道路建設めぐりインド軍と中国軍が対じ 緊迫した状況に
インド政府は、中国とブータンの係争地で中国が進めようとした道路建設を阻止するため、インド軍がすぐ近くの北部シッキム州に展開していることを明らかにし、中国軍と対じして緊迫した状況となっています。
インド外務省は30日、声明を出し、中国がブータンとの係争地に道路の建設を進めようとしたため、インドとブータンの安全保障上、大きな懸念になるとして、建設を阻止するためにインド軍が展開していることを明らかにしました。
インド軍が展開しているのは北部のシッキム州で、中国が道路の建設を進めようとしたブータンとの係争地のすぐ西側にあたります。地元のメディアは、インド軍の関係者の話としてインド軍と中国軍それぞれ3000人規模の部隊が、現在、対じしていると伝えています。
インド外務省は声明で、外交チャンネルを使って中国側と協議を続けていることを明らかにしたうえで、中国側が道路建設をやめて撤退するよう求めています。インドと中国をめぐっては、今月、中国軍の攻撃ヘリコプターが越境してインド北部に短時間着陸したとして、インド政府が中国側を批判するなど、両国の境界線付近で緊迫した状況が続いています。
インド軍が展開しているのは北部のシッキム州で、中国が道路の建設を進めようとしたブータンとの係争地のすぐ西側にあたります。地元のメディアは、インド軍の関係者の話としてインド軍と中国軍それぞれ3000人規模の部隊が、現在、対じしていると伝えています。
インド外務省は声明で、外交チャンネルを使って中国側と協議を続けていることを明らかにしたうえで、中国側が道路建設をやめて撤退するよう求めています。インドと中国をめぐっては、今月、中国軍の攻撃ヘリコプターが越境してインド北部に短時間着陸したとして、インド政府が中国側を批判するなど、両国の境界線付近で緊迫した状況が続いています。