鶴信吾、津田六平
2017年6月27日10時43分
長野県軽井沢町で2016年1月、大型バスが崖下に転落し、乗客乗員15人が死亡、26人が重軽傷を負った事故で、県警は27日、死亡したバスの男性運転手(当時65)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)の疑いで、バス会社「イーエスピー」(東京都羽村市)の男性社長(55)と当時の男性運行管理者(48)=退社=を業務上過失致死傷の疑いで長野地検に書類送検する。
県警によると、事故は昨年1月15日未明、軽井沢町の国道18号で発生。大型バスはスキーツアーの客を乗せ、対向車線を横切って約5メートル下の斜面に転落した。転落直前は制限速度の2倍近い時速96キロだったという。19~22歳の大学生13人と運転手2人の計15人が死亡。26人がけがをした。
県警は、運転手が大型バスの運転に不慣れで、ギア操作を誤って減速できずに事故を起こし、乗員乗客を死傷させた疑いがあるとみている。その上で、バス会社の社長や運行管理者が、この運転手が大型バスの運転に不慣れなことを認識しながら、事故を回避するのに必要な対策を怠っていた疑いがあると判断した。
捜査関係者によると、バスの運…
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朝日新聞社会部