当会、共同代表の仲宗根勇のご挨拶です。
山城さんと添田さんの那覇地裁第4回公判
傍聴記並びに「会」の改称ご通知
日時:5月8日13:30〜
審理経過:
1 両名にかかる2016年8月25日の被疑事実(公務執行妨害、傷害)について検察官が多数の甲号証(被疑者の被疑事実を立証する書証など)を提出した。甲第41号証(検証調書)、甲第44号証(捜査報告書)甲第52〜第54号証(高野証人の供述調書)甲第56号証(島崎の写真)、甲第59〜甲60号証(領置調書)など、、。…
2 犯行状況を立証するため、検察官がパソコンを操作してDVDを壁の2面に取り付けられた大画面上で映写されたが、多数の者が喚きあい押し合う映像が延々と続くばかりで、被疑者らの行為を示す映像を特定・識別することはできなかった。しかも、映写は途中から停止し約10分以上も再開できず、焦りまくった検察官に対し、裁判長は眉一つ動かさず、立会いの裁判所職員が検察官側に駆け寄りパソコンを覗き込むなどして、静寂な時が流れた。そのあまりの不自然な法廷に緊張しきっていた傍聴席に大あくびが出て、突如、「裁判長!トイレに行ってよろしいか」との大声が上がった。ようやく、弁護側のサゼッションで検察官が操作し直し映像が再開された。
3 その後は、裁判長が次回以降の公判期日における検察・弁護側の証人や被告人本人の予定尋問時間の確認がダラダラと応答され「今日はこの辺で」と期日が終了した。傍聴人たちはあっけにとられて本当に終わったのかと、私に確認する人も出る始末であった。
4 山城さんも添田さんもさっぱりしたスーツ姿で法廷に臨み、保釈前の公判の際に法廷に入る時の手錠と腰縄のあの惨めな姿とは雲泥の差があった。
5 これまでの4回の公判において、検察官のミスや準備不足を思わせる場面が多すぎ、山城さんたちに降りかかったこれらの事件がいかに無理に無理を重ねた無理筋の国策裁判であるかが自ら露呈している。
したがって、本件各公訴は速やかに棄却されるべきである。
6 「山城博治さんたちの早期釈放を求める会」は多くの皆さまのご支援により三名の釈放を勝ち取った。今後の会の存続について5月7日に討議した結果、ご支援をいただいた皆さまにお礼状をお送りし会として感謝の意を示し、今後は「山城博治さんたちの全面無罪を勝ち取る会」と改称して引き続いて活動することになった。
山城さん、稲葉さん、添田さんのご3名が青天白日の身となる日まで変わらぬご支援をいただき、同時に、辺野古新基地阻止に力をお貸しくださるようお願いいたします。
「山城博治さんたちの全面無罪を勝ち取る会」
文責:共同代表 仲宗根 勇