これは私の個人的な考えで、データがあったり学者さんが語っていることではありません。
よって、反論が多いのかもしれません。
でも、雑誌に記載されていた文言が、個人的にどうにも気に入らない!
そして、断捨離の裏側に隠れている人間模様が何とも不可解でなのです。
今まで私が知っている「断捨離」をされている方々は、とても素敵に生きています。
そして、家族と良好な関係を築いていて、私もちょっと整理整頓をしてさっぱりしよう♪…なんて思ってしまう。
そんな気持ちで過ごしていました。
しかし、社会現象とまで言われていた「断捨離」の被害もあるのだと知りました。
他人のモノを勝手に断捨離?!
私の知り合いの会社で相談があると言われ、社長に話を聞いてビックリしました。
40代女性社員で断捨離をしている方が、会社にその「断捨離理論」を持ち込んで、他の社員に注意したり、捨てることでお金持ちになる!と宗教のようにしつこい。
1年使用していないため不要と思われる備品や書類をポンポン捨ててしまうことから、社内で大きな問題となり解雇理由にしたいと社長から相談がありました。
彼女は「断捨離!こんなことができる私は最高!」と自分に酔っている状態をブログに綴っているらしく、社内の片付けなどの倉庫の様子を撮影しているので、会社側としては迷惑しているとのこと。
私は、注意したにも関わらず勝手に会社のモノを捨てたのですから損害賠償請求、会社の倉庫内を撮影したことに関して法律は「社会通念としての常識の許容範囲内で」が境目となるため素人では判断できず弁護士に相談し、雇用契約書の照らし合わせと見直しをオススメしました。
私は、どんなに会社がきれいに掃除されても、勝手に会社の財産を捨てたわけですから、罰せられても仕方がないと私は思っています。
私は少なめに見積もって200万(3Dプリンターなど含む)の損失だと思っています。
加害者である彼女と話をしたのですが、うっかり紛失や廃棄してしまったというレベルではなく、法律で言う「故意」であり、注意したにも関わらず会社の指示に従わなかった上、目の前に書類があって邪魔になったという理由で書類を廃棄し、取引先に迷惑をかけたのだから、何かしらの責任は負うべきです。
法律でいう「故意」とは、法律上は他人の権利や法益を侵害する結果を発生させることを予想・認識しながらそれを容認して行為することです。
ペーパレスは大切なことですが、自分にとって不要な書類であっても、他の社員にとってはメモ・付箋一枚でも大切な場合があります。
ブームの断捨離に目覚めるのは本人の勝手ですが、自宅と会社は別です。
私生活でも問題があり、彼女はご主人の趣味であるレトロなブリキのミニカーを捨てたのです。
ご主人が子供の頃から集めていたミニカーを勝手に断捨離したことが発端で、離婚していました。
ニュースになった話題では、母親が勝手に息子のカードゲームの高額カードを「断捨離のため息子のカード売ります」とオークションに出品し、その中に2015年末の時点で美品かつ鑑定済みの値段が300万円を超えているカードが含まれていたことから、家庭崩壊寸前に至ったということがありましたね。
母親が落札前にお詫び文(2017年 4月 11日 18時 13分 追加)
入札された方には大変申し訳ない事を致しましたが、私自身そんなに価値がある物と知らず出品してしまいました。
先ほど息子から連絡が入り怒鳴られました。家族崩壊寸前で今回の出品は取り辞めとさせて頂きます。
こんなことって、本当にあるんですね…。
社会問題になりつつある「断捨離が原因で離婚」
私は今回問題を起こした彼女だけが特別だと思っていたのですが、調べていくうちに「断捨離」によって様々な問題が発生していることを知りました。
ダイエットをしていた人が、十分痩せたにも関わらずまだ痩せたいと拒食症になってしまう心理に似ているな…と感じました。
従来「断捨離」はただ単に、捨てれば気持ちよく、お金持ちになれるというような単純なものではないと思っています。
私は「断捨離」で家庭内が良い状態になっている人ばかりのブログを読んでいたので、その裏側の問題を重要視していませんでした。
いろいろ調べてみると、身勝手な事例が多く、ご主人のコレクションなどは不要と判断し無断で捨ててしまい、それを怒ったご主人が加害者である奥さんの多数ある洋服を捨てたことで、自分のものを勝手に捨てた!と奥さんが怒る…という、私にとって不可解であり不愉快でもある内容の話がすごく多かったです。
それはあまりにも身勝手過ぎます。
人のものは無断に捨てて、自分のお気に入りは捨てて欲しくない!お互いの思いやりや歩み寄る気持ちがない状態で、結末は離婚です。
子供の頃から教育されていると思うのですが「自分がされて嫌なことは、他人にしない」という最低限の人間のルールから外れています。
次は、子供のおもちゃを学校に行っている間にわからないように処分した母親の話。
子供部屋のおもちゃを相談なく断捨離したら、子供が元気がなくなり学校に行きたがらなくなってしまった。どうしたらいいですか?という相談コーナーがありました。
学校に行きたがらない…そんなの当たり前でしょ!
