挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
スライムの皮をかぶったドラゴン~最弱のフリして静かに生きたい 作者:三木なずな
18/18

貴族病

 夜、ディープフォレストの一角。
 おれはユーリエに抱きかかえられたまま、森の中を歩き回っていた。

 あれでもないこれでもない、と歩き回っていた。
 やがて、ちょっとだけ開けた場所にやってきた。

 右手側に盛り上がった、成人男性ほどの高さの小さな丘があって、左手側に小川のせせらぎが聞こえてくる。
 すむにはいい環境だ。

「ここがいいな」
「何をするんですか?」
「みてろ――はっ」

 風の下級魔法で真空波をつくって、開けた場所に生えてる雑草をなぎ払った。
 即座に口から突風を吹いて刈り取った雑草を吹き飛ばす。
 石ころや枯れ木、勇者が落としていった朽ちかけたロングソードもまとめて吹き飛ばした。

 後に残ったのは、綺麗にならされた地面。

「これくらいあればいいか」
「なにか作るんですか?」
「察しがいいな。家だ」
「家、ですか?」
「そうだ。おれはスライムだからいいけど、ユーリエは人間だからいつまでも野宿って訳にはいかないだろ」
「……」

 ポカーンとするユーリエ、しまいにはポロポロ大粒の涙を流し出した。
 おれを抱きかかえている彼女、その涙は直接おれの頭の上に落ちてくる。

「お、おい、どうした」
「ごめんなさい……こんなに……こんなに優しくされたことなかったですから」
「……」

 なにも言えず、しばらく好きにさせてやった。
 やがて涙が引っ込んで、代わりにおずおずと聞いてきた。

「でも……本当にいいんですか?」
「なにが?」
「わたしみたいなのが『家』にすんでも。その、生け贄ですし、何も出来ないしお役にも立ててないのに」
「気にするな」
「でも」
「お前みたいなのはみててイラッとするから、イラッとしないように矯正するだけだ。今までも12人くらいやってきた事だからきにするな」
「え、12……?」

 きょとんとするユーリエ、当然ながら意味が分からないんだろう。
 っていうか12人の話はやめとこ、そこから十二使徒とおれとリンクしたら面倒臭い事になる。

「それに別によくしてる訳じゃないぞ。その証拠に一旦神経をつないでやる」
「神経……あっ」

 ユーリエはいきなりガクガク震えだした、手に力が入らなくなって、抱いてるおれを取り落とした。
 予想してたから、おれはなにごともなく普通に着地した。

「ど、どうして……」
「ずっとおれを抱いてて疲労感ない事に気づかなかった?」
「それは……スライム様が気つかってくれて――」
「気づいてはいたのか」

 そこそこ優秀だな。

「だが違う。おれがユーリエの疲労を感じる神経を切ってただけだ」
「どうして?」
「おれを抱いてる時は体力と魔力を両方消費するようにした。つまり抱いてるだけで両方を徐々に使っていく。そして体力と魔力ってのは使えば使うほど基礎として向上していく」
「な、なるほど……」

 手がガクガクしながらも理解を示し頷くユーリエ。

「弟子に重ったいカメの甲羅を日常的に背負わせるやり方もあるけど、せっかくだからおれ自身が重しになる事にした。安心しろ、基礎をどんどん鍛えるために、毎日の限界を見極めてギリギリまで消耗させてやる」

 にやりとわらいながら、またユーリエの疲労回路を切ってやる。
 一瞬にして元通りになるユーリエ。

「すごい……一瞬で回復した」
「回復してない、感じないだけだからその状態で無茶したら死ぬ。そのために、回復用の家を作ろうとしてるんだ」
「そうだったんですね……」

 ユーリエはまたシュンとなった。

「……スライム様、本当にこんなわたしで――」
「さて、つぎは上物(うわもの)だな」

 またグチグチと言い出しそうだったから途中ですっぱり遮っておいた。

「スライム様は建築も出来るのですか?」
「いや出来ない」
「じゃあどうするんですか?」
「まあみてろ、基礎を死ぬほど叩き込まれれば色々応用が利くもんだ」

 ユーリエから離れて進み出て、整地した場所の中心にたった。
 息を吸って、体を膨らませる。スライムの体を家くらいに膨らませた。

 膨らんでもそこは自分の体、体を上手く操って、中を空洞にしたりドアとか窓枠とかつけて家っぽくした。
 スライムにとって体を変形させるのはあたり前のこと。戦闘だけではなく、何かを捕食したりする時にも欠かせないことだ。
 それをちょっと応用して、体を家の形にした。

