【6月29日 時事通信社】分断が続く地中海のキプロス島の再統合交渉が28日、スイスのクランモンタナで国連の仲介の下、再開した。今回は島の北側に駐留するトルコ軍部隊の扱いなど安全保障問題が主要議題。包括合意を目指した詰めの協議を加速させる。

 本格的な交渉は1月以来で、南部のキプロス共和国(ギリシャ系)のアナスタシアディス大統領や北部の北キプロス・トルコ共和国(トルコのみ承認)のアクンジュ大統領が出席。関係するトルコ、ギリシャ、英国の外相らも加わり、政治レベルで議論の進展を目指す。(c)時事通信社