■【検証】てんや飲みは果たして正しいのか ~ポテサラ天はセンベロの夢を見るか
昨日、「MOVIX柏の葉」で、やっと見ることが出きましたよ、
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」。
オリジナル作が人生屈指名作の五本指に入る身としては、結構複雑な気持ちで挑まざるを得ないのだけど、
あれだなー、
大人になるってことは色々なことを許せたりムキにならず寛容になれることなんだな、
…って自己発見出来たのでよしとするよ!

映画の感想を一言で言うと、「世紀末というノスタルジー」
そんなバッドテイストぶりたい露悪家おっさん向けのファンタジー、ですわ要するに。
さて。
ここ、「柏の葉ららぽーと」。
映画の前に、一時間ちょいほど時間がある。
こういうときは、そうだ、前飲みだ。
ひと足ふた足ほどはやく着いて、映画の前に一杯。
飲んで見て、なんぼ。
呑兵衛に言わせれば、そういうためのレイトショーだ。
ところが、である。
ここ「ららぽーと」周辺ってのは、余りいい飲み屋が見あたらない。
ていうか、柏の葉という街自体、酒飲みには寂しい街なのだ。
少なくとも、余りこちらに来ない我々JR柏市民にとっては、よく判らない、そんなアウェイ感がある。
近くて遠いぼくらの柏。
それが、柏の葉。
でもね、今夜は違う。
ちょっとやってみたいことが、実はあるんだ。
そう、言ってみれば、
そのために一時間強程わざわざ早くやってきた、なんて面すらあるくらいだ。
ザ・「てんや」飲み。
これをね、試したかった。
時折ネットで見る、「てんや」飲み。
それが果たしてアリなのかどうか、是非とも試してみたかった。
なんでも「てんや」には、ちょい飲み派のための「ビールセット」なるものがあるらしいじゃないか。
「天丼てんや」のひとり呑みがオツ!激安580円の天ぷらビールセットが最強 - 週刊アスキー
果たして本当に「最強」者、なのか…!?
しかも、である。
現在、「てんや」でやっている特別メニュー「ポテサラ天」。
かつて2014年に話題になった(という)このメニューが、また期間限定で帰ってきた、という。
で、なんでもこれが、殊更に美味いらしい。
某有名ニュースサイトのスシローネタは、煽り方のうまさの割に毎回騙されることが多いのだが(※1)、
こっちはマジなのか、ガセなのか…。
てんやにポテサラを天ぷらにした「ポテサラ天」が帰ってきた! ポテサラ天丼マジで激ウマだぞッ!! | ロケットニュース24
実証しよう!真実なのか、ガセなのか…
※1:でもいつも楽しみにしとりますし、今度スシロー飲みもやりたいです
うーん、
「ポテサラ天」で一杯、かあ。
個人嗜好的にはチェーン店メシは好きじゃないけど、これはちょっと興味あるぞ。
そんなわけで、軽く期待値高めにこちらの「てんや」に向かってみた。

(お店ページより拝借)
さてこの「柏の葉ららぽーと てんや」は、「東急ストア」内に設置されている。
もうね、ぶっちゃけこれ、スーパーの一角だからね。
横でおばちゃ…マダム達が夕食のネギとか大根とか買ってるかんね。
完全に、ファミリーの磁場。ママの時空。
酒を飲む雰囲気は、限りなく希薄といっていい。
こんなところで、しかもチェーン店メシ屋で、一人酒。
飲んでいいのか感、思いの外に、高い。
とはいえ、ショーウィンド内にはしっかりくだんのビールセットも、アピール。
だいじょうぶだよ…、
ぼくたちは…ちゃんと…待っているよ…いつも君たちの…味方だよ…。
そうオッサン達の呑兵衛スピリッツに語りかけてくる。

尤もこちとら、酒飲みやってんだ。
わざわざ、酒飲むためにやってきたんだ。
こんなところでひるめるかってんだ。
まずは威風堂々と、店内に。
席に座り、メニューをチェック。
ああ、これか、噂のビールセット。

ビール単品で371円、さすがに安いな!
そして、ありましたよ噂の「ポテサラ天」。

へえ、美味そうじゃないか。
はやる気持ちを抑えながら、
まずは、ビールから行こう。
あ、姉ちゃん、こっちビールセット1つね。
え、ビールを先に出しますか、だって?
なんだ判ってるじゃないですか、うん、是非そうして。

