ただいまはてな、けいいちです。
調子がいいので、20日(以上かな)ぶりにブログを書いてます。
現在僕はうつ病で色々悩まされています。
無気力、不眠、そして食欲不振。
他にも、頭のボーとする感じだとか腰痛だとかあげだしたらきりがないんですが、
先ほど挙げた「食欲不振」は、かなり辛いものです。
何を食べても美味しいと思えない。だから食べなくていいや。
だけど少しでも養分を取らないと、体が持たなくなってくる…
こんな感じで、ほとんど一日一食生活を続けていました。
6月のある日。
そこら中の空気が温んでいて、心地の悪い日。
母親と二人でショッピングモールに行きました。
一通り店内を歩き回って、目当ての商品を購入して、、、
帰る際、
ちょうど大きなガラス戸を押す瞬間に、
煙がもくもくと上がってる、出店が目に入りました。
炭火焼ソーセージ。無難にいい匂いがして、ふっと目をやりました。
「おばさんがテントの前に立って、何か言ってるなぁ。」
そんな程度の注意を向けて通り過ぎようとしたら、
「これ、食べる?買おうか?」
と母。
なんとなくいい匂いはしたけれど、やっぱり食べる気になれない僕は
「いいや」
と断りました。
それでも母は「食べたくないの?」と、薫る煙も「食べたくないの?」と。
そういう推しには昔から弱い僕。
おばさんに200円を手渡しました。
「自家製だからね、形がいびつなんだけどどれも美味しいよ!どうぞ選んで~」
その時、同時に焼いていたソーセージは10本ほど。
その一番右にある、不恰好で背は低いんだけれど、パンパンに詰まってそうなヤツを手に取り、
簡単にお礼の挨拶をして車に向かいました。
助手席についた僕は、シートベルトをして、運転席の母親がペダルを踏む瞬間にひとかじり。
「あっ」
飛び出す肉汁。汚れるシートベルト。
そして同時に溢れ出す涙…。
「うまい…」
久々に、口に入れたものが美味しくて、美味しすぎて、うまいと口に出す経験をして、
これが正常なのだ、と再確認することができたのと、
美味しいものを美味しいと感じることのできるまともな自分がいることに感動して、
よくわかんないけれど、泣いてしまいました。
とにかく、あのおばさんにお礼が言いたすぎる。
出店だったから、そこに行けば会えるというわけではないのが残念。
何て感謝の意を伝えればいいのかわからないけれど、どんな形でもいいからとりあえず
「ソーセージうまかったよ」
っていうことを伝えたい。
そして同時に、あのおばさんの立場に立ちたいとも感じました。
辛い境遇にいる人間に光を与えるような、、。
大げさだけど、経験した身からすると、本気で思います。
それについてはまた書きますね。
またどこかで、あのソーセージ食べたいなぁ。
それではっ