わが子も生後100日を迎えたので、先日お食い初めをやりました。その時の様子と、お食い初めについて簡単にまとめてみました。
※一般的な方法を書きましたが、地域や家庭で若干違いがあると思います。
お食い初めとは
『百日祝い』とも呼ばれていて、“子どもが一生食べることに困らないように”という願いを込め、食べ物を食べさせる真似をします。
時期は、生後100日目に行うのが一般的ですが、家族の都合に合わせて少し前後してもいいかと思います。
服装
お食い初めと同時に、『お色直し式』を行うところもあります。
『お色直し式』では、白い産着を着ていた赤ちゃんに色つきの小袖を着せて祝います。一般的に小袖を送るのは祖父母とされています。
こういう袴みたいなロンパースだと、可愛いし赤ちゃんも着やすいかと思います。
洋装だと、結婚式など他の場面でも使えるので便利です。
ただ、赤ちゃんも大人も、服装にこれといった決まりはないので、TPOに合わせたり、家族で相談して決めるといいと思います。
普段と違う服を着ると、赤ちゃんの機嫌が悪くなったりもするので、写真を撮り終わったら普段着に変えるのもオススメです。
用意するもの
食器
お食い初めのお椀は、一般的に漆器を使います。
男の子用は内側と外側の両方が赤色で、女の子用は外側が黒色で内側が赤色です。私はてっきり逆だと思っていました。
祝い箸
両端が細くなっている、柳の箸を使います。
わが家はお宮参りでもらったので、それを使用しました。
歯固めの石
歯固めの儀式に使う石です。お店で用意してくれるところもあるようですが、わが家はお宮参りの際に神社でもらったものを使いました。
ちなみに、わが家のように神社でもらった石は、使用後にもらったところへお返ししましょう。
料理
お食い初めの祝い膳は一汁三菜が基本です。
- 魚(尾頭つきの鯛など)
- 吸い物
- 煮物
- 香の物
- 赤飯
“シワが出来るくらい長生きするように”との意味で、梅干しを添えたりもします。
料理内容とその意味
- 魚(尾頭つきの鯛など)…“めでたい(鯛)”という言葉からくる縁起物。
- 吸い物…吸う力が強くなるように。二枚貝を使うことで、“ぴったり合う伴侶が見つかるように”という意味も。
- 煮物…レンコンは“先を見通せるように”、里芋は子芋がたくさん出来るということから“子だくさん”という願いが。
- 香の物
- 赤飯…赤は祝いの色であり、魔除けの力があるとされています。
やり方と順番
お食い初めは“養い親”と呼ばれる、同性の年長者が行います。
これは、長寿にあやかるという意味が込められていて、女の子なら女性の年長者、男の子なら男性の年長者です。
やり方は、“ご飯→汁物→ご飯→魚、煮物→ご飯”の順番を3回繰り返します。この時、“ひとつぶなめ”といって、米粒を一粒だけ食べさせることもあります。
最後に歯固めの儀式です。箸で歯固めの石にふれてから、その箸を赤ちゃんの歯茎に軽くあてます。
“石のように丈夫な歯がはえますように”と願いながら行いましょう。
一通りの儀式が終わったら、お祝い膳は大人たちでありがたく頂きます。
わが家のお食い初め
自宅でやろうかなとも思ったのですが、食器や料理を用意するのが大変そうだったので、お店で行いました。
ちょっとコストはかさみますが、楽ですし、特別感があります。
田舎なので、お店の選択肢はほぼないのが残念なところ。ただ、今回利用させていただいたお店は対応も良く、とても満足することが出来ました。
利用したお店は、半個室でした。
昼ではなく、夜にお食い初めを行ったのですが、赤ちゃんがいることに配慮していただき、開店時間を早めてもらえました。
融通が利いたのは、たぶん田舎ならではですね。
かかった費用
4人(赤ちゃん1人・大人3人)で、2万円ほどかかりました。
内訳としては、
- 大人1人分の料理が5000円程度×3人分で15000円。
- お祝い膳が2000~3000円。
- 飲み物代
だいたいのお店は、料理内容を相談することが出来ると思うので、もう少し費用を抑えられそうです。
料理内容
まず祝い膳はこんな感じでした。
テーブルの上が、ちょっと散らかってますが。
食器がミッキーで可愛かったです。祝い膳は、儀式を終えた後に家族でおいしくいただきました。
お食い初めプランというものを利用したのですが、大人の食事は懐石料理やすきやき・しゃぶしゃぶなどから選択できました。
選んだのは懐石料理。内容はこんな感じでした。
しわしわでごめんなさい。
ちなみに、食べるのに夢中で、料理の写真は撮り忘れました(笑)
お食い初めの様子
お店でお食い初めを行う場合、正装が好ましいとされていますが、わが家はそういう堅苦しいのは気にせず普段着で行いました。
少人数の身内だけですし、赤ちゃんにオシャレな服を着せると、おむつ替えが大変です。
ムスメは見慣れない場所にキョロキョロし、不思議そうに食べ物を見ていました。
ひととおりの儀式を終え、米粒を一粒だけ食べさせてみたのですが…ものすごく嫌そうな顔をして吐き出しました(笑)
選んだお店がとても良いお店で、素敵な時間を過ごすことが出来ました。
でも、やっぱり自宅の方がなにかと安心できますし、泣き声に気を遣わなくて済みますね。
こういうお食い初めセットも売ってるみたいなので、自宅でやるのもいいかもしれないです。
まとめ
100日のイベントを終えて、ムスメの成長の早さを感じるとともに、またひとつ思い出が増えました。
こういうイベントはこれからも大切にしていきたいですね。