キンキンで、これは普通に美味い。
ビールはどこに行っても美味いから、正義だ。
夕食時のスーパーの生活感が店先まで伝わってくるけど、気にしない。
こっちゃあもう酒飲んでんだコノヤロウ。
少し待たされるけど、揚げたてがくるのが「てんや」のいいところ。
でも待っている間に、1杯目のビールなんて、すぐ空いてしまう。
おかわりビール、そろそろいっとくか。
いや、ここは日本酒だろ。
天ぷらで日本酒、
うーん、どう考えたって、こりゃあいいじゃないか。

月桂冠。
325円。
ここじゃ、こういうのでいい、こういうので。
いつもの地酒銘酒なんて、誰も望んじゃいない。
なかなかどうして、こうやってちびちびやるのも悪くないじゃない。
残ってるビールは、チェイサー替わりだ。
もうね、呑兵衛はアルコールが入れば、ロケーションなんて気にならない。
いや、寧ろ捉え方を変えるんだ。
いいかいベイビー、
キミがいるのは、天ぷらで飲める話題のオサレ和バル、「てんや」だ。
トレンドシティ柏らしく、スーパーの一角という人気立地。
そう思えば、レジ打ちのカシャカシャチーンのBGMもプログレっぽく聞こえるし、
セールに群がるマダム達のリアルな生活感を眺めながら、こうやって日本酒を頂くムーディさも、なかなかイキじゃあないか。
ほうら、今夜はキミの瞳に乾杯。(月桂冠で)
そこの東横インも予約してあるぜ…。
なーんてしょうもないことをほんわかおつむで考えていると、
さあて、いよいよ天ぷら様のおなりである。
イメージ、もわもわもわ………

(注:あくまでイメージです)
夏の夜の、天ぷらビール、これはアがるな!
わくわく…。

…あ、れ…?
出てきたのは、ちょっと貧相でブサイクな天ぷら達。
胸にあるのは、錦糸町のお店で時々経験する、あの「…え!?(キミがあの写真の?)」感。
なんとも頼りなさげだけど…
だ、大丈夫…か!?
君たち…
天つゆにつけて、一口。
うーん…。
揚げたてだから食べられるけれど、
サクサクというよりは、いかにも人工的なカリカリ感。
まず衣の添加物感が、わざとらしさが、かなり気になる。
しかも細々とした素材は、どれも揚げすぎ。
うーむ、
これを世で美味いと言われているものなんだろうか。
はっきり言えば、値段相応、
或いはなっても値段以下だ。(イカ天だけに!)
高まっていた期待値がどんどんしおれていく感を噛みしめながら、
次のオーダーに望みを託す。
いやいや、まだここには噂の「ポテサラ天」が残っているじゃないか。
あれだけ煽られてるんだ、美味いに決まってる。
それ、いこうじゃないか。

デカイなおい。
どん、ときたな。
この大きいのが、「ポテサラ天」だ。
その名の通り、ポテサラを天ぷらにしたものだという。
それでは月桂冠をいただきつつ、ぱくり…。
ぐにゅ。
うわあ、キモやわらかっ!
何この奇妙食感。
ポテサラなんだから当たり前っちゃー当たり前なんだけど、歯ごたえなくて、ぐにゅ、ふにゃ、って感じ。
しかも、やっぱりこの衣。
分厚い分だけで、カリカリな不自然感だけが際だつ。
これはどうなんだ、本当に美味いと言っているのか!?
ぼかあ今、フツーにポテサラ食べたくなってんですけど。
一方、塩麹の「鶏天」、こっちはなかなか悪くない。
味付けもしっかりしてる。
が、うーん、こっちも所詮はチェーン店の値段相応、て感じだ。

ぷふー、完食。
あー…
なんかなー、
期待値が高い分だけ、残念感でかいなあ。
てかね、判った。
一つ、判った。
よーく、判ったわ。
「てんや」で、単品天ぷらを天つゆで食べるもんじゃない。