「こんなもんかな」
「す、スライム様が家に……」
「家になるのはこれからだ」

 そういって、スポン、と体を切り離した。
 家の形に作った部分を切り離して、本体は空を飛んだ。
 空中にいたまま、ゼリー状の家に向かって火を吐いた。

 青白く輝く超高温の炎は一瞬で水分を飛ばし、そこに家の形をした固まりが残った。

 着地して、家に近づいて、コンコンと叩く。
 焼き上がったそれは陶器のようないい音をしていた。

「こんなもんか」
「す、すごい……一瞬でおうちが」
「ユーリエもそのうち出来る様になる」
「わたし……も?」

 目を見張って、いかにも信じられないって顔をするが、それも今のうちだ。
 今までの奴らと同じように基礎は全部叩き込んで、ぐちぐちとネガティブなのをやめさせるつもりだからな。

     ☆

 次の朝、母さんに呼び出されて、ユーリエと一緒にやってきた。
 体力と魔力の基礎をあげさせるためにおれを抱きしめたまま一緒にきた。

 マザードラゴンの御前、ユーリエはガクガク震えていた。
 こっちはしょうがないな。

「よく来た、我が息子よ」
「なんだよ母さん、また面倒ごとか?」
「余の朋友である、ディザスターのことは知っているな?」
「ブルーマウンテンの主の精霊のことか?」

 地面に寝そべったままのマザードラゴンが微かに頷いた。
 龍脈によって魔力が集まり、モンスターが集結しているスポットは世界中にいくつかある、その中でも際だって有名なのが三つある。

 ディープフォレスト。
 ブルーマウンテン。
 サイレントシー。

 この三つだ。
 どれも膨大な魔力が集まっていて、そこに強力なモンスターがいる。

 ディープフォレストにいるマザードラゴンと同等の存在がブルーマウンテンにもいる。
 大精霊(エレメンタルマスター)・ディザスターだ。

「そうだ、そのディザスターの息子をしばらく預かることになった」
「……はあ? なんのために」
「可愛い子には旅をさせよ。ということなのであろう」
「旅の先がディープフォレスト? 修学旅行かよ」
「そういうわけだ、そやつの事はお前にまかせる」
「接待でもすれば良いのか?」
「まかせる」

 母さんはそうとだけ言った。全部おれが決めろって事か。

「はあ……拒否権はないんだよな」

 無言の母さん、無言ってのがこわいんだよ。
 拒否したら折檻(殺す)というメッセージだからな。
 はあ……また面倒くさい事になりそうだ。

     ☆

「ふははははは、われの名はアラガンスである」

 到着した大精霊の息子は初っぱなからウザさ全開の男だった。
 大精霊の息子らしく、人型ではあるが体から常に魔力とは違う、輝く精霊光を放っている。そして人型であるため衣服を、貴族っぽい服をきている。
 その出で立ちからのその喋り方はウザさしかなかった。

「遠路はるばるご苦労だな、小さき物よ」

 遠路でもねえよ、もうディープフォレストの中だよ。
 森中心部、到着したアラガンスとで迎えるおれ。そのまわりは野次馬だらけだった。
 ブルーマウンテンの王子(ある意味)が留学でやってきた噂は一気に森中に広まり、物好きな連中が一斉に集まってきた。
 遠巻きにひそひそ何か言い合ったり、アラガンスを品定めしたりしていた。

「どころで、マザードラゴンはいずこか」
「母さんは休んでる、あんたの事はおれに任せるっていった」
「それは残念。噂に聞くマザードラゴンがどれほどのものか、一目見ておこうと思ったんだがな」

 アラガンスがそう言った瞬間、空気がビシッ、と固まった。
 母さんを軽んじたその物言いに、速くも何体かのモンスターから殺気めいたものは出始めていた。
 それはユーリエも同じだった、おれをだく腕に力がこもり始めた。
 第二の人生を与えてくれたマザードラゴンは彼女にとって恩人の様なそんざいだから、仕方ないな。

「しかし会えぬものは仕方ない。小さき物よ、われを案内するがいい」
「案内?」
「このようなところでのんびりしている暇はない。われは勇者どもと戦いにここまで来たのだ。噂に聞く最大の激戦地、ディープフォレスト。そこにくる遊者がどれほどの物か実にたのしみだ」

 なんとまあ……自信たっぷりだこと。
 案内するのはいいけど……大丈夫なのか?

