実は、職場のぶりっ子女性が苦手です。
今からお話しすることは、以前に別ブログ(アメブロ)で似たようなことを書いたことがあるのですが、気にせずに書きたいと思います。
というのも、私のブログにはめったに批判コメントはつかないのですが、この時ばかりはお叱りのコメントやメッセージを頂いて、「うっそ~~~ん」と思ったことなんです。
断っておきますが、ぶりっ子と言うのは、あなたのことではありませんし、ぶりっ子を否定して馬鹿にしているわけではないんです。
ぶりっ子が好きな男性も多いですし、私みたいに苦手に思っている人もいること。そして苦手なのは、私の考えの未熟さからくるものです。そして、いかにして苦手意識を変えようとしているかというお話しなんです。
私の職場に30代後半のぶりっ子な女性従業員がおります。
年齢にそぐわない仕草と声にとても違和感があった私は嫌でも耳に入ってくる猫なで声で仕事に集中出来ず、神経をすり減らしてきました。
そのストレスの原因は私の心にあったのですが、その本題に入る前に、私が気になった彼女のぶりっ子な仕草をいくつか紹介したいと思います。
うちのアルバイト君と彼女が休憩時間に、なにか冗談を言い合っていた時の事です。
休憩時間が終わるころ、彼女はアルバイト君に言いました。
「〇〇君なんて、きら~~い♡」
文章にすると喧嘩を売っているような言葉ですが、彼女のキーの高い猫なで声が好きの裏返しの様に聞こえました。そばで聞いている私も、わざと可愛らしく「嫌い」と言うことで「好き」と言うよりも心をつかむことが出来るのを狙っているように感じました。
気にしないでおこうと思えば思うほど、気になるのが歩き方です。
手の甲を上に向けてちょこちょこっとペンギンの様に歩きます。そうすることで可愛らしさを強調しているかのように感じます。
彼女は、ぶりっ子をすることによる違和感を自覚していないかもしれないと思い、わざと真似をして分かってもらおうとしたことがあります。
彼女の「あーん」「いやーん」とかの、ぶりっ子な口調を真似したのです。しかし、彼女の口調「いやーん」「あーん」を真似ると逆に彼女は喜び、さらにエスカレートしました。
人に注意するのが苦手な私は、見て見ぬふりをしているのですが、たまに「あんた腹黒いね」と他の女性従業員に言われることがあるようで、そのたびに笑顔で「あーん、また酷いこと言われちゃったー」と嬉しそうに言っていました。
私が彼女に、冗談っぽいことを言った時のことです。そんな私に「もう、いじわる、こにょやろー」って言いながら軽くパンチをしてきました。バシッと叩くのではなくポンっと叩くような感じの可愛い雰囲気のあるパンチでした。
ほっぺたをふぐの様にふくらましたり、まるで少女のような怒り方をわざとしてきます。年齢を考えると違和感があります。苦笑いを私がすると「あーん、ひどーい、笑ってごまかしてるー」と言います。
小さなことを大きく表現します
ちょっとしたことでも「しゅごーい」「あーん嬉しいー」と少女のようにはしゃぎます。いつも同じ調子なので、わざとではないと思うのですが、わざとしているように感じてしまいます。
同僚に相談すると・・・
少し見方を変えるだけで心が落ち着くことを知りました。
休憩時間、同僚の女性社員に、このことを相談しました。正直嫌でも耳に入ってくる猫なで声で仕事に集中出来ず、神経をすり減らしているということを。そんな私の相談に女性である同僚は驚きました。
「えっ?男ってみんな、ああいうのが好きじゃなかったの?」確かに、ぶりっ子はモテると良く言いますが、それは時と場合によります。なので「こんなことを言うのもなんですが、鼻につくっていう感じですかね?」と言うと「私はそんなに気にしてないよ」と言われました。
ぶりっ子は女性に嫌われやすいといいますが、同僚女性は気にしていないそうです。むしろぶりっ子が出来る彼女を面白く見ているそうです。そして気にしている私にこう言いました。
なるほどと思った同僚女性の言葉
「熊さんは頭の中が仕事、仕事、仕事で余裕がないのと違うかな?」
「いっそのこと、ふなっしー(千葉県船橋市非公認のご当地キャラ)がはしゃいでるって思ったら?」
この言葉にプッと笑ってしまいました。確かにぶりっ子そのものは嫌いではありません。プライベートでは好きかも。しかし、仕事でイライラしていて受け入れる余裕がないからストレスになるのだと気付きました。
いっそのこと、ふなっしーの様に、ゆるキャラと思ってしまえばどうか?確かに少し見方を変えるだけで心が落ちつくと思いました。
その後、一人になり、自分の心の中を分析しました。まず、なぜぶりっ子が気になるのに注意しないのか?これには3つの心理が働いていました。
ぶりっ子が気になる3つの心理
1、 相手を傷つけたくない心理
2、 注意することで悪者になりたくない心理
3、 言っても無駄だと思う心理
つまり、他人の個性を自分の思い通りには出来ないと言うことです。それをしようとすれば大きな軋轢が生まれると言うことです。
彼女はオンとオフを上手く使い分けています。接客業でお客様の前では、ぶりっ子な態度は封印しています。だから仕事には差しさわりがないのです。だからみんな、見て見ぬふりをしているのです。
ぶりっ子が気になるかどうかは心に余裕があるかどうかの判断基準
良く考えてみると、ぶりっ子そのものは、眉間にしわを寄せてイライラしている人よりも害がないように思われます。相手の個性を認められないのは自分の心に余裕がないからです。
だから、少し見方を変えてみることが大事でしょう。人の個性はいろいろあるから面白い。30代後半でこんなことも出来るんだという個性が見れるのも仕事の楽しみの一つと受け止めた方が精神衛生上良いでしょう。
だから相手の個性を認められるかどうかは、自分の心に余裕があるかどうかの物差し(判断基準)になるでしょう。職場は仕事をしに来ている所です。仕事に差しさわりがない相手の個性は温かい目で見るように努めたいものです。