ハゲには色々なパターンがありますが、代表的なのがm字はげとてっぺんハゲ。
生え際が後退していくm字はげは進行が早く、スピーディな対応が必要なのに対し、つむじ周りが薄くなるてっぺんハゲは自分では気づきにくいので早期の発見が対策の鍵となります。
今回は、ふたつのハゲの原因と効果的に治す対策について解説をしていきます。
目次
m字はげの原因と対策、治し方
生え際が左右から後退して、前頭部にアルファベットのm字を描くようなハゲ方をm字はげと呼びます。
真ん中の部分を残すようにハゲるため、最初のうちは剃りこみを入れたような前髪になるのが特徴です。
m字はげの原因
m字はげの原因は大きく2つに分けられます。
男性ホルモン(AGA)、生活習慣です。
(1)男性ホルモン(AGA)によるm字はげ
AGAとは男性型脱毛症のことで、ジヒドロテストステロン(DHT)によって引き起こされる症状を言います。
DHTが分泌されると、毛根にある毛母細胞への栄養供給が阻害されます。
栄養がいかなくなった髪の毛は衰弱し、髪の毛の成長サイクルが乱れ、成長期の髪の毛が減少し、退行期の髪の毛が増加します。
そして徐々にハゲが進行してしまうのです。
このハゲホルモンDHTですが、困ったことにその多くは前頭部や頭頂部で分泌されます。
前頭部でDHTが分泌されやすい人はm字はげになりやすいのです。
(2)生活習慣の乱れによるm字はげ
睡眠不足や睡眠サイクルの乱れ、油や肉、加工食品に過度な飲酒などの偏った食生活、疲労やストレスの蓄積などの生活習慣の影響が一番現れるのが生え際です。
生活習慣が乱れると額にニキビや吹き出物があらわれる事もあります。
これもマセラチアなどの雑菌増殖の原因となり、生え際の後退に影響を与えます。
髪の毛の栄養に必要なアミノ酸、タンパク質、ビタミン、ミネラル、亜鉛、ビオチンがバランス良く食事から摂取されない日が続き、睡眠不足によって栄養の吸収も阻害されると当然髪は衰弱します。
10代や20代前半ではそれでも本来の体の免疫力によって影響が出ない人もいますがこれらは確実に抜け毛が増えていき薄毛になる原因となります。
m字はげの対策と治し方
(1)男性ホルモン対策
AGAの要因として確実に言えるのが遺伝によるものです。
家族にハゲがいるかどうかは、自分がAGAになるかどうかを確認する有効な指標となるでしょう。そして、AGAになる可能性があるとわかったらすぐに対策に動きましょう。
男性ホルモン対策には育毛剤を使うことが効果的です。
育毛剤は色々な種類がありますが、この場合はパッケージを見て5aリダクターゼ阻害や男性ホルモン抑制と記載された成分がある育毛剤を選ばないと効果はありません。
DHTによって毛根への栄養供給を阻害される前に、栄養供給ルートを用意しておくのです。
結果として、正常な髪の毛の成長サイクルを維持できるのです。
(2)生活習慣対策
生活習慣の乱れは、薄毛だけでなく健康面でも早急な対応が必要になります。
成長ホルモンが分泌されるよう6時間前後の質の良い睡眠、栄養バランスの取れた食事はもちろん、朝シャンを避け夜のうちに髪を洗ったり、シャンプーやコンディショナーを頭皮に残さないようにしっかりと洗い流すことも頭皮の衛生対策として大切です。
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食生活は血液の粘度に直接影響するので、特に注意しましょう。
血液をドロドロにしてしまう糖質や脂質の摂取を少なめに抑え、タンパク質は青魚や豆腐、納豆の大豆で植物性の良質なものを摂取するといいでしょう。
m字はげに効果的な育毛法は血行促進です。
原因がAGAにしろ生活習慣にしろ毛母細胞への栄養阻害が抜け毛へとつながっているのm字はげ。