学校に行っている間に大切なモノがなくなってしまうのですから…
安心して学校に行かれなくなりますし、その母親は子供の人格を無視していると思うのです。
親が使っていない不要なものでも、子どもにとっては大切にしまってある場合だってあるんです。
子どもが言葉を話せるようになったら、親子で相談して大切な使ってくれる方にあげたり売ったりすればいいことで、捨てるのが嫌だったらお片付けルールを決めていけばいいことです。
片付ける・捨てると判断すること、ルールをつくることを小さい頃から学ぶことが大切だと思うのです。
断捨離に目覚めた母親が急にいろいろ捨てはじめても、ご主人と子供たちは意味不明であり理解をしていないにも関わらず、自分のものが勝手に捨てられた。
それも、無断で!
家庭内不和が生じるのは当然で、自分勝手も甚だしい。
いろいろ調べていたら、「ミニマリストなシンプルライフ」のN氏の記事がとても私には腑に落ちたので、リンクしておきます。
読んでみてくださいね。
子どものおもちゃを断捨離?それは親子関係や家庭崩壊の第一歩です!
上記の雑誌の掲載記事に私はすごく違和感があるんです。
部屋がきれいになることは…母親が片付けてしまうのは簡単!
子供は親の所有物ではないので、やはり最低限の親子のルールには「人格」を重んじてほしいと思うのです。
散らかしてどうしようもない場合は、子どもに理由を述べて目の前で捨てればいい。
そして「捨てられたくなかったら、整理整頓をする」
片付けなさい!って怒鳴っていても、片付け方を学んでいない子どもには意味がわかりません。
片付け方を教えた上で、子どもがルール違反をしたのであれば、泣こうがどうしようが目の前で捨てればいい。
子どもが見ていない場所で、親が要・不要を判別して勝手に捨ててお部屋をきれいにすることなんて、誰だってできます。
それは「親がラクをしているエゴであって、子供の将来を育む教育ではないと思うし、子供からは反感を持たれて親を信じなくなるだけです」
ネットでは、親に相談されずにモノを捨てられてしまった経験をもつ、30代の方のブログがあったのですが、兄弟揃って家族に対して希薄であることは「大切にする」ということを母親から学ばなかったからだと結論づけています。
「断捨離 勝手に捨てる」と検索してみてください。
このような悲劇の話がいっぱいです。
娘さんから「わたしの宝物を捨てるなら、ママも捨てなよ。
ママの宝物はわたしでしょ。わたしのことだっていらないでしょ」
多くの人が快適で幸せな生活を体験している「断捨離」の裏側では、こんな悲劇もあるんです。
「断捨離」という言葉は、やましたひでこさんの登録商標です。
その彼女の言葉が、指針になっていると思うのです。
彼女の言いたいことはただの片づけ術ではありません!
断捨離というと新しい片づけ術かと思うかもしれませんが、そうではありません。断捨離とは、モノへの執着を捨てることが最大のコンセプトです。
モノへの執着を捨てて、身の周りをキレイにするだけでなく、心もストレスから解放されてスッキリする。
これが本家「断捨離の目的」です。
私の周りには、こんな風に断捨離ができたらいいな…
そして、こんな家族だったらいいな♪
素敵な人だな…
…と、思わせてくださる方ばかりです。
お互いに尊重しあい、家族で協力して楽しく断捨離ができている過程がとても大切だと思うので、家族の合意の重要性が見えてくることで、断捨離を目指している方々に大きな目標になると思うのです。
私は断捨離に対して意思や経験がないので、記事にできません。
私が綴ると「理想論」になってしまいます。
幸せに断捨離ができる、そんな温かい家族の話し合いなどを発信されていくことを願います。