 そんな事を思っていると、アラガンスの背後にいて、それまで沈黙していた精霊の一体が前に進みでた。マッチョマン姿の火の精霊が口を開く。

「我らがついております故」

 火の精霊がいうと、他の三体――水、風、地の精霊もそれぞれ頷き意思を示した。
 今までアラガンスのキャラが強烈だったから見逃してたけど、四体の精霊がかれの後ろにいて護衛していた。
 ぱっと見、全員が強そうな上級精霊だ。

 なるほど、ちゃんと子守役はつけてきたって事か。
 大精霊ディザスターはよほど過保護みたいだ……が、それなら大丈夫だろう。

 面倒くさい事にこれ以上ならないために、おれは、アラガンスの様なタイプが一番好きそうな提案をした。

「じゃあ早速、四つのうち最強の森にいってみようか」
「当然だ、それくらいでなくばわれの本気がだせないというものだ」

 アラガンスは予想通り、上機嫌で頷いた。

 おれはユーリエに抱かれたまま、アラガンスを先導し出した。

 四つの森のうち、最強とされる北の森。
 常住しているモンスターが強く、ヒメやユイの様な幹部連中がちょこちょこ顔を出してる事もあって、
強い勇者はここにやってくるように誘導した森だ。

 そこに、アラガンスを連れていく。

「ところで小さき物よ、おまえは我の事をどう見る」
「え? どうみるって……」

 そんなあやふやな聞き方でどう答えろというんだ……なんて困っていると。

「お前はいま、われが七光りだけの小物だと思っているのであろう?」
「……いや別に」

 顔に出てのか? おれってば。
 そうならない様に気をつけたはずなんだが。

「ふふふ」

 アラガンスは笑うだけで、それ以上なにも言ってこない。
 ヤケに自信たっぷりだな。

 その自信はなんだろ、としばらく歩いていると、すこし離れたところに勇者の気配を感じた。
 さすが北の森に入ってくる勇者、向こうもこっちの事を気づいて臨戦態勢に入っている。

 こっちはといえば四精霊の顔つきが変わった、察知できたんだな。
 ちなみにアラガンスは気づいているのかいないのか、のんきな顔をして歩いている。

「若」
「なんだ」
「そろそろ敵が」
「おおそうか」

 火の精霊に言われて、俄然やる気になったアラガンス。
 気づいてなかったのか。

 おれ達はその場にとどまって、勇者と戦う準備をした。
 数秒後、勇者が襲ってきた。
 森の向こうからいきなり剣士がオーラを立ちこめらせ、何重もの障壁を纏いながら突進してきた。

「なんと、魔法戦士か」

 アラガンスが感心した。
 ちがうよ、あれは攻撃防御のバフ、それに障壁を他人にかけてもらったただの戦士だ。魔力の色合いからバフが二人、障壁が三人ってところだ。

「よかろう、このわれが吹き飛ばしてやる」

 アラガンスはゆっくりと手をかざした。
 瞬間、常に放っていた精霊光がかざした右手に集まった。

「うけよ、父すらも越えると言われるこの一撃を。ファントムディザスター!」

 アラガンスはそう言った後、手から精霊光のビームを放った。
 とてつもなく強力な一撃、人間に例えるのなら数十年の修行の先でようやく身につけるほどの強大な魔力。
 それを凝縮し、打ち出した一撃。

 威力は申し分なし、だが遅い。
 撃つまでも遅く、撃ってからも遅い。
 テリーでもあわあわしながらよけられる程の遅さだ。
 いわんや北の森の勇者、あたるはずがない。

 そう、思っていたのだが。
 勇者はよけようという動きを見せたが、動かなかった。
 途中からまるで金縛りにでもあったかのように棒立ちになった。

 やったのは四精霊だった。
 アラガンスの背後に立つ四精霊が協力して、何かの技で勇者の動きを止めた。
 完全に動けなくなった勇者はノロノロのビームに当たって、何重も張り巡らされた障壁ごと消し飛ばされた。

「ふはははは! どうだ、これがわれの力だ」
「さすがでございます」
「若の実力にはいつも感服したします」
「きゃー、素敵、今日こそだいて」
「……お見事」

 悦に入るアラガンス、かれの事を四精霊が持ち上げた。
 するとかれは更に増長した。

「しかし、ディープフォレストは最激戦区と聞いたが、大した事はないのだな」
「若だからでございます」
「それもそうだな」

 大いばりするアラガンス。

『すごい人だったんだ……』
『いやすごくないぞ』
『え? でも今の……』
『あれなあ、典型的な貴族病だ』
『貴族病?』
『見てな』

 訝しむユーリエにそう言って、しばらく待った。
 今度は三人の勇者が森の中から現われた。
 最初の仲間がやられたことで、三人は慎重になって、じりじりとアラガンスに近づく。

