子だくさんナースうさぎです。
今回は有害な虫よけスプレーについて。
子供は虫に刺されると腫れやすい。そして特に赤ちゃんが虫に刺されるとすごく腫れますよね。子供をもつママならあるあるだと思います。
それで、虫に刺されないように、普通の虫よけスプレーを子供にまんべんなくかけちゃってるママを見かけたので、このブログで「注意が必要な虫よけスプレー」と「安心して使える虫よけスプレー」をまとめてみたいと思います。
目次
虫よけスプレーの成分欄を見てみよう
子供に悪い虫よけスプレーの成分とは
ディート
という成分。
※ディート(DEET)⇒
虫よけ剤として世界中で使用されている化学物質です。蚊やダニなど吸血タイプの昆虫に対して高い効果があり、安全性が高く安価なことから多くの虫よけ剤に使用されています。
それじゃあディートがどんな悪さをするのでしょうか?
ディートの有毒性
ディートにはどんな毒性があるのでしょうか?
デューク大学が行った調査では、ラットへの皮膚湿布による実験が行われ「明確な神経性毒の兆候はないが、脳神経の変性が起きた」という結果が出ています(研究は不明確な点もあるようです)。
脳神経の変性
何だか怖いですね。
さらに動物実験では、連続的に大量摂取した場合に神経性毒が見られたとの報告もあり、高濃度かつ長期間の使用は避けるべきとされています。
神経性毒
こんな言葉も私たちを不安にさせます。
このことから、世界的に高濃度(30%以上)の製品の販売が禁止、虫除けスプレーの使用に際して幼児への使用回数を制限するなど規制が設けられています。
日本のディートへの対応
日本では厚労省と国民生活センターからディートに関する注意喚起があります。
厚労省によると、ディートを含む製品に以下の文言をつけることを義務づけています。
・漫然な使用を避け、蚊、ブユ(ブヨ)等が多い戸外での使用等、必要な場合にのみ使用すること。
・小児(12歳未満)に使用させる場合には、保護者等の指導監督の下で、以下の回数を目安に使用すること。なお、顔には使用しないこと。
・ 6か月未満の乳児には使用しないこと。
・ 6か月以上2歳未満は、1日1回
・ 2歳以上12歳未満は、1日1~3回
・目に入ったり、飲んだり、なめたり、吸い込んだりすることがないようにし、塗布した手で目をこすらないこと。万一目に入った場合には、すぐに大量の水又はぬるま湯でよく洗い流すこと。また、具合が悪くなる等の症状が現れた場合には、直ちに、本剤にエタノールとディートが含まれていることを医師に告げて診療を受けること。
・製品、その包装及び添付文書に、承認書に記載のディート濃度を明記すること。
色々書いてありますが、ともかく子供には
・ 6か月未満の乳児には使用しないこと。
・ 6か月以上2歳未満は、1日1回
・ 2歳以上12歳未満は、1日1~3回
これを守れば問題ないようです。
国民消費者センターによる注意喚起
・特に乳幼児等は「虫よけ剤」を習慣的に使用するのではなく、必要な場合に限り使用する
・エアゾールタイプは付着効率が悪く粒子の吸入が考えられるので、子供への使用は一旦手にとるなどの工夫をしたほうがよい。また、テスト結果を参考にし、より安全に使用できるようタイプの特徴を考慮して選ぶとよい
・乳幼児にはより安全に使用するため、手や顔への使用を控えるとともに、長袖、長ズボンの着用などで露出部を少なくするなどの工夫も考える
・医薬部外品のディートの濃度は銘柄による差があり、中には医薬品に近いものもみられたので、医薬部外品であっても医薬品と同様に使用量などの取扱いに注意しよう
おすすめの虫よけスプレーは?
注意が必要な成分ディート。それが含まれていなくて、私が使いやすいと思う虫よけを2種類ここでご紹介したいと思います。Amazonでは結構な高評価です。
お肌の虫よけ プレシャワーPRO
キンチョーから出ている虫よけです。ディートでなくイカリジンという成分が入っています。効果あると思います。変な臭いもないので良いです。
天使のスキンベープ
フマキラーから出ている虫よけ。これもイカリジンが入っています。量が多いのとお値段が安いのでこちらを良く使っています(笑)
※補足
虫くるりん
ピジョンから出てる貼るタイプのこの商品。臭いが独特です。そしてちょっと効果がわかりませんでした。まあ、こんな商品もあるということで。
いかがでしたか?今回は赤ちゃんに注意が必要な虫よけと安心して使える虫よけを紹介しました。昔ながらのスプレーを子供にまんべんなく振りかけてるママを見かけたら、それとなく注意をお願いしますね(^∇^)