悩めるママの日記

一男一女の悩めるママの日々の気になる出来事を書いた日記です。

今さらながら「了解」と「承知」の使い分けについて考えてみる

今月も来ました「〇〇事務所通信」!

さっそく、ビジネスメールのコラムを読んでみましょう。 

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今月のお題は、

【ハッキリさせよう「了解」と「承知」の使い分け!】

ということで、今さら感はありますが、再度、確認しておきたいと思います。

 

ビジネスメールだけでなく、電話や対面でもうっかり使ってしまいがちな敬語に、
「了解しました」がありますが、これは間違いです。

「分かりました」「理解しました」という意味で、メールでも会話でも広く使われている言葉なのに、「どこが間違いなの?」と疑問に思うかもしれません。

そこで今一度、「了解」と「承知」の意味の違いを確認してみましょう。

 

「了解」とは、相手の事情や伝達内容を理解して「承認」することです。

認めるという意味合いが含まれるので、本来は目上の者が目下の相手に了承の意を伝えるときに適しています。

 

「承知」とは、相手の事情を知り、分かっているという意味で相手からの申し入れや頼みを聞き入れるときに使います。

 

したがって、上司が部下に対して「了解です」「了解しました」と使うのは問題ありませんが、部下が上司に対して使う場合は「承知しました」「承りました」とするのが適切です。

 

例えば、上司が部下からの連絡に返信する際、「〇〇の件、了解しました。」のように使うほか、自分が上司の承認を得ることを相手に伝えるときも「〇〇の件については上司の了解を得てからご連絡いたします。」のように使います。

一方、上司からの連絡に返信する際は、「〇〇について承知しました。」とか「〇〇のご連絡、承りました。」とします。

 

<「了解」と「承知」の使い方>

●上司から部下に伝える場合

 →日程変更について了解しました。

 →日程変更の件、了解です。

 

●部下から上司に伝える場合

 →日程変更について承知しました。

 →日程変更の件、承りました。 

 

今まであまり意識して使い分けていなかった「了解しました」と「承知しました」ですが、「了解」と「承知」それぞれの言葉の意味の違いを理解した上で、きっちり使い分ける必要がありそうです。

 

「了解しました」を「了解いたしました」と丁寧に言い換えて客先や上司に対して使ったとしても、決して尊敬語にはなっていないということを、改めて確認できました。

 

気を付けて使い分けていきたいと思います。

 

尊敬語、奥が深いです。日本語は難しい!

 

 

《税務関係のマメ情報》

平成30年分から「配偶者控除」と「配偶者特別控除」が改正されます。

現状では配偶者の給与収入が103万円以下であれば、38万円の所得控除が受けられます。また103万円を超えた場合でも要件を満たせば、141万円未満まで所得に応じた配偶者特別控除が受けられます。

 

改正後は、配偶者控除が適用される配偶者の給与収入が103万円以下から150万円以下になります。

控除を受けるために働く時間を抑制していた人は、これまでよりも多く働くことができるようになります。

また、配偶者特別控除の上限についても、141万円未満が201万円以下になります。

 

ただ、納税者本人の合計所得が1000万円を超えると配偶者控除がゼロとなり増税になるという点がマイナス面です。

また、合計所得が900万円超950万円までは26万円に、950万円超1000万円までは13万円に減額されます。

 

現状では、社会保険の被扶養者基準が130万円であることから、配偶者控除が150万円以下になったとしても、働き方には注意が必要です。

配偶者控除の適用額が増えたから働く時間を増やしたら、健康保険の扶養からはずれてしまい、国民健康保険料や国民年金を納めなければいけなくなった!なんてことになるかもしれません。

お気をつけあそばせ!