ハリー・ポッターと呪いの子
著者 J.K.ローリング
訳者 松岡佑子
出版社 株式会社静山社
分類 海外文学、児童文学
実はhanamiはハリー・ポッターシリーズの大ファンでもあります。
出版直後の『ハリー・ポッターと賢者の石』から『ハリー・ポッターと死の秘宝』まで全作を何度も読むほど、映画も全作見て、登場人物のフルネームは全て言えるほど、去年は念願のユニバーサルスタジオジャパンのウィザーディングワールドに訪れて乗り物酔いしたほどの大ファンです。
語ってしまうときりがありませんので、さっそく去年出版された最新作『ハリー・ポッターと呪いの子』を紹介させていただきますね。
物語の始まりは?
今回の取り上げた『ハリー・ポッターと呪いの子』の舞台は、シリーズの主役ハリー・ポッターが2人の男の子と1人の女の子の父親になっている世界です。
ハリー・ポッターをはじめ、ロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャーのおなじみの3人組も良い年の親世代になっていました。
ハリー・ポッターシリーズを読んだことのある人、読んだことがない人でも映画で名前の知っている登場人物たちが親世代となって登場する違和感を感じるとともに、何故か親近感も感じます。
珍しい脚本の書き下ろし
原作はJ.K.ローリングさんですが、ジョン・ティファニー&ジャック・ソーンという方も共同著者として名前が載っています。
『ハリー・ポッターと呪いの子』は今までのハリー・ポッターシリーズとは異なる本です。
舞台脚本の書き下ろしとして書かれているからでしょう。
私自身もそうでしたが、登場人物のセリフと俳優の動き方で表現された世界を頭の中で思い描くのは難しいと思いますよ。
物語のテーマは『家族』
今回の主人公はハリー・ポッター自身ではありません。
ホグワーツ魔法学校へ通うハリー・ポッターの次男アルバス・ポッターです。
アルバス・ポッター自身の青春時代の葛藤も描かれていますが、やはりハリー・ポッター自身の物語でもあります。
生活の場を仕事と家庭に置くハリー・ポッターが年頃の次男アルバス・ポッターと父親と息子としてどう向き合っていくかが物語の1番のテーマといっていいと思いますよ。
今後の続編も期待したい
物語の始まりがハリー・ポッターがお父さんになっている場面から始まっています。
ハリー・ポッターシリーズの大ファンの私としては、今回の『ハリー・ポッターと呪いの子』に至るまでのポッター一家の歩みや魔法界の出来事を取り上げた作品の発表を期待したいですね。
ブログの方向性がズレてしまいそうで、紹介しようか迷っていました。
『ハリー・ポッターとhanamiのブログ』になってしまいそうで………。
それでも紹介したくてウズウズしていた1冊でもあります。
ハリー・ポッターシリーズはあまりにも有名ですので、今後の紹介では普通の紹介の他に物語の世界観やJ.K.ローリングさんの執筆秘話など、掘り下げたお話で紹介していきたいですね。
たとえば、書きたくてウズウズして考えたタイトルに『ディメンター(吸魂鬼)の正体は季節性うつ、エクスペクトパトローナム(守護霊の呪文)で冬を乗り切ろう』などマニアックな内容もあり、投稿するかは考えものです。
それでは、今回もお付き合いいただきありがとうございました。