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日本を訪れる外国人客の観光スポットとして「新宿ゴールデン街」の人気が急上昇しています。
外国人観光客はなぜ新宿ゴールデン街に魅了され訪れるのか。その魅力をご紹介します。
新宿ゴールデン街が外国人観光客の人気スポットに
外国人観光客の間で定番の東京観光コースと言えば、浅草、月島、秋葉原などが人気ですが、今では新宿ゴールデン街も大人気の観光スポットとなっています。
外国のTOKYOガイドブックを見ると、ディ―プな東京を味わえる場所として紹介されてます。
新宿ゴールデン街とは
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新宿ゴールデン街は、東京都新宿区歌舞伎町一丁目にある飲食店街です。
第二次世界大戦後に建てられた木造長屋建ての店舗が、狭い路地をはさんでマッチ箱のように並んでいます。
ロックバーや演劇バー、漫画アニメバー、レトロゲームバー、そして作家がよく集まる店など、様々なジャンルの店がひしめいています。
現在は約260もの店が軒を並べていますが、中には、客から経営者になったという方も少なくありません。
文化人も通った
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1960年代後半から1970年代にかけて、大島渚、野坂昭如、若松孝二、中上健次、三田誠広、唐十郎など多くの文化人が酒を飲み、数多くの映画や芝居、小説がこの街から生まれました。
映画にも登場
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『東京物語』の映画監督小津安二郎氏は酒豪であったことでも有名で、晩年は頻繁にゴールデン街に足を運んでいました。
映画監督のヴィム・ヴェンダーズ氏は、小津安二郎について深く知るために東京を訪れて、『東京画』 というドキュメンタリー映画のシーンをいくつか撮影しています。
海外でガイドブックに掲載
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海外では日本らしい街として紹介されて、観光ガイドブックなどにも紹介されています。
フランスの有名ガイドブックである「ミシュラン」や「ルタード」にも掲載されています。
観光地ぽくなくて、風変わりでフレンドリーな雰囲気がいかにも東京的と感じるそうです。
客の6割が外国人の店も
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客の6~7割が外国人というお店もあります。
扉には『もし問題があったら声を掛けてください。私は英語とあなたを愛してますよ』という張り紙を貼っています。
初めて足を踏み入れる場所は不安だと思うけど、外国人にも楽しく飲んで欲しいという、店長の心遣いです。
「タイムトリップしたよう」
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日本文化に関する情報を発信するブログで、米国人女性が新宿ゴールデン街を訪れた感想をつづっています。
バーやクラブがところ狭しと店をつらねていて、木造の長屋建ての店舗が狭い路地をはさんで並んでいると説明。まるで『タイムトリップをしたような路地』と表現しました。
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『ゴールデン街は、新宿のイメージとはまったく異なる古い世界に出会える』と述べて、新宿に行くことがあれば行ってほしいと勧めています。
公式サイトもオープン
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ゴールデン街の公式ポータルサイト「ザ・ゴールデン街」が公開されています。
街や店の雰囲気を理由に、訪れるには敷居が高いと感じる人が多いので、「一見さんでも入りやすい街」としてイメージアップを図っています。