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バトンがベッテル騒動についてフォロワーと議論

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2017年6月29日 « ベッテルにさらなる制裁の可能性 | リバティ・メディアを超える仕事はできないとエクレストン »
© Stange/Sutton Images
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マクラーレン・ドライバーのジェンソン・バトンがルイス・ハミルトンに対するセバスチャン・ベッテルの体当たりに対する見解を述べた。すでにベッテルはペナルティを受けたのだから、F1は"前進"すべきというのが彼の考えだ。

28日(水)、FIAはアゼルバイジャンGPで2度目のリスタートを前に発生した問題についてさらなる調査を行うことを明らかにした。2人は2度にわたって接触しており、 1度目は前にいるハミルトンの動きを読み誤ったベッテルがターン15の出口で追突。2度目はベッテルがハミルトンにマシンを並べ、抗議のジェスチャーを見せながらマシンを体当たりさせたものだった。

ハミルトンが"ブレーキテスト"したとの説はデータによって事実ではないことが確認されており、ベッテルにはレース中に10秒のストップ・アンド・ゴーペナルティとスーパーライセンスへの罰点2点が言い渡された――過去の罰点が消滅する前にあと3点加算されれば、1戦の出場停止処分を科されることになる。ドイツメディアによると、FIAはバクーのスチュワードが出したペナルティの重さが十分ではなかったと感じているといい、それがさらなる調査の開始につながったという。

この件についてはF1内でも意見が分かれている。ハミルトンは子どもたちにあしき前例を作らないためにも、統括団体がもっと適切な対応をすべきだったと示唆している。しかし、ハミルトンの元チームメイトで2009年のワールドチャンピオンのバトンは、レース中のペナルティでベッテルは十分な罰を受けたという考えだ。

「アゼルバイジャンGPは楽しく見たよ。なぜかって? アドレナリンや高ぶる感情があふれていたからさ。ベッテルのしたことはばかげている。でも彼は罰を受けた。前に進もうよ」

その後バトンは自身のツイートに対するフォロワーからの反応に再度返信している。中には2度目の接触について素直に認めようとしなかったレース後のベッテル自身の対応が混乱を大きくしたとの指摘もある。

「@JensonButton の意見には同意する。ただし、オープンかつ正直にならなかったセブにも問題があると思う。きちんと表に出て謝罪できるだけの経験を彼は持っているはずだ」

「@jenks_88 同意する」

さらにバトンはいくつかの質問に答え、レース中のペナルティというのが実際の10秒よりも大きな罰であることを説明している。

「@JensonButton 、FIAは大規模な交通安全運動を展開しているけど、あなたは道路上の過剰な報復行為についても見逃すべきだと?」

「@Dixta 一般道での運転とレースを比較することはできないよ。一般道にレースは存在しないんだからね」

「@JensonButton もし他の誰かが同じことをしたら? ハミルトンが言うように、これは悪い前例になってしまうよ。処罰の基準をFIAが決めなきゃ。」

「@ravic906 僕はドライバーだから、10秒を科されることはピットに入ってから出るまでを含めると30秒に等しいことを知っているんだ。レースはゲームオーバーだよ」

「@JensonButton 申し訳ないけど、10秒なんて何の罰にもなってないよ!」

「@bb0ls0n 第一に、10秒は10秒、そういう罰だ。でも、10秒のストップ・アンド・ゴーをこなすことは30秒と同じくらいの感覚なんだ」

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