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ヒアリ?名古屋港で発見 既に駆除、検体確認へ

 名古屋港の鍋田ふ頭コンテナターミナル(愛知県弥富市)で、強い毒を持つ南米原産のアリ「ヒアリ」の疑いがあるアリが数匹見つかった。名古屋港管理組合などによると、アリは既に駆除され、一部を検体として環境省中部地方環境事務所に届けた。同省で確認を進めている。

 組合によると、アリは27日、コンテナに異常がないかを確認するターミナル内の搬出ゲートで、係員が発見。中国・広州市の南沙港で積み込まれたコンテナの上に数匹いたという。

 ターミナルの運営会社が駆除。色や触角の形状などの特徴がヒアリに似ていたため、駆除した業者に確認し、29日午前に「ヒアリらしきものが見つかった」と組合に連絡した。検体は同日、運営会社が直接、中部地方環境事務所に届けたという。

 地元関係者によると、環境省は専門家に依頼して確認しており、30日にも結論が出る見通し。

 ヒアリが国内で初めて発見されたのは5月26日。今回と同じ中国の南沙港から神戸港に到着した貨物船のコンテナ内で見つかっている。

 環境省外来生物対策室によると、ヒアリに似たアリの発見情報は全国各地で多く寄せられており、それぞれ専門家に写真やサンプルを送って確認しているという。担当者は「海外からコンテナが着く港のあるエリアではリスクがあるのは確かだが、ヒアリに似た別のアリもいる。注意深く見ていきたい」としている。

(中日新聞)

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