糸魚川大規模火災 火元の店の元店主を書類送検

糸魚川大規模火災 火元の店の元店主を書類送検
去年12月、住宅など147棟が焼けた新潟県糸魚川市の大規模火災で、警察は、火元となったラーメン店の73歳の元店主が、鍋を空だきして火元の管理を怠っていたのが火災の原因だったと結論づけ、30日、業務上失火の疑いで書類送検しました。
去年12月22日、新潟県糸魚川市で起きた火災は、ラーメン店から出た火が強い風にあおられて3万平方メートル余りに燃え広がり、住宅や店舗など147棟が焼けました。

警察は、火元となったラーメン店の検証などを進めた結果、ラーメン店の73歳の元店主が、タケノコと水が入った鍋を火にかけたまま外出したことで、完全に水が蒸発して空だきになってしまい、鍋付近から火が出ていたことがわかったということです。

警察は、火元の管理を怠っていたのが火災の原因だったと結論づけ、30日、元店主を業務上失火の疑いで書類送検しました。

調べに対し、元店主は「開店前の仕込みの際、うっかり火を消し忘れていったん帰宅し、戻って来たら出火していた。被災した方には申し訳ない気持ちでいっぱいです」と説明しているということです。