[PR]

 自民党東京都連会長を務める下村博文幹事長代行は29日午後6時すぎ、東京都板橋区の小学校で開かれた自民の都議選候補の演説会に駆けつけた。約150人を前に、週刊誌が報道した学校法人「加計学園」に関連した献金問題を取り上げ、「選挙妨害。誹謗(ひぼう)中傷の記事があった。記者会見でしっかり説明をした」と述べ、問題はないとの認識を示した。事務所関係者が資料を持ち出した可能性にも言及し、「仁義なき戦いのような形で流出した」と語った。

 5分弱の演説を終えて、登壇を待っていた二階俊博幹事長と30秒ほど立ち話。数台のテレビカメラが下村氏を追いかける中、次の集会へと向かった。

 板橋区(定数5)は下村氏の地元で、元秘書3人が立候補している。うち2人は自民公認だが、1人は小池百合子都知事が代表を務める地域政党「都民ファーストの会」の公認候補で、「敵味方」に分かれる格好になっている。