特集
2017年6月29日
貴族。
かつてCMで女優の沢口靖子さんがやっていたリッツパーティ−。
われわれ庶民にはとうてい縁のない話だと思っていたのだけれど、思い切ってやってみたらこれはレジャーとしてありだなと思ったので報告します。 前の記事:「ボタン一つで助かる若者がいます〜ボタンを押して玄関のチャイムを鳴らそう〜」 人気記事:「鳥取から一番近いスタバは東京って本当か」 > 個人サイト むかない安藤 ツイッター パーティーがしたくて人んちの庭を借りるリッツパーティーはかねてからやってみたいと思っていたのだ。しかしいざやろうと思うとなかなかに悩む。
まずリッツパーティーの会場といえばやはり光あふれる庭先だろう。芝生が青々としていたりするとさらにいい。いわゆるガーデンパーティーというやつである。 しかし残念ながらわが家にはそういった洒落たスペースはない。 パーティーのできそうな庭がないか探していたとき、そういえば前にライター江ノ島くんの家に行ったときに庭を見たことを思い出した(この記事)。 そこでお願いしました。
リッツパーティーのためにひとつ君の家の庭を貸してくれないか。お願いすると江ノ島くんはどうぞどうぞと快諾してくれた。持つべきものは気前のいい友だちである。しかしひとつ不安があるという。 パーティー会場に家が建ち始めているのだ。
以前うかがったときは江ノ島くんの家の横には広大な庭があったはずだ。あったよな?
「安藤さんの言っている庭っていうのは今家を建てているところのことですか?あれは隣の敷地ですね。」 言ってほしい。 戸惑う僕をよそにリッツパーティーの準備をすすめる江ノ島くん。
「ここと裏庭とありますが、どちらがいいですか。ここだと通行人から見え、裏庭は虫がでます。」
星新一のSFに出てくるロボットみたいな質問をされたが、虫はいやなのでここを選んだ。こうして江ノ島くんの家に着いて2分後にはパーティーの準備が整っていた。 ガーデンパーティーというと前日から家族総出で掃除をしたり芝を刈ったり肉にスパイスを振ったりして準備をするイメージがあるが、気持ちを切り替えるだけで準備が整うパーティーもあるのだ。
思い描いていたものとは少し違う気もするが、なにはともあれぼくらのリッツパーティーが始まった。
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