本日、私の公用車利用についての記事が、週刊新潮に掲載されました。多くの皆様にご心配をおかけし、誠に申し訳ございません。

 

私は、公用車の使用につき、常に総務省の運用ルールに則ってまいりました。記事のなかには、総務省の会計課管理係の担当者が、「家族を乗せること自体ダメ」等、私が誤った公用車利用をしていると発言している部分がありましたが、実際にはそのような回答はしていないことを確認しています。総務省の考えでは、「公務を行う場所と保育園が同じ」、「総務省への経路上で家族を乗せている」ため、運用ルール上問題はないとしています。この点につきましては、総務省にご確認いただけますと幸いです。

 

今回の経緯について申し上げますと、子どもの保育所が入っている議員会館内には私の事務所があり、総務省だけでなく、こちらでも日常的に公務を行っております。また、総務省で公務を行う際にも、この会館の側を通りますことから、公務に赴く・もしくは公務を終えて宿舎に帰る道すがら、公用車に子どもを乗せたことが何度かございます。

 

通常、子どもの保育所へのお預けやお迎えに関しては、家族で分担しています。夫は仕事があり、母は新潟在住であり足も悪く、また、私自身も不規則で労働時間や休暇の決まっていない仕事であるため、お互いの状況を見ながらやり繰りしてまいりました。私がベビーカーを押して歩いて通うこともありますし、夫が自家用車で子どもの送り迎えをする場合もあります。また、夫婦ではどうにもならない場合には、母に頼み込み、東京まで出てきてもらっている形です。そうしたやり繰りのなかで、私が保育所の送り迎え時間前後に議員会館内で公務があった場合、もしくはその側を通り総務省に参る際には、私がお預けもしくはお迎えを担当した次第です。

 

従いまして、私的な目的のために、つまり保育所の送り迎えを前提に、公用車を呼び出し使用したというような事実は一切ございません。

 

しかし、そもそも公用車に家族を同乗させてよいのかというご批判に対し、改めて自身の行為を振り返り、真摯に受け止めたいと思います。仕事と家庭の両立に悩みながら、日々をなんとかやり繰りされているご家庭の皆様、保育所にお子さまを預けることができず不安な日々を送っておられる皆様に、不快な思いをさせてしまったのではと、心より申し訳なく思う次第です。

 

地元では、自家用車や事務所の車で子どもを連れて回る機会も増えつつあります。その延長線上で、公務に赴く・もしくは公務を終えて宿舎に帰る際に、同じ場所・もしくは戻るルート上にて子どもを同乗させることに関し、意識が薄かったように思います。

 

報道では、私が母を公用車に乗せていたという話もありました。この週は、私と夫のみでは仕事と子育ての両立が難しく、新潟から母を呼び出しておりました。私が大手町から総務省の公務に赴く際、一緒におりました母を、道すがら東京駅に降ろした形です。

 

公私混同してはいけないという思いから強く遠慮する母に対し、足の悪い様子を見て、乗せてくださいました。勿論、母を乗せる前提で公用車を使用したわけではありません。

 

暑い日も、雨の日も、雪の日も、毎日保育所にお子さまを送り届けるために、多くのご家庭の皆様は大変な思いをしておられると思います。私は、5月から保育所に子どもを預け始めましたが、この短期間にも、発熱した子どもを前に仕事を休めなかったり、高齢の親に頼らねばならなかったりという立場を経験し、世のご家庭はこのような思いをして頑張っておられるのかと、ひとつひとつ学ばせていただいております。この日々の学びを忘れず、今後皆様をがっかりさせてしまうことのないよう、十分に注意してまいりたいと存じます。

 

今後とも、ご指導・ご鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。

 

総務大臣政務官

衆議院議員

金子めぐみ

 

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