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 危険ドラッグを所持していたとして、近畿厚生局麻薬取締部は27日、京都新聞ニュース編集部記者の西河公嗣容疑者(33)=大津市島の関=を医薬品医療機器法違反(指定薬物の所持)の疑いで逮捕したと発表した。「自分で使うために持っていた」と容疑を認めているという。

 同取締部によると、西河容疑者は6月22日、京都市中京区の駐車場に止めていた車の中に、厚生労働省から危険ドラッグとして指定されている薬物「4―Fluoro―α―PVP」を含む液状の危険ドラッグ7・1ミリリットルを所持していた疑いがある。同取締部は同日、この薬物を押収した。

 27日には、京都市中京区の京都新聞本社にも家宅捜索に入り、西河容疑者が使っていた机を捜索した。危険ドラッグは見つからなかったという。

 同社によると、西河容疑者は2008年に入社し、現在は編集作業を担当していた。岩永洋一郎・京都新聞COM総合管理局長は「社会正義を貫くべき新聞社員が違法薬物に関わっていたとすれば誠に遺憾。読者並びに地域の皆様に深くおわび申し上げます」とのコメントを出した。