育毛剤や食生活の改善など、出来る限り頭皮へ栄養がまわるような方法を活用するようしましょう。頭皮マッサージなどもオススメです。
てっぺんハゲの原因と対策、治し方
てっぺんハゲは、頭頂部のつむじ周辺から薄くなるハゲ方です。
鏡で見えない位置から進行するため、気づいたときには手遅れだったりするのがてっぺんハゲの怖いところです。
合わせ鏡をしたり友人に確認してもらうなどして、できるだけ早期に発見するようにしましょう。
てっぺんハゲの原因
てっぺんハゲの原因は大きく3つあります。
男性ホルモン(AGA)、ストレス、そして最後に頭の形です。
(1)男性ホルモンによるてっぺんハゲ
AGAの原因になるDHTは、前頭部と頭頂部で主に分泌されます。
DHTの分泌される場所は遺伝による影響が大きいです。
また同じ人でもストレスの度合いなどによってハゲる箇所が変わってくるのでハッキリとは解明されていません。
DHTが前頭部で主に分泌される人はm字ハゲ、頭頂部の人はてっぺんハゲとなります。
中には両方から分泌される複合型もいるので、注意が必要です。
(2)ストレスによるてっぺんハゲ
ストレスによって起こるてっぺんハゲは一般に円形脱毛症と言われています。
円形脱毛症はストレスハゲの代表的なもので、頭部の様々な場所から起こる可能性があるのですが、つむじの位置に現れてしまうと気づきにくい上に進行しやすい最悪のてっぺんハゲに変化するのです。
(3)頭の形によるてっぺんハゲ
頭蓋骨の形が悪いとてっぺんハゲになりやすいです。
特に頭頂部が尖がっているような形をしていると、その部分からてっぺんハゲが進行します。
タダでさえ重力に逆らい血流が行き届きづらくなる頭頂部ですから、頭蓋骨の先端が伸びていたらその分頭皮の皮膚が圧迫されて血流が悪くなるのです。
20歳を過ぎて成人してから頭蓋骨の形が変わる人もいます。
てっぺんハゲの対策と治し方
(1)男性ホルモン対策
基本的にはm字ハゲと同じ遺伝による影響を確認するのが対策なのですが、
自分では気づきづらいてっぺんハゲにとっては早期発見の鍵になるためとても重要です。
親戚にてっぺんハゲがいた場合、すぐに育毛剤などの対応をしましょう。
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(2)ストレス対策
趣味に没頭するなどストレスの発散方法を持っておくのがいいでしょう。
カラオケで大声を出したり、大自然に包まれてちっぽけな自分を実感するのもひとつです。
愚痴を聞いてくれる友達と食事をするのも効果的。
ただしお酒は髪の毛への栄養供給を阻害するので、注意しましょう。
(3)頭の形対策
何は無くとも頭皮のマッサージと血行促進です。
血流を滞りなくすることで、少しでも頭頂部へ行き渡らせることが頭がとがっている人の薄毛対策です。
少しお金はかかってしまいますが、頭蓋骨矯正を行っている整骨院も調べればあります。
年齢とともに頭蓋骨が膨張していく病気も少ないですがあるようなので
長年悩んでいる人は一度診療してみるといいでしょう。
てっぺんハゲに効果的な育毛法は頭皮環境改善です。
特に頭の形が悪い方は、頭皮のマッサージを欠かさないようにしましょう。
まとめ
m字はげとてっぺんハゲの原因と違いはDHTの分泌される場所の違いと頭蓋骨の形でした。
同じ人でも原因の強さの度合いによってm字ハゲになる事もてっぺんハゲになる事もあります。
なので薄毛の原因となる要因を1つでも多く減らし育毛に良いと言われている事を1つでも多く増やす事がm字はげ、てっぺんハゲともに治すのに最も効果的な改善対策なのです。
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