我が家には7歳と、1歳になる姉妹がいます。
《姉と妹》
年が少し離れているためか、長女は妹の面倒を、よく見てくれる方だと思います(^-^)v
最近の次女は、イヤイヤ期に入ってきたのか、自分の思うようにいかない時は、大声を出したり、物を投げたり、叩いたり…
そんな時でも長女は、怒らず妹に、「物を投げたら駄目よ」とか、妹に頭を叩かれても、「人を叩いたら駄目よ」と、優しく教えてあげています。
親の私が、長女には頭が下がりますm(_ _)m
長女は、早く妹と一緒に色んなことをして遊びたいみたいだし、次女は姉の後ろ姿を見て、早く自分もお姉ちゃんのように、色々と出来るようになりたい!という相互作用が働いているようです。
兄弟・姉妹にも色々な組み合わせがありますが、ちょっと年の離れた姉妹も、なかなか良いですよ(*^^*)
長女が6年生になると、次女が1年生になります。
たった1年間だけだけど、二人で仲良く登校する日が、とても楽しみです。
《姉妹の絵本》
今回、ご紹介する絵本は、我が家のように、姉妹のお話です。
【あさえと ちいさい いもうと】
あさえとちいさいいもうと (こどものとも絵本) [ 筒井頼子 ]
筒井 頼子 さく
林 明子 え
福音館書店 発行
(あらすじ)
あさえが家の前で遊んでいると、お母さんが玄関から出てきました。
「お母さん、銀行に行ってくるわ。すぐ帰ってくるから、待っていてね」
しばらくすると、家の中から、あやちゃんの泣き声がしました。
あさえは、あやちゃんに靴を履かせてあげると、あやちゃんは泣き止みました。
あさえは、チョークで道に線路を書きました。
あやちゃんは、にこにこして線路を渡ってきます。
あさえが夢中になって、じこじこ書いていると…
あやちゃんが、いなくなってしまいました!!
あさえは慌てました。
すると、突然、「ききーっ!」
大通りから自転車のブレーキの音がします…
あやちゃんは大丈夫?!
あさえは無事、あやちゃんを見つけ出すことが出来るのでしょうか…
(おだっちの感想)
あさえは、凄く面倒見が良い子だな~、と思いました。
姉妹の、とても、ほっこりとした姿が凄く伝わってきます。
あやちゃんが、いなくなった時、あさえは、どんな気持ちだったでしょうか。
お母さんが留守の間、お姉ちゃんの自分が、あやちゃんを、ちゃんと見てあげられなかった…
不安と戸惑いと、心配で無我夢中になって、あやちゃんを探しに、かけ出す、あさえの気持ちが、まるで読んでいる人が自分のことのように、重なります。
なかなか見つからない、あやちゃん。
あさえは泣きたい気持ちだったに違いないでしょう。
しかし、涙をこらえて一生懸命、探す姿に心を打たれます。
やっとのことで、あやちゃんを見つけた時は、思わず読んでいる私が泣けてきました。
あやちゃんが無事、見つかって本当に良かったね(*´ω`*)
《続編があります》
この『あさえと ちいさい いもうと』のお話には、実は続編があります。
それは、
【いもうとの にゅういん】
あさえが幼稚園から帰ってくると、お母さんはぐったりした妹のあやちゃんを病院につれていくところでした。友だちと遊びながら待っていると、お母さんが帰ってきて、あやちゃんが盲腸の手術で入院することになったといいます。あさえはお父さんが帰ってくるまで、ひとりで留守番をします。そのうち暗くなって、雷が鳴り……。妹の入院でちょっぴりお姉さんになったあさえの物語です。
少し大きくなった、あさえと、あやちゃん、お母さん、そしてお父さんも登場します!
ぜひ、こちらも読んでみて下さいね(*^^*)
《絵本を、さらに楽しむ秘訣》
筒井 頼子さんと、林 明子さんのお二人が手がけた作品は他にも色々とありますが、実は、その中に、登場人物が、あっちこっちに出現していることを、ご存じですか?
例えば、今回、ご紹介した『あさえと ちいさい いもうと』には、『はじめての おつかい』に登場した、黒ぶち眼鏡のおじさん、パンを買いに来た太ったおばさん、そして、初めて一人でおつかいが出来た、みいちゃんが登場しているんです。
お子さまと一緒に、楽しみながら探してみて下さいね。
きっと、新しい発見がありますよ(^^)v
《おしまい》
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました(*^^*)
林 明子さんの描かれた絵は、とても繊細で優しく、見る人を引き寄せるような、とても素晴らしい作品だと思います。
7/15~8/27まで、ひろしま美術館にて、『林 明子原画展』が開催されます。
娘たちも、林 明子さんの絵が大好きなので、行ってみようと思います。
詳細は、こちらです。
とっても楽しみ~(*´ω`*)
お近くの方は、ぜひ行ってみて下さいね。