思いをしたことは実はない。

 なのに、痛い。
 ……なんで?

 思考がゆっくりと戻ってきて、視界も徐々に元に戻った。
 俺が見たのは、ぼろぼろに飛び散っている自分の体と、かつてないくらい自分を中心に広がっているクレーターだった。

 母さんの一撃、殺す気で来たのは間違いない、何しろ今までで一番の威力だ。
 でもおれは耐えた。インパクトの瞬間魔力を放出して、とっさに体を固めて、対物・対魔の障壁をどっちも十枚重ねた。
 その必死の抵抗が、折檻(ころ)されずにすんだ。

 初めてだ、母さんの折檻で死ななかったのは初めてだ。

「……堪えたか」
「え?」
「余の一撃で死ななかったのは初めてだな。徐々に強さをあげてきたが、そうか、もうお前を一撃で殺せなくなったか。よくぞ余を越えたな」
「なに言ってるんだ母さん、越えたって、一撃で死ななくなっただけだろ」
「余はこの森と同化している」

 母さんからはじめて聞く言葉、しかし妙に納得する一言。
 ずっとここで寝そべっている母さん、一度も動いたところを見た記憶がない。
 龍脈の中心にいる母さんが森と同化してるってきいてめちゃくちゃ納得した。

「余は一撃しか放つ事は出来ぬ、この全力の一撃の後は、半日ほど待たねばならん」
「そうだったのか?」
「余の全力の一撃を凌げる者がいれば、余はそのものに狩られてしまう。そうなっておる。お前は紛れも無く余を越えたのだ。もはや余はお前を止める事はできぬ。どこへなりと、好きなところに行くがいい」
「ほ、本当にいいのか?」
「信じられぬのなら余の命でももらっていくか?」

 母さんは皮肉っぽくわらった。
 見た目は今までとなにも変わらない母さん、だけど本当に一撃で力を使い果たしたみたいだ。

「そうだな……」

 目を閉じ、念じる。
 魔力を全身に巡らせ、それを解放する。
 スライムの肉体がまるで羽化するさなぎの如く、内側から殻を破ってでてきた。

 みるみる内に、おれはドラゴンに変身した。
 今まで母さんに鍛えてきてもらったおかげでつけた力を全部解放した。

 片目を開ける母さん、気だるげに俺を見あげる。
 俺は、前足を振り上げた――。

     ☆

 独立するシェスタと、それについて行くモンスターたちが森をぞろぞろと出て行った。
 その列は長く、まるで大名行列だ。いかにシェスタが人気を博しているのかが伺える。
 列の中にリュウとその仲間たちがいるのを眺めながら、ヒメはマザードラゴンに言った。

「いっちゃったねえ」
「子は巣立つものだ。これでいい」

 マザードラゴンはそう言って、列を見ていなかった。
 竜の目はその反対側、自分の前に出来た二つの足跡、二つのクレーターを見つめていた。

 どちらも大きいか、後から出来た新しいクレーターの方がより大きく、前のそれを呑み込む形になっていた。

「満足しちゃってまあ」
「親は子に越えられたがるものだ」
「へえ、子を産めないパンパイアには分からない感覚だね」

 ヒメはニコニコしながらいった。マザードラゴンも微かに口角を持ち上げた。

「ひょっとして、いつもの折檻もただの意地悪じゃなくて、親としてのなにか?」
「……」

 マザードラゴンは答えなかった、答える必要性を感じないからだ。

「でも残念。マッチーが寂しそうにしてたら一杯付き合ってあげようと来たのにさ」
「余は付き合わんぞ。人間の血など飲む気がしない」
「普通のワインなんだけどね」

 そう言ってヒメが持ち出したのは、血ではなく言葉通り人間が醸造した普通のワインだった。

「貴様にしては珍しい」
「長い付き合いだからね」
「寂しくはないが、祝杯なら付き合おう」
「へえ」

 ヒメは面白そうにいった。

「あのマッチーが子供の巣立ちで祝杯ねえ。いいねいいね、じゃあ祝杯を挙げよう」

 ヒメはワインの栓をぬいて、二つのグラスに注いだ。
 自分で一つ持って、もう一つをマザードラゴンの前に置く。

「じゃあ乾杯しよ。何に乾杯するの?」
「決まっている」

 マザードラゴンは魔力でグラスを持ち上げて、ヒメの前に持ってきた。

「余の偉大な息子の、約束された気ままな未来に、だ」
「親馬鹿が出たね。よし、じゃあそれにカンパーイ」

 乾杯をした二人は同時に列を方を向いた。
 そして、もう一度乾杯をする。

 スライムの皮をかぶったドラゴンの、約束された未来に祝福して。
これで第一章終了です、ここまでよんで下さってありがとうございました!
ここまでが面白かったらブクマ、評価もらえると嬉しいです。

明日から新天地での第二章開始です。

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