こんにちは。りかです。
先日、歳の違う息子達の育児について「平等じゃなくて公平を意識する」と書きました。
その後も、自分で書いておきながら「公平ってなんだろう?」と悩むことがたくさんあります。
育児は育自。正解なんかないけれども、私も私なりの母親像を目指して、成長していきたいと思います。
今日は、息子2人の喧嘩について思うことを書きます。
長男がお兄ちゃんモードのとき
こーちゃんは、よく弟の世話をするほうだと思います。
次男が産まれたばかりのころは、ひどく嫉妬していました。
随分赤ちゃん返りをしたものでが、最近では「兄」としての立場を理解しだしているように思います。
保育所に登所する時に、はーちゃんが転べば
「大丈夫?」
なんて声をかけて、手を出したりするまでになりました。
保育所で、はーちゃんが泣いているのを見つけると、走っていって抱きしめるらしいです。
これ、保育所の先生に聞いて嬉しかったんですよね。
いつだってお兄ちゃんの役目をはたせるわけではない
でもね。こーちゃんだってまだまだ子供です。
1日中お兄ちゃんモードかといえば、全くそうではありません。
むしろ
「はーちゃんばっかりずるい!」
「はーちゃんが先に叩いたんだから!」
と次男のことを足で蹴ったりする時間の方が多いかもしれません。
確かに、次男はすぐに手が出るんですけどね。
次男は少しずつ
「てーてって(貸ーしーて)」
と言葉が出てきたのですが、ちょっと前まではお兄ちゃんものもをブン取るのが定番でした。
おもちゃを取られて、黙っているほど兄も大人では無いんですよね。
喧嘩が始まった時、一体どうする?
よくある喧嘩のパターン
下の子が先に手を出して、上の子が反撃に出る。下の子が泣き出す。
こんな状況は、兄弟育児をしている家庭ならよくあると思います。
我が家の息子達の喧嘩は、たいていこのパターンです。
叱り方は人それぞれ
先日、ママ友とランチをした時に兄弟喧嘩の話になりました。
ついつい上の子をきつく叱ってしまうけれども、下の子が先に手をだしているしこれでいいのか悩む…。と言った友達がいました。
上の子の手前、下の子だけを叱らないというのは避けたいから、下の子を同じように叱るという友達もいました。
私にはどちらがいいかわかりません。
母にも個々の自分らしいやり方がある。家庭の方針はそれぞれでいいじゃないか、と思うんです。
どちらかというと、私は上の子を叱ってしまいます。
「小さい子を叩いちゃだめなんだよ!」
と、少しキツめに。下の子には「貸してっていおうね。」「たたいちゃだめよ。」と優しくいう程度です。でも、いつも、こーちゃんは不満そう。
おもちゃの取り合いになった時にふと思うんです。
時々、優しくおもちゃを貸すことができるこーちゃん。
こーちゃんが貸せなかったのって、本当にそのおもちゃが必要だからなのかな?その奥に違う不満があるんじゃないのかな?
私がはーちゃんを叱らないことが、こーちゃんを苛立たせているというのはあるかもしれないですね。
こーちゃんにとっては不条理かもしれません。
はーちゃんをきつく叱らないというのは、私のルール。(こーちゃんのことだって1歳代にきつく叱ったりはしないようにしてきました)仕方がないことです。だから、こーちゃんが学んで欲しい、そう思っています。
逆にはーちゃんには、幼いがための我慢があります。
お兄ちゃんの飼っている、トカゲのカゴは触らせてもらえません。
はーちゃんは泣いて触りたがるけれども、扱い方がわからないから仕方ないと思っています。
(実は一度、はーちゃんがトカゲを脅かせて、トカゲは自ら尻尾を切って逃げたのです。可哀想なので、もう、禁止!)
兄弟って、お互い我慢があるものですよね。
私は兄弟喧嘩を放置したい
昨日、このブログを書くにあたり「私がしていることって、我が家の教育方針に合っているのかな?」と考えてみました。どうも、自分がやっていることにしっくりこないところがあります。何かが、しっくりこない。
私は、毎度喧嘩の仲裁に入って思うことがあります。
それは、私が仲裁に入っても全く解決になっていないということ。
お互い手を出して喧嘩が始まった時なんかは特に、私が仲裁に入ってもすでに遅しという感じです。
二人ともヒートアップしていておさまらないんですよね。
最後は、ふてくされて終わりです。
思いっきり喧嘩ができるだなんて、いい関係を築けているなぁなんて関心したぐらいにして、ちょっと放置してみるのもいいかもしれな。
その方が、私のしたい育児に近いかもしれない。そう思いました。
怪我をしそうな時は止めるべきだと思います。よく見ていると、案外お兄ちゃんは下の子に加減して蹴ったりしている気がします。下の子が、硬いものを振り回し出したら危ないので、すぐ止めます。
昨日、何やらまた二人で泣き出していました。私は放置してみたのですが
「ママ、フルーチェつ〜くろっと。」
と大きい声でいうと
「こーちゃんも!」
と喧嘩がすぐ終わりました。その後、ふたりで仲良くフルーチェ食べているのを見ると、 なんなんだったんだろう、さっきの喧嘩。って感じです。
兄弟喧嘩について思うこと
喧嘩の度に思うことがあります。
それは、二人ともママを味方につけたら正義だと思っているっていうこと。
「どうして、また喧嘩しているの?」
と聞くと長男は
「だって先にはーちゃんがおもちゃとったから!!!」
と泣きながら訴えてきます。
次男はは
「ま〜ま〜!」
と、長男を指差しながら大泣きです。
でも、私だってずっと見ていたわけではないので、公平なジャッジができない。
私が正義では無いんですよね、本当は。
私を加えずに仲直りする事を学んで欲しいなぁ。
喧嘩の仲裁に入るんじゃなくて、長男に
「どうしたら喧嘩にならないか、考えてママに教えてね」
くらい言って放置してみるのもありかもしれないな。
1歳11ヶ月の次男に、喧嘩の理由を考えさせるのは、まだ難しいです。
でも、いつも私に諭されるより、お兄ちゃんに
「こうされたら嫌なんだよ!」
って怒られるのはアリな気がします。
たくさん喧嘩をしてもらって構わないんです。時には叩いたり蹴ったりすることも仕方ないでしょう。
叩いたり叩かれたりしながら「暴力以外の方法で解決していくほうがいいな」ということを実感してくれると嬉しいな、と考えました。
兄弟は最高のコミュニケーションの練習相手!
私は、児童館などで自分の息子が誰かと喧嘩しそうになったら、即座に止めます。
見守ってなんかいられないです。私だけでなく、ほとんどの親がそうだと思います。
子供は失敗から学ぶことが多いはずです。少し喧嘩を見守って、失敗体験をしてもいいんじゃないか?そう思っても、相手の親が気になりますもんね(笑)
親がついていながら、社会ルールの実践勉強をさせてあげられない。
その点、兄弟は一番安心して喧嘩をできる相手だと思います。
喧嘩をして二人で解決するって、社会を生き抜く練習になるんじゃないかなぁ。
兄弟だもの、何度喧嘩したってやり直しがききます。
トムとジェリーじゃないけれども、仲良く喧嘩して欲しいな、と。
何より、喧嘩を放置してもいいって考えると、すこし気が楽になりませんか?
喧嘩が始まったら、仲裁に入るのではなく見守る。時にはちょっとサポートする。
そういうスタンスで喧嘩を見守っていきたいな、と思いました。
おしまい