富良野ラベンダー畑、見るならこの時期・この場所!ベスト6選
ラベンダー畑を見に富良野へ行きたい、というみなさんは必見!世界的に有名な「ファーム富田」をはじめ、富良野地方に点在するさまざまなラベンダー畑の見どころやベストな時期、回りかたを現地のライターが紹介します。この夏、薄紫色に染まる丘の大地を眺めながら、ふんわり漂う爽やかなラベンダーの香りに包まれてみませんか?さあ、北の大地のラベンダー畑を巡りましょう!
1.誰もが訪れ感動するラベンダーの聖地「ファーム富田」
車なら旭川空港から約45分、JR中富良野駅からは5分程度、列車なら臨時列車のノロッコ号のみ停車するJRラベンダー畑駅から徒歩7分で行くことができます。
園内には数多くの花畑があり、見どころは各所に点在!
ここでは、7月中旬から下旬に見頃となる遅咲きの「おかむらさき」を中心に、7月上旬から中旬に見頃を迎える早咲きの「濃紫早咲(のうしはやざき)」や「ようてい」などさまざまな品種が育てられています。
遅咲きの品種が多めとはいえ、7月は上旬から下旬にかけて園内さまざまな場所で薄紫色に染まる風景を楽しめます。
園内には「ポプリの舎」、「花人の舎」などの売店やカフェが複数あり、花畑巡りとともにショップ巡りを楽しめるのもファーム富田の魅力。
カメラを持って園内を歩いていると、丸一日いたくなるほど綺麗な風景。さすが聖地だと納得してしまう、素晴らしい眺めを観賞できます!
ラベンダーが見頃となる7月は訪れる人がかなり多く、土日は駐車場待ちの渋滞で午前中から長時間並ぶことも。
そのため、ファーム富田は混み合う前の朝に訪れるのがベスト!特に、ラベンダー畑巡りをするなら移動距離があるうえ道路も混み合うことが多いので、ファーム富田を起点に出発するのがおすすめです。
ファーム富田
北海道空知郡中富良野町基線北15号
[営業時間]2017年11月5日まで花畑は出入り自由。売店やカフェは、施設ごと、季節により異なります。詳細はホームページでご確認下さい。
[定休日]期間中なし(2017年11月6日~2018年4月13日は冬季休園)
[入園料]無料
0167-39-3939
2.リフトに乗ってラベンダー畑を空中散歩「中富良野町営ラベンダー園」
ここは、知る人ぞ知る穴場の絶景ラベンダースポット。リフト(往復:高校生以上300円、小中学生200円)に乗って斜面のラベンダー畑を見渡すことができるのです!
ラベンダー畑を横に眺めながら頂上まで行き振り返ると、そこは絶景!
斜面一面に広がるラベンダー畑、その先に広がるのどかな田園風景と十勝岳連峰の山々。ファーム富田だけ見て帰るなんて勿体ない!ここの眺めは必見です。
斜面を歩いて登ったり下ったりすることもできるのですが、ここはぜひリフトで。楽ちんということもありますが、下る時が特に気分爽快なのです!
早咲きの「農紫早咲」と遅咲きの「おかむらさき」のほか、白いラベンダーの「美郷雪華(みさとせっか)」と大ぶりなラベンダー「ラバンジン」の4品種のラベンダーを観賞できます。
6月下旬に色づくラベンダーもありますが、遅咲きの品種が多いので見頃は7月中旬から下旬。絶景の空中散歩を楽しみましょう!
中富良野町営ラベンダー園
北海道空知郡中富良野町宮町1-41
[リフト運行時間]2017年6月17日~8月31日の9:00~18:00(悪天候時、中止の場合あり)
[定休日]期間中なし
[料金]入園料なし、リフト往復:高校生以上300円、小中学生200円
0167-44-2123(中富良野町役場産業建設課)
3.日本最大級のラベンダー畑が広がる「ラベンダーイースト」
もともとはドライフラワーやラベンダーオイルなどラベンダー製品を生産するための畑でしたが、2008(平成20)年にラベンダーイーストとして一般公開されるようになり、7月中のみ入ることができます。
ここの見どころポイントは大きく2つ。1つ目は、敷地中央付近にある「風香る丘」や「展望デッキ」から眺めるラベンダー畑。
展望デッキは敷地中央付近にあるので、東西南北どこを見ても眼下にラベンダー畑が広がり、その先には十勝岳連峰や夕張山地の山々も見えます。
2つ目は、ラベンダーバス(中学生以上200円、4歳~小学生100円)に乗車しての観賞。窓や柱がなく開放的な客車に腰かけ、ラベンダーや周囲の風景について解説を聞きながら楽しむことができるのです!開園期間中は随時運行しているのでお気軽に。
景色と香りと、ラベンダーについての豆知識も楽しめるラベンダーバス、これは乗るべし!
