がん大国に挑む日本のゴッドハンド

テーマ:
未来世紀ジパング
11月17日 月曜日 放送 「緊急拡大スペシャル! "中国異変第3弾”」    

最近の中国の異変を見ることで、中国のこれからが分かるという内容の
番組でした。リンク先に概要が説明されています。

(1)  フカヒレ激減!中国全土を揺るがす“ぜいたく禁止令”  
(2) 変調!中国経済…様々なところで衝撃のバブル崩壊    
(3)  今なぜ?中国初進出のニトリ  
(4)  がん大国に挑む日本のゴッドハンド

最後の「がん大国に挑む日本のゴッドハンド」に注目しました。
中国湖南省長沙で起きている医療の異変。市内の片隅に「がんの町」が
あり、小さい旅館がたくさんあって、街中をパジャマ姿の人が歩いている。
 

がん患者は、手術をして1日で、まだ傷口から膿が出ているのに
お金がないから病院を出なければならず、この町の安い旅館に
泊まって病院に通う。そのような人がたくさん集まっている。

湖南省で一番大きいがん専門病院。こんなに大きい病院なのに、
健康保険制度があまり発達してないし、高度な能力を持つ医師が
不足しているために患者に対応できない。
 

中国は世界最悪のがん大国になってしまった。人口から比べると
日本と比較してもしょうがないかもしれないけれど、インドやアメリカと
比べても桁はずれに多いことは明らか。
 

中国のがん患者を救う大圃(おおはた)先生は、NTT東日本関東病院の
内視鏡専門医で、大腸、胃、食道の3つの消化器がんを扱い、がん内視鏡
手術で日本でトップクラスの医師。普通は数時間かかる手術も30分で終わる。
そんな医師が、月に1回のペースで日本で勤務がない日を利用して中国を
訪れてがんの手術をしている。

大圃先生は、中国大連で最も大きい大連市中央病院にやって来ました。
先生と中国との関わりは、「たまたま中国から手術の依頼を一度受けて、
それが中国の一番大きい学会で、行った手術に中国の人たちがびっくり
したみたいなんです。」それで、ぜひ病院に来て教えて欲しいと頼まれて、
自分が教えることで多くの患者を救うことができればと引き受けたとのこと。
 

中国人の医師たちが注視する中で、内視鏡で次々に手術をする。
「医療には国境がないんですよ。システムの問題とか政治の問題が
あっても、目の前のものを治したいとかがんを早く見つけて治したい
とか、治すための技術だとか、その辺のことは一貫しているんです。
目の前に患者さんがいて、国がどうであれ、がんがあったら放って
おけないです。」
 

ある時は、山東省立病院で、一度に中国各地の3,000人の医師が
モニター越しに見守る中、「サイズは3cmくらい」などと説明しながら
病変部を切除する。装置のトラブルがあっても、想定外の血管に遭遇
しっても動じないで、血管を凝固してがんを切り取って行く。いわく、
「簡単に手術しているように見せることが大事で、離れ業みたいに
やっていたらできないと思わせてしまう。自分でもできると思わせる
画面でやることが大切。」

 

中国人医師は「大圃先生の手術は完璧。速いのに丁寧で本当に
勉強になります。」
「医療の前ではみんな平等なんです。私たちの敵は民族ではないし、
昔のもめ事も関係ありません。私たちの敵は病気なんです。」
 
 
番組のゲストの中国人の宋文州。「大圃さんを見ると医者の鑑ですよね。
このような活動によって…… まぁ、中国人はそれでも反日か?と聞きたい。」
と少々涙目のように見えたのは気のせいかどうか。
 
 
ジャーナリストの竹田圭吾氏は、「それぐらい医療技術の差がある
というのが印象的でした。」

大圃医師が一人で中国に行っても、現地では中国側の病院は
もちろん、日本の医療機器メーカーがサポートする。 
 
 
内視鏡は、世界中で日本のメーカーがシェアの殆どを占めていて、
大圃先生を支えることで、企業にとってはビジネス・チャンスになる。

 

以下、余談:
宋文洲は、ここで「それでも反日するかと聞きたい」なんて言っていた
けれど「あなたが言う?」という感じかも。私のTLにたまにRTされてくる
この方の発言は十分に反日的ですけどね~。  

ここで思い出すのは スリランカ人のニシャンタ氏です。
Amazonで「留学生が愛した国・日本」という本のレビューを読むと、
スリランカに行ったことがある人が、スリランカ人は政治的に圧力を
かけない日本に対して好意的だと言いつつ、ニシャンタ氏が著書で
中国や朝鮮を持ち出して日本を批判するのにはがっかり。彼が師事した
教員が田中宏という札付きの親北朝鮮の人物で彼の影響を受けた
結果、利用されているのでしょう…… 今は改心してくれていることを
期待するなんて書いているけれど、ニシャンタ氏は日本人が改心しろと
相変わらず思っているようですね。

 オフィシャル・ブログの2014年8月16日「終戦」で、「戦争をしたのに
被害についてばかり話し、加害を語らない首脳もいる。」とか、
2014年9月5付けでは、文末の「!?」に皮肉を込めているのかと
思われたり、朝日新聞が8月に「吉田証言」は嘘だったと謝罪したにも
関わらず、それについては語らず、TVで親日のような顔をしていても
真に受けてはいけない。帰化して日本人の粗探ししをしながら日本に
住んでいるらしい。まぁ、ほめる人ばかりじゃしょうがないけれど、
批判が的外れじゃねぇ。

それから、スリランカの初代大統領は日本にとってありがたい方だけれど
( 「スリランカ」)朝日新聞の謝罪にも関わらず、国連の人権専門の
クマラスワミ弁護士は自身の「クマラスワミ報告」で吉田証言を引用している
のに、報告書を修正する必要はないと、日本の政府の要求を拒否して
いたり、スリランカについては複雑。

一方、ケント・ギルバート……
「リメンバー・パールハーバー」について、 「米政府のプロパガンダだった」
なんて、アメリカ人がこんなことを語って大丈夫なのかと心配になったりして。

ケントさんの公式ブログ 「ケント・ギルバートの知ってるつもり」、2014年9月1日
 「朝日の大罪」 「最近の人気記事まとめ」もご参照くださいませ。この方の
ようなアメリカ人はきわめて珍しいのではないでしょうか。アメリカのメディアも
日本のメディアに負けず劣らず反日記事が目立つようですから。
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