「またいたか、よかろう、まとめてわれの精霊光で吹き飛ばしてやる」

 アラガンスは更にいって、精霊の光を練って右手に集めた。
 同時に四精霊が動いた、また当てやすくするために勇者を拘束するんだろう。

 おれはそこに割り込んだ。
 魔法を放ち、四精霊を先に拘束した。
 四精霊が動けなくなって、勇者は自由に動けた。

「うけるがいい、ファントムディザスター!」

 アラガンスは三本のビームをまとめて放った。
 本数を増やしたのに威力がまったく落ちてないのはスゴイが、速度はやっぱりのろのろのままだった。
 とうぜん、勇者たちはそれを全部かわす。

「なんだと! ばかな……ならばもう一度!」

 アラガンスは更にファントムディザスターを放った。それはまたよけられた。
 よけられて驚いて、今度はむやみやたらに放った。
 奥義を連射しても威力は衰えないのは本当にさすがだと思ったが、それは森を破壊するだけで勇者たちに当たるそぶりはまったくない。

『当たらなくなってしまいました』
『武術をまなぶ貴族ってのはな、こういうパワーだけの奥義しか学ばない事が多いんだ。でもってそれを使う時は誰かが獲物を獲りやすく献上してくれるんだ。縛った野獣を目の前において弓矢を射させるって例えればわかりやすいか?』
『至れり尽くせりなんですね』
『そうだ。そして覚えてる技は紛れも無く大技だから、本人の自信にも繋がるわけだが――』

 傍観している間に、アラガンスはたちまち劣勢に陥った。
 勇者のヒットアンドアウェイ戦法にやられて、それでも奥義を撃ち続けるが、かすりもしなくて徐々にやれていく。

「なぜだ! なぜあたらない! われのファントムディザスターは最強のはずだ! 父をも越える一撃のはずだ!!!」

 さけび、わめくアラガンス。
 悲しいな、当たらないのは遅いからだという簡単な事にも気づけないのが悲しい。

『基礎が出来てればいくらでもやりようがあるんだけどね』
『スライム様みたいに、ですね!』

 お前もそうなれ、と言いかけたがやめた。
 いうよりも自分で気づいた方がいいことだ、ユーリエの場合基礎能力をつけるまでまだまだ時間がかかりそうだから、いますぐに言わなくてもいい。
 そういうのがある、って目撃するだけでいい。

 勇者に攻撃されてボロボロになって、しまいには気絶したアラガンス。
 かれが気を失ったのを確認してから、介入して勇者をまとめて撃退し、かれを助けたのだった。
面白かったらブクマと評価をもらえると嬉しいです。

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全359部)
  • 2096 user
  • 最終掲載日:2017/03/23 20:00
二度目の人生を異世界で

唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。 「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」 これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全362部)
  • 2114 user
  • 最終掲載日:2017/06/14 12:00
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全499部)
  • 2670 user
  • 最終掲載日:2017/06/22 23:05
魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~

人も、精霊も、神々すら滅ぼして、魔王と恐れられた男がいた。 不可能を知らぬ魔王アノスは荒んだ世界に飽き、転生の魔法を使った。 二千年後。目覚めた彼を待っていた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全94部)
  • 2172 user
  • 最終掲載日:2017/06/27 07:01
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~

柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全100部)
  • 2304 user
  • 最終掲載日:2017/06/04 06:38
失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~

とある世界に魔法戦闘を極め、『賢者』とまで呼ばれた者がいた。 彼は最強の戦術を求め、世界に存在するあらゆる魔法、戦術を研究し尽くした。  そうして導き出された//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全129部)
  • 2818 user
  • 最終掲載日:2017/06/27 19:00
俺だけ入れる隠しダンジョン 〜こっそり鍛えて世界最強〜

職を失った貧乏貴族の三男、ノルは途方にくれていた。冒険者になるべきかと悩んでいたところ、ノルに幸運が訪れる。 誰一人として入り方がわからない隠しダンジョン、そ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全32部)
  • 2211 user
  • 最終掲載日:2017/02/19 00:24
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-

世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。 弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全172部)
  • 2081 user
  • 最終掲載日:2017/05/24 23:35
レベル1だけどユニークスキルで最強です

ブラック企業で過労死した佐藤亮太は異世界に転移して、レベルが1に固定される不遇を背負わされてしまう。 レベルは上がらない一方で、モンスターからその世界に存在しな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全112部)
  • 2573 user
  • 最終掲載日:2017/06/25 19:17
カット&ペーストでこの世界を生きていく

成人を迎えると神様からスキルと呼ばれる技能を得られる世界。 主人公は二つのスキルを授かり、それをきっかけに英雄と呼ばれる存在へと成り上がる。 そんなありきたり//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全195部)
  • 2186 user
  • 最終掲載日:2017/06/23 06:00
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部)
  • 2906 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
再召喚された勇者は一般人として生きていく?