(↑↑↑ あえて言おう、不正解であると! ↑↑↑)
ここはジャンク天丼屋だ。
あの甘いタレ、ぶっかけて、で白米。
そのジャンクな組み合わせで食べてこそ、なんだろう。
それが判ってなかった。
むしょうにそう思えて仕方なくなる。
それが欲しくなる。
小天丼。
………。
………………………………。
殺っちまうか?
狩っちまうか?
いや、本気か!?
酒も、もうない今からか?
だが、もう走り出しちまった。
タイムリミットは、10分だ。
いいか、映画前に、全てを片付けるんだ。
出来るか、相棒マイストマック?
「フッ、余計な心配は無用だぜ!」
オーケー、さすが頼もしいクールなやつだ、
よし決まった、ベイビ−、ショータイムだ。
ダンダダンダダンダ、ダンダッ、ダンダダンダダンダ、ダンダッ。
「ミッション・イン・ポッシブル」のテーマが脳内をかける。
チャララー、チャララー、チャララー、チャララー、チャラ!
この「チャラ!」のところで、店員さんに声かける。
トムクルーズばりの甘いスマイルでな。
「小天丼一つ!」
「ポテサラ天」、お前もリベンジだ。
ここでいい仕事してみろ、ヘイ、お前のガッツを見せてみろ。

うん、これだ。
これが欲しかった。
最初からこれとビールで、良かった。
周囲に惑わされて、見るべきものを見失った。大切な何かを見てこなかった。
明らかな戦略ミスだった。
一方、「ポテサラ天」、
こいつも見違えた。
甘いタレがかかって、急激に美味くなった。
ブスが化粧したら元々おっぱいづきもいいので全然抱けるよ…
あ、いや、なんでもない。
と、とにかく化けた。
ちゃんとしたジャンク飯として、完成品になった。なるべき完全体になった。
そんなインパクトだ。
そうか、これは元々こういうものだったのか!
いっぱしぶって、天つゆなんかで食べるべきじゃなかったんだ。
こうしてぼくは、ようやく自らの過ちに気がついた。
おっと、もう時間がない。
一気に片付けるぜ。
がっついた。
ただ、がっついた。
食べきった。
映画が始まる5分前、
ついにやった。
やりきった。
満足した。
そして劇場に向かって、ぼくは走った。ひたすら走った。
げっぷと胸焼けで顔を歪ませ嗚咽しながら。
結論:
「てんやは天丼+ビールこそが正解。単品は未完成品と思え!」

