白タク営業容疑で中国人再逮捕
在留資格で許可されていない労働を行ったなどとして逮捕されていた中国人の男2人について、警察は国の許可を得ずに金を得て客を車で運ぶ、いわゆる白タク営業をしていたとして、29日再逮捕しました。
再逮捕されたのは、いずれも中国国籍で、中城村の旅行業を営む喬治容疑者(38)と、那覇市の会社員、劉洋容疑者(31)です。
警察によりますと、2人はことし4月下旬から今月上旬までの間、国の許可を得ずに、中国人と見られる複数の観光客を車で県内の観光地などに連れていき、運賃として合わせておよそ21万円を受け取ったとして、いわゆる白タク営業をした道路運送法違反の疑いが持たれています。
2人は今月、在留資格で許可されていない労働を行ったなどとして出入国管理法違反の疑いで逮捕されていました。
調べに対し、喬容疑者は容疑を認めていますが、劉容疑者は「運営には関わっていない」などという趣旨の供述をし、容疑を否認しているということです。
クルーズ船などで沖縄を訪れる中国人観光客はこのところ急増していて、警察は、2人がこうした観光客の需要を取り込んでいたとみて、詳しく調べています。