左右の壁にも映像投影 国内初の上映システム

左右の壁にも映像投影 国内初の上映システム
k10011036011_201706301739_201706301828.mp4
正面のスクリーンだけでなく左右の壁にも映像を映し出し、臨場感あふれる映像を楽しむことができる上映システムが、国内で初めて東京都内の映画館に設けられました。
「ScreenX」と呼ばれるこの上映システムは、正面のスクリーンだけでなく、別のプロジェクターを使って左右の壁にも映像を投影することで、みる人を取り囲むように映像を映し出すことができます。

これまでに7か国、119の映画館で使われているこの上映システムが、国内で初めて東京・港区の映画館に取り入れられ、30日、内覧会が開かれました。

内覧会では、ジョニー・デップさん演じる海賊の活躍を描いた「パイレーツ・オブ・カリビアン」の最新作の一部などが紹介され、臨場感あふれる映像が広がりました。
この作品は1日から上映が始まり、129分の上映時間のうち30分ほどの場面で、このシステムのために作られた映像が左右の壁に投影されるということです。

ScreenXを取り入れたユナイテッド・シネマの渡辺章仁社長は「これまでに味わったことのないような世界観で映画を楽しむことができると思っています」と話し、今後、客の入り具合などを見ながら、導入する映画館を増やしていきたいとしています。