追伸。
知らない間に店内の加齢臭が増した気がして、
あれ、俺…かな…(クンクン)と怯えていたら、
なんとカウンターはじめ、後頭部から荒涼感を放つ酒飲みおっさんばかりになっていて驚いた。
なんだ、てんや飲み、柏の葉でも流行ってんのか!?(おっさん達に)
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」。
オリジナル作が人生屈指名作の五本指に入る身としては、結構複雑な気持ちで挑まざるを得ないのだけど、
あれだなー、
大人になるってことは色々なことを許せたりムキにならず寛容になれることなんだな、
…って自己発見出来たのでよしとするよ!
映画の感想を一言で言うと、「世紀末というノスタルジー」
そんなバッドテイストぶりたい露悪家おっさん向けのファンタジー、ですわ要するに。
さて。
ここ、「柏の葉ららぽーと」。
映画の前に、一時間ちょいほど時間がある。
こういうときは、そうだ、前飲みだ。
ひと足ふた足ほどはやく着いて、映画の前に一杯。
飲んで見て、なんぼ。
呑兵衛に言わせれば、そういうためのレイトショーだ。
ところが、である。
ここ「ららぽーと」周辺ってのは、余りいい飲み屋が見あたらない。
ていうか、柏の葉という街自体、酒飲みには寂しい街なのだ。
少なくとも、余りこちらに来ない我々JR柏市民にとっては、よく判らない、そんなアウェイ感がある。
近くて遠いぼくらの柏。
それが、柏の葉。
でもね、今夜は違う。
ちょっとやってみたいことが、実はあるんだ。
そう、言ってみれば、
そのために一時間強程わざわざ早くやってきた、なんて面すらあるくらいだ。
ザ・「てんや」飲み。
これをね、試したかった。
時折ネットで見る、「てんや」飲み。
それが果たしてアリなのかどうか、是非とも試してみたかった。
なんでも「てんや」には、ちょい飲み派のための「ビールセット」なるものがあるらしいじゃないか。
果たして本当に「最強」者、なのか…!?
しかも、である。
現在、「てんや」でやっている特別メニュー「ポテサラ天」。
かつて2014年に話題になった(という)このメニューが、また期間限定で帰ってきた、という。
で、なんでもこれが、殊更に美味いらしい。
某有名ニュースサイトのスシローネタは、煽り方のうまさの割に毎回騙されることが多いのだが(※1)、
こっちはマジなのか、ガセなのか…。
実証しよう!真実なのか、ガセなのか…
※1:でもいつも楽しみにしとりますし、今度スシロー飲みもやりたいです
うーん、
「ポテサラ天」で一杯、かあ。
個人嗜好的にはチェーン店メシは好きじゃないけど、これはちょっと興味あるぞ。
そんなわけで、軽く期待値高めにこちらの「てんや」に向かってみた。
(お店ページより拝借)
さてこの「柏の葉ららぽーと てんや」は、「東急ストア」内に設置されている。
もうね、ぶっちゃけこれ、スーパーの一角だからね。
横でおばちゃ…マダム達が夕食のネギとか大根とか買ってるかんね。
完全に、ファミリーの磁場。ママの時空。
酒を飲む雰囲気は、限りなく希薄といっていい。
こんなところで、しかもチェーン店メシ屋で、一人酒。
飲んでいいのか感、思いの外に、高い。
とはいえ、ショーウィンド内にはしっかりくだんのビールセットも、アピール。
だいじょうぶだよ…、
ぼくたちは…ちゃんと…待っているよ…いつも君たちの…味方だよ…。
そうオッサン達の呑兵衛スピリッツに語りかけてくる。
尤もこちとら、酒飲みやってんだ。
わざわざ、酒飲むためにやってきたんだ。
こんなところでひるめるかってんだ。
まずは威風堂々と、店内に。
席に座り、メニューをチェック。
ああ、これか、噂のビールセット。
ビール単品で371円、さすがに安いな!
そして、ありましたよ噂の「ポテサラ天」。
へえ、美味そうじゃないか。
はやる気持ちを抑えながら、
まずは、ビールから行こう。
あ、姉ちゃん、こっちビールセット1つね。
え、ビールを先に出しますか、だって?
なんだ判ってるじゃないですか、うん、是非そうして。
キンキンで、これは普通に美味い。
ビールはどこに行っても美味いから、正義だ。
夕食時のスーパーの生活感が店先まで伝わってくるけど、気にしない。
こっちゃあもう酒飲んでんだコノヤロウ。
少し待たされるけど、揚げたてがくるのが「てんや」のいいところ。
でも待っている間に、1杯目のビールなんて、すぐ空いてしまう。
おかわりビール、そろそろいっとくか。
いや、ここは日本酒だろ。
天ぷらで日本酒、
うーん、どう考えたって、こりゃあいいじゃないか。
月桂冠。
325円。
ここじゃ、こういうのでいい、こういうので。
いつもの地酒銘酒なんて、誰も望んじゃいない。
なかなかどうして、こうやってちびちびやるのも悪くないじゃない。
残ってるビールは、チェイサー替わりだ。
もうね、呑兵衛はアルコールが入れば、ロケーションなんて気にならない。
いや、寧ろ捉え方を変えるんだ。
いいかいベイビー、
キミがいるのは、天ぷらで飲める話題のオサレ和バル、「てんや」だ。
トレンドシティ柏らしく、スーパーの一角という人気立地。
そう思えば、レジ打ちのカシャカシャチーンのBGMもプログレっぽく聞こえるし、
セールに群がるマダム達のリアルな生活感を眺めながら、こうやって日本酒を頂くムーディさも、なかなかイキじゃあないか。