ラベンダーイースト
北海道空知郡上富良野町東6線北16号
[営業時間]7月の9:00~16:30
[定休日]期間中なし(7月以外は見学不可)
[入園料]無料
0167-39-3939
4.丘の上の展望台からラベンダー畑を見下ろす「日の出ラベンダー園」
駐車場から展望台までは左右に花畑が広がる坂道や階段の散策路を進みます。展望台に上がると、頑張って登ってきた甲斐あり、という風景が!
展望台の少し下には「愛の鐘」という真っ白いモニュメントがあり、カップルや若い女性グループに人気があります。
ここの品種は遅咲きの「おかむらさき」が中心で、それより少し早い時期に見頃を迎える通称“こいむらさき”と呼ばれる「濃紫3号」も一部見ることができます。
ベストシーズンは「おかむらさき」が見頃となる7月中旬から下旬です。
日の出公園ラベンダー園
北海道空知郡上富良野町東1線北27号
[営業時間]設定なし(入園自由)
[定休日]なし
[入園料]無料
0167-45-6983(上富良野町役場企画商工観光課商工観光班)
5.ラベンダーやヒマワリ畑が見事「麓郷展望台(ふらのジャム園)」
ここでのおすすめは、もちろん展望台付近からの眺め!
展望台周辺はラベンダー畑のほか、シャクヤクやクレオメ、コスモスなど、さまざまな花々が季節ごとに彩ります。
ラベンダーをはじめ花々の風景を堪能したら、ジャム工房でのショッピングも楽しみましょう!
水を使わず北海道産の野菜や果物の水分だけで煮詰めて作るので、旨みと栄養がギューっとつまった美味しいジャム。38種類のジャムや農産加工品を試食しながら買うことができます。
ここのラベンダーの品種は主に遅咲きの「おかむらさき」が中心。7月中旬から下旬が見頃ですが、見頃の時期を外してしまってもラベンダー以外の綺麗な花をたくさん見ることができるので、満足すること間違いなし!
麓郷展望台(ふらのジャム園)
北海道富良野市東麓郷3
[営業時間]9:00~17:30
[定休日]年末年始(冬期は臨時休業する場合あり)
[入園料]無料
0167-29-2233
6.露天風呂に入りながらラベンダー観賞できる「ハイランドふらの」
夜遅くまで日帰り入浴(大人510円、中学生407円、小学生257円、大人は早朝・夜間割引あり)を楽しめるので、ドライブ疲れや散策疲れの身体を休めるにはベストです。
ここでは、絶対露天風呂に入るべし!
7月中はラベンダー畑にライトが灯るので、日が落ちてからの入浴でも眺望を楽しめますよ。
ここのラベンダーの品種は早咲きよりやや遅く、遅咲きよりやや早い「濃紫3号」。見頃は7月中旬位がベストですが、下旬くらいまでは温泉&ラベンダーを楽しめます。
ハイランドふらの
北海道富良野市島ノ下
[日帰り入浴営業時間]6:00~23:00 (入浴受付は22:30まで)
[定休日]なし
[日帰り入浴料金]大人510円、中学生407円、小学生257円、6:00~8:00と21:00以降は大人100円引き
0167-22-5700
ラベンダー観賞をするなら7月中旬前後がベスト!
ラベンダー目当てで富良野旅行を計画しているみなさん、ベストシーズンを逃さないように、ラベンダースポット巡りを楽しんでくださいね。
※価格はすべて税込です。
川島信広
トラベルライター・温泉ソムリエ・イベントオーガナイザー/横浜市出身、札幌市在住。北海道内の全市町村を趣味で訪ね歩くうちに北海道の魔力に惹かれ、都内での雑誌の企画営業と執筆業務を経て北海道へ移住し独立。紙媒体やweb媒体などで主に観光や旅行、地域活性をテーマにした取材執筆と企画・編集を手がける。スイーツ好きの乗り鉄、日光湿疹と闘う露天風呂好き。
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