イギリスの大学が生の果物より、冷凍フルーツの方が栄養価が高い場合があるとの研究結果を発表しネットで話題となっています。
そこで、果物を冷凍したほうが良い理由や、冷凍するときのコツ、食べるときのポイントをご紹介します。
果物は凍らせたほうが良いワケ
1.冷凍したほうが栄養価が高い
出典:pixabay.com
イギリスのチェスター大学が、冷凍フルーツと生のフルーツの栄養価を比較しました。
すると、あらゆるフルーツにおいて冷凍の方がビタミンCや抗酸化物質の含有量が高いことが、研究の結果で分かったのです。
よくスーパーに売っている冷凍ブルーベリーも生と比べると、ビタミンCやポリフェノール、アントシアニンが高かったそうです。
2.健康的なアイスになる
出典:amazon.co.jp
アイスは砂糖や水、乳脂肪などが中心となりますが、フルーツを凍らせれば、砂糖不使用で、ビタミンやミネラル、食物繊維などがまるごととれる健康的なアイスになります。
例えばパイナップルには100gあたり150mgのカリウム、1.5gの食物繊維。ビタミンCは27mgも含まれています。また、カロリーは51kcalと、とても低くなっています。カップアイス100gは、およそ200kcal前後ですので、カロリーは4分の1です。
3.長期保存に向いている
アメリカの食品医薬品局で、生鮮品と冷凍品の栄養価は同等で、冷凍品の方が長期間栄養価を保つとの結論に達したのだそうです。
冷凍保存の期間は1年くらいを目安にしましょう。
人気の冷凍フルーツは?
出典:pixabay.com
冷凍して食べるフルーツで人気があるのはマンゴスチンやライチです。
シャキシャキとした食感と果汁の甘みがほどよいピオーネや巨峰もおすすめです。
これらは繊維質が豊富で水分量が多すぎないので、冷凍しても固くなりすぎず、ほどよい食感が残ります。
凍らせると美味しくなるフルーツは、「冷凍庫に入れるだけ!凍らせるとひんやり絶品スイーツになる5つの果物」に詳細をまとめています。
冷凍保存のコツ
冷凍保存するときは、冷凍用のコンテナやバッグを使って、冷凍やけを防ぐことが基本となります。
冷凍すると容量が増えることを考慮して、あまりパンパンに詰めすぎないこと。また、保存日と内容を明記しておくとよいでしょう。
食べる時のポイント
出典:amazon.co.jp
果物を凍らせると、果肉が固くなって食べにくくなることもあるので、そういうときは少し溶かしてから食べましょう。
冷凍して味が薄くなると物足りないという人は、アイスクリームやヨーグルトに混ぜて食べてみてもいいと思います。