仏で初の日本酒コンクール ソムリエが飲み比べ
日本酒の人気が高まっているフランスで初めてとなる「日本酒コンクール」が開かれ、地元のソムリエたちが日本酒を飲み比べ、味や香りなどを審査しました。
フランスでは、野菜などを多く使った健康志向の料理に合うとして日本酒の人気が高まっていて、去年1年間の日本からフランスへの日本酒の輸出額はおよそ2億円と、この10年で3倍近くに急増しています。
こうした中、フランス各地で活躍する一流のソムリエたちが、日本酒の味や香りなどを審査する初めての日本酒のコンクールが、26日、パリで行われました。審査では、集まった32人のソムリエがラベルが隠された550もの銘柄の日本酒を次々と飲み比べ、フランス料理との相性のよさも考慮しながら採点していました。
審査に参加した、パリの高級ホテルでソムリエのトップを務めるマティアス・メナールさんは「これだけ多くの日本酒を飲み比べることは、私たちソムリエにとって大きなチャンスだ」と話していました。
また、コンクールの実行委員長を務め、みずからもソムリエの資格を持つ宮川圭一郎さんは「フランス料理の在り方が変わってきているので、そのタイミングで行うことに日本酒コンクールの意義があると思う」と話していました。
審査結果は来月、発表される予定だということです。
こうした中、フランス各地で活躍する一流のソムリエたちが、日本酒の味や香りなどを審査する初めての日本酒のコンクールが、26日、パリで行われました。審査では、集まった32人のソムリエがラベルが隠された550もの銘柄の日本酒を次々と飲み比べ、フランス料理との相性のよさも考慮しながら採点していました。
審査に参加した、パリの高級ホテルでソムリエのトップを務めるマティアス・メナールさんは「これだけ多くの日本酒を飲み比べることは、私たちソムリエにとって大きなチャンスだ」と話していました。
また、コンクールの実行委員長を務め、みずからもソムリエの資格を持つ宮川圭一郎さんは「フランス料理の在り方が変わってきているので、そのタイミングで行うことに日本酒コンクールの意義があると思う」と話していました。
審査結果は来月、発表される予定だということです。
関税撤廃や大幅引き下げに期待の声
今回の日本酒コンクールでは、日本とEU=ヨーロッパ連合のEPA=経済連携協定の交渉が大詰めを迎え、日本側が、EUが日本酒にかけている関税の撤廃や大幅な引き下げを求めていることもあって、出席した日本の関係者からは早期の合意を期待する声が聞かれました。
このうち、コンクールの実行委員長で長年、フランスで日本酒の輸入にも携わってきた宮川圭一郎さんは「今は日本酒の値段がワインより若干高いと感じている人が多いので、関税が下がれば市場が大きくなることは間違いない」と話していました。
また、日本酒などのマーケティングを行っている東京のシンクタンク、「酒文化研究所」の山田聡昭室長は「日本国内の日本酒の市場は厳しい。一方で、輸出はアメリカを中心に順調に伸びているので、『次はヨーロッパで』という期待が高まっていて、日本酒の価格が下がれば話題にも上りやすく、PR効果は高いと思う」と話していました。
このうち、コンクールの実行委員長で長年、フランスで日本酒の輸入にも携わってきた宮川圭一郎さんは「今は日本酒の値段がワインより若干高いと感じている人が多いので、関税が下がれば市場が大きくなることは間違いない」と話していました。
また、日本酒などのマーケティングを行っている東京のシンクタンク、「酒文化研究所」の山田聡昭室長は「日本国内の日本酒の市場は厳しい。一方で、輸出はアメリカを中心に順調に伸びているので、『次はヨーロッパで』という期待が高まっていて、日本酒の価格が下がれば話題にも上りやすく、PR効果は高いと思う」と話していました。