あれから数日。
月曜日の昼にはもう将棋盤が届いたので、以来毎日娘に将棋を教えている。
子供に何かを教えるのはとても大変だというのを痛感する日々だった。日常の習慣や家事などを教えたりしつけをするのも結構難しいが、なんとかかんとか教えて来れたけれど、こういうゲーム的なものを教えるのはどうしてこんなに……こんなに……。
トランプのババ抜きを教えた時もかなり四苦八苦したが将棋はこれの比じゃない。
親が子供に教えようとする事がそもそも間違いなんじゃないかという気もして来た。
ママ友達が言うには、何であれ親が頑張って教えようとすると熱くなりすぎて子供を潰してしまうだけだから、自力で教えるのは諦めて高い授業料払ってプロの講師にお任せするに限る、と。
私の周りでは簡単な読み書きや四則演算も自分で子供には教えない人が大多数。皆、やってて良かった公文式。
なんだか無理ゲーに果敢に挑戦してやっぱり大失敗しようとしているような気がして来た。
なお、うちの娘は既に読み書きが出来るが、これは私が教えたというよりワークブックを買い与えたら娘が自分でやっていつの間にかおぼえてしまった感じ(同じワークを何度か買ってあげた)。幼稚園女子の間でお手紙ブームが起こっていたので、その時流れに上手いこと乗っかっていた。
将棋も、子供向け入門書が自力で読める位の年齢、小学校中~高学年になるまで待てば良かったかもしれない。興味があれば自発的に覚えたんじゃないだろうか。
ともあれ、もう娘はやる気満々で、そう簡単にこちらから手を引く事は出来ない感じになってきた。幼稚園にお迎えに行けば第一声が
で、
と私は項垂れつつ応える。
(つづく、かもしれない)
将棋がものになるかどうかよりも、親子で一緒に何かすることがきっと大事…
ひらけ駒ってのが将棋好きの子を持つママが主人公で面白いマンガだったよ