三上元
2017年6月29日03時00分
平安時代後期から室町時代に使われたとされる「小仁宇(こにう)城跡」(那賀町小仁宇)が見つかった。外敵の侵入を防ぐ空堀や建物の柱の穴、陶磁器片などが見つかった。県教育委員会などが28日、発掘調査の結果を公表した。
小仁宇城跡が見つかったのは、那賀川に面した標高約55メートルの河岸段丘。江戸時代の歴史書「阿波志」に記述があり、「城の谷」「城の田」などの地名が残ることから、この付近に城があったとみられていた。
県の堤防建設計画があり、試掘したところ、土器などが出土。4月から約1500平方メートルの範囲で調査していた。
見つかった柱の跡から、約10…
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