ほうら、今夜はキミの瞳に乾杯。(月桂冠で)
そこの東横インも予約してあるぜ…。
なーんてしょうもないことをほんわかおつむで考えていると、
さあて、いよいよ天ぷら様のおなりである。
イメージ、もわもわもわ………
(注:あくまでイメージです)
夏の夜の、天ぷらビール、これはアがるな!
わくわく…。
…あ、れ…?
出てきたのは、ちょっと貧相でブサイクな天ぷら達。
胸にあるのは、錦糸町のお店で時々経験する、あの「…え!?(キミがあの写真の?)」感。
なんとも頼りなさげだけど…
だ、大丈夫…か!?
君たち…
天つゆにつけて、一口。
うーん…。
揚げたてだから食べられるけれど、
サクサクというよりは、いかにも人工的なカリカリ感。
まず衣の添加物感が、わざとらしさが、かなり気になる。
しかも細々とした素材は、どれも揚げすぎ。
うーむ、
これを世で美味いと言われているものなんだろうか。
はっきり言えば、値段相応、
或いはなっても値段以下だ。(イカ天だけに!)
高まっていた期待値がどんどんしおれていく感を噛みしめながら、
次のオーダーに望みを託す。
いやいや、まだここには噂の「ポテサラ天」が残っているじゃないか。
あれだけ煽られてるんだ、美味いに決まってる。
それ、いこうじゃないか。
デカイなおい。
どん、ときたな。
この大きいのが、「ポテサラ天」だ。
その名の通り、ポテサラを天ぷらにしたものだという。
それでは月桂冠をいただきつつ、ぱくり…。
ぐにゅ。
うわあ、キモやわらかっ!
何この奇妙食感。
ポテサラなんだから当たり前っちゃー当たり前なんだけど、歯ごたえなくて、ぐにゅ、ふにゃ、って感じ。
しかも、やっぱりこの衣。
分厚い分だけで、カリカリな不自然感だけが際だつ。
これはどうなんだ、本当に美味いと言っているのか!?
ぼかあ今、フツーにポテサラ食べたくなってんですけど。
一方、塩麹の「鶏天」、こっちはなかなか悪くない。
味付けもしっかりしてる。
が、うーん、こっちも所詮はチェーン店の値段相応、て感じだ。
ぷふー、完食。
あー…
なんかなー、
期待値が高い分だけ、残念感でかいなあ。
てかね、判った。
一つ、判った。
よーく、判ったわ。
「てんや」で、単品天ぷらを天つゆで食べるもんじゃない。
(↑↑↑ あえて言おう、不正解であると! ↑↑↑)
ここはジャンク天丼屋だ。
あの甘いタレ、ぶっかけて、で白米。
そのジャンクな組み合わせで食べてこそ、なんだろう。
それが判ってなかった。
むしょうにそう思えて仕方なくなる。
それが欲しくなる。
小天丼。
………。
………………………………。
殺っちまうか?
狩っちまうか?
いや、本気か!?
酒も、もうない今からか?
だが、もう走り出しちまった。
タイムリミットは、10分だ。
いいか、映画前に、全てを片付けるんだ。
出来るか、相棒マイストマック?
「フッ、余計な心配は無用だぜ!」
オーケー、さすが頼もしいクールなやつだ、
よし決まった、ベイビ−、ショータイムだ。
ダンダダンダダンダ、ダンダッ、ダンダダンダダンダ、ダンダッ。
「ミッション・イン・ポッシブル」のテーマが脳内をかける。
チャララー、チャララー、チャララー、チャララー、チャラ!
この「チャラ!」のところで、店員さんに声かける。
トムクルーズばりの甘いスマイルでな。
「小天丼一つ!」
「ポテサラ天」、お前もリベンジだ。
ここでいい仕事してみろ、ヘイ、お前のガッツを見せてみろ。
うん、これだ。
これが欲しかった。
最初からこれとビールで、良かった。
周囲に惑わされて、見るべきものを見失った。大切な何かを見てこなかった。
明らかな戦略ミスだった。
一方、「ポテサラ天」、
こいつも見違えた。
甘いタレがかかって、急激に美味くなった。
ブスが化粧したら元々おっぱいづきもいいので全然抱けるよ…
あ、いや、なんでもない。
と、とにかく化けた。
ちゃんとしたジャンク飯として、完成品になった。なるべき完全体になった。
そんなインパクトだ。
そうか、これは元々こういうものだったのか!
いっぱしぶって、天つゆなんかで食べるべきじゃなかったんだ。
こうしてぼくは、ようやく自らの過ちに気がついた。
おっと、もう時間がない。
一気に片付けるぜ。
がっついた。
ただ、がっついた。
食べきった。
映画が始まる5分前、
ついにやった。
やりきった。
満足した。
そして劇場に向かって、ぼくは走った。ひたすら走った。
げっぷと胸焼けで顔を歪ませ嗚咽しながら。
結論:
「てんやは天丼+ビールこそが正解。単品は未完成品と思え!」
追伸。
知らない間に店内の加齢臭が増した気がして、
あれ、俺…かな…(クンクン)と怯えていたら、
なんとカウンターはじめ、後頭部から荒涼感を放つ酒飲みおっさんばかりになっていて驚いた。
なんだ、てんや飲み、柏の葉でも流行ってんのか!?(おっさん達に)
☆お店データ
◆店名:天丼てんや ららぽーと柏の葉東急ストア店
◆ジャンル:天丼屋
◆場所:千葉、柏
◆住所:千葉県柏市若柴175 ららぽーと柏の葉 1F
◆ご予算:1,000円
- 2015.07.18 Saturday
- 今日のお酒
- 09:34
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- by 黒崎正刀