異世界へと召喚され世界を平和に導いた勇者「ソータ=コノエ」当時中学三年生。 だが魔王を討伐した瞬間彼は送還魔法をかけられ、何もわからず地球へと戻されてしまった//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全371部)
  • 2171 user
  • 最終掲載日:2017/06/27 11:00
魔王様の街づくり!~最強のダンジョンは近代都市~

 魔王は自らが生み出した迷宮に人を誘い込みその絶望を食らい糧とする  だが、創造の魔王プロケルは絶望ではなく希望を糧に得ようと決め、悪意の迷宮ではなく幸せな街を//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全157部)
  • 2882 user
  • 最終掲載日:2017/06/26 19:05
スライム転生。大賢者が養女エルフに抱きしめられてます

死の間際、大賢者は大魔術によって生み出した【無限に進化し続けるスライム】に転生した。あらたな人生、もといスライム生を楽しもうとしたが、養女であり弟子のエルフにつ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全46部)
  • 2704 user
  • 最終掲載日:2017/06/27 20:18
村人ですが何か?

飯島竜人は異世界に転生し、リュート=マクレーンとなった。転生先の肉体の最適職業は村人で、家も普通の農家で普通に貧乏だった。ゴブリンやらドラゴンやらが闊歩する異世//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全86部)
  • 2234 user
  • 最終掲載日:2017/06/26 21:16
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全203部)
  • 2589 user
  • 最終掲載日:2017/06/27 00:00
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全157部)
  • 2583 user
  • 最終掲載日:2017/06/25 00:00
二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む

魔王を倒し、世界を救えと勇者として召喚され、必死に救った主人公、宇景海人。 彼は魔王を倒し、世界を救ったが、仲間と信じていたモノたちにことごとく裏切られ、剣に貫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全117部)
  • 2146 user
  • 最終掲載日:2017/06/19 08:31
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えれば唯//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全271部)
  • 2878 user
  • 最終掲載日:2017/06/24 18:00
転生したらドラゴンの卵だった~最強以外目指さねぇ~

 目が覚めたとき、そこは見知らぬ森だった。  どうやらここは異形の魔獣が蔓延るファンタジー世界らしく、どころかゲームのように敵や自分の能力値を調べることができる//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全338部)
  • 2171 user
  • 最終掲載日:2017/06/26 22:52
即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。

成長チート? 無限の魔力? 全属性使用可能? そんなもの即死能力で一撃ですが? 本当に最強なら、戦いにすらならない! 全ての敵が即死する、超お気楽異世界召喚コメ//

  • コメディー〔文芸〕
  • 連載(全84部)
  • 2202 user
  • 最終掲載日:2017/06/17 18:45
賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全120部)
  • 2631 user
  • 最終掲載日:2017/05/16 04:45
デスマーチからはじまる異世界狂想曲

 アラサープログラマー鈴木一郎は、普段着のままレベル1で、突然異世界にいる自分に気付く。3回だけ使える使い捨て大魔法「流星雨」によって棚ボタで高いレベルと財宝を//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全530部)
  • 2578 user
  • 最終掲載日:2017/06/25 18:00
クラスが異世界召喚された中俺だけ残ったんですが

第五回ネット小説大賞受賞、書籍化決定しました。 突然異世界の神からの半ば強制的な依頼で俺、神谷夜兎(かみややと)のいるクラスは神によって異世界召喚された。ーー//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全114部)
  • 2107 user
  • 最終掲載日:2017/06/24 15:51
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部)
  • 2166 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
LV999の村人

 この世界には、レベルという概念が存在する。  モンスター討伐を生業としている者達以外、そのほとんどがLV1から5の間程度でしかない。  また、誰もがモンス//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全287部)
  • 2295 user
  • 最終掲載日:2017/06/27 00:44
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部)
  • 2485 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
とんでもスキルで異世界放浪メシ

※タイトルが変更になります。 「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」 異世界召喚に巻き込まれた俺、向//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全368部)
  • 3388 user
  • 最終掲載日:2017/06/26 20:46
↑ページトップへ