3:1のUCIルール撤廃に合わせた形状メリダ新型「リアクト」発表 空力向上と同時にフレームシステムで350g軽量化
メリダのエアロロードバイク「REACTO」(リアクト)がフルモデルチェンジを果たした。国際自転車競技連合(UCI)が定めていた断面形状の「3:1」ルールが撤廃されたことで、さらにスリムな形状へと変更。エアロ効果を高めるとともに、フレームセットやシートポストを合わせて前モデルから350.5gの軽量化となった。新型リアクトは7月1日から開幕するツール・ド・フランス2017で実戦投入。新城幸也(バーレーン・メリダ)も新型リアクトを使用する予定だ。
新城幸也がツールで使用予定
第3世代となる新型リアクトは、前モデルのフレームと比較して約19.2%軽くなり、1010gへ重量が削減された。衝撃吸収素材を用いた「S-FLEXシートポスト」は300gから206gへと大幅に軽量化。カーボン積層構造の見直しで快適性も向上している。
空力性能は前モデルと比較して5%向上。時速45kmで走行時、8W分の空気抵抗削減を果たしている。フレームの設計は最新のUCIルールに則ったもので、ヘッドチューブと一体化したコックピット周りや、シートステー接合部を下げた形状による恩恵を受けた結果だ。
リアクトでは初めて、ディスクブレーキ仕様もラインナップに加わる。アルミの放熱フィンが装着され、放熱時間を35%短縮。より安定した制動力を実現させた。