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iPad Pro 10.5はMacBookのアダプタで急速充電可。ただし注意点も

USB PDの普及で、サードパーティ製品の選択肢が増えることは大きなメリット

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ここ最近、筆者は10.5インチiPad Proに日本語JISキーボードを組み合わせ、取材先で活用しています。毎日使っていると気になってくるのが、充電にかかる時間です。

10.5インチのiPad Proでは、Lightningポートの仕様が12.9インチと同等に強化され、9.7インチでは非対応だった急速充電にも対応しました。実際に急速充電を試してみたのでレポートします。

29Wの電源アダプタなら2時間半で100%に

iPad Proの急速充電に最も適している電源アダプタが、アップル純正の「29W USB-C電源アダプタ」です。12インチのMacBookに同梱されているものと同じで、最大14.5V/2Aの出力に対応しています。

これを使うと、10.5インチモデルを0%から100%まで2時間半で充電可能。標準の12Wアダプタでは4時間以上かかることに比べて、大幅に短縮されます。特に0%から50%までが速く、12Wアダプタの2倍以上の勢いでした。


▲29Wアダプタで急速充電している様子。チェッカーの表示は「14.6V/1.45A」

なお、iPad Proの急速充電にはアップル純正の「USB-C - Lightningケーブル」が必要です。このタイプのケーブルは、MFi認証のサードパーティ製品は存在しない」とのこと。筆者もサードパーティのケーブルは持っていますが、たしかに急速充電はできませんでした。

ここで筆者がハマったのは、アップル純正にも関わらず、急速充電ができないケーブルがあったことです。問題のケーブルは5Vでの充電やデータ転送はできているものの、急速充電のみが不可能。毎日持ち歩いているうちに損傷したものと考えられますが、純正ケーブルの耐久性が低いのは残念なところです。


▲同じアップル純正の「USB-C - Lightningケーブル」だが、1本は急速充電ができなかった。

MacBook Pro用アダプタでは9V充電に

ほかの電源アダプタはどうでしょうか。アップルによれば、MacBook Pro用の61Wと87Wの電源アダプタも利用できるとのこと。ただし、61Wの電源アダプタは14.5Vでの出力には対応していません。ではどうなるかというと、9V前後での充電になりました。


▲61WアダプタでiPad Pro 10.5を充電。チェッカー表示は「9.02V/1.96A」

ここで疑問に思うのは、「9Vだと14.5Vより遅いのでは?」という点です。ただ、その違いが現れるのは0%から50%に達するまでの時間で、それ以降はあまり変わりません。日常的にバッテリーが50%を大きく下回るような使い方をしていないなら、気にする必要はないでしょう。

Anker製の電源アダプタでも急速充電可能

サードパーティ製品として、Ankerの充電器も試してみました。MacBook用としては「PowerPort+ 5」が有名ですが、最近では1ポート版の「PowerPort Speed 1 PD30」も登場しました。


▲Ankerの「PowerPort Speed 1 PD30」

10.5インチのiPad Proをつないでみると、PowerPort+ 5とPD30の両方とも、15Vを超える電圧で充電が始まりました。アップル純正品よりも電圧はやや高めです。


▲PD30でiPad Proを急速充電。チェッカー表示は「15.4V/1.25A」

メリットは価格の安さです。アップル純正の29W電源アダプタが5616円(税込)もするのに対し、AnkerのPD30はAmazon.co.jpの税込価格で2299円と半額以下。大きさも、PD30がわずかに大きい程度です。


▲29W電源アダプタ(手前)とPD30(奥)。サイズは近く、重量はほぼ同じ。


すでにアップルはMacBookの充電について、「Apple製以外のUSB-C電源アダプタでも、USB PD(Power Delivery)仕様に準拠した製品であればMacを充電できます」と、サードパーティ品への対応を示唆していることから、iPad Proにも同様の対応を期待できます。
USB Type-Cの急速充電には混乱もみられますが、USB PDが普及することで、サードパーティ製品の選択肢が増えることは大きなメリットといえるでしょう。



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