挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
スライムの皮をかぶったドラゴン~最弱のフリして静かに生きたい 作者:三木なずな
17/17

聖者スライム

 朝、いつものように集まるドラゴンナイト。
 ゴブリンのテリー、インプのリリ、そしてスライムのおれ。
 いつものメンバーだが、今日は一人多い。

 人間のユーリエ。
 生け贄で村から送られてきて、母さんがおれに押しつけた人間だ。
 奴隷とほとんど変わらないボロい服に首輪をつけた彼女はおれを体の前に抱きかかえている。

「すっかり慣れちまったよな、リュウ」
「なにがだよ」
「その子」

 リリがユーリエをさす。

「その子に抱っこされて移動するの、すっかり慣れちゃったね」
「ああ、これ意外と楽なんだ」

 おれは深く体をユーリエにめり込ませるようにした。
 まるでリクライニングチェアに座るかのように。

「だめだぞ、そんな風に怠けてたらいざって時からだが動けなくなるって父ちゃん言ってた。常在戦場、いつ姫騎士とエルフ僧侶とポニーテール武道家が現われてもいい様に下半身鍛えておけって父ちゃんいってた」
「いいんだよおれは、これが楽なんだから」

 そういいつつ更にユーリエに深く背をもたせかける。
 見た目ほどサボってないのだが、それは内緒だ。

「でも、その格好って面白いよね」
「どういう事だよリリ」

 首をかしげるテリー。ゴブリンの小柄さも相まってちょっとだけ愛嬌のある仕草だ。

「人間がドラゴンに乗るって事あるけど、ドラゴンが人間に乗るってないじゃない」
「……どういう事だ?」
「うーん、こういうことかな」

 リリは武器の三叉フォークを使って地面に絵を描き出した。
 まずは勇壮なドラゴンを書いて、その上に鎧姿の騎士を書いた。
 いかにもなドラゴンナイトって見た目だ――って。

「絵上手いなリリ!」
「え? そ、そうかな」
「そうなのか?」

 テリーはまた首を傾げた。ピンとこない様子。
 いやこれはかなり上手いぞ、これくらいかけたら街のブロマイド屋から注文殺到するぞ。いや宮廷画家に召し抱えられてもおかしくないくらい上手い。
 こんな特技があったのか。

「ふ、普通だよ……」

 そう言いながら、リリは更に絵を描いた。
 今度は逆に人間がしたで、ドラゴンが上。
 重量挙げ――ただし重すぎてつぶされかけて苦しそうな人間がドラゴンを持ち上げてる絵だ。
 人間は今にもプルプルし出しそうなくらい躍動感があって上手い。

「今のリュウってこうだよね。ドラゴンが人間に乗っかってるの」
「そういやそうだな」

 テリーが同意した。

「おれが本物のドラゴンだったらユーリエつぶれてるな」
「ユイでもペチャンコだな、重すぎて」
「ダメだよテリー、ユイちゃんも女の子なんだからそんな事いっちゃ」
「でも重いのは本当じゃねえか」

 おれは相づちも打たなかった。
 言いたいことはわかるが、体重の話でうっかり同意を示すと、それがユイの耳に入ったとき、ただでさえ嫌われてるのがもっと嫌われることになる。
 義理の妹なんだから、家庭内不和は出来るだけ避けない。
 面倒臭いからな。

 そんな事を言い合いながら、おれ達三人は移動をはじめた。
 テリーはゴブリンらしく腰を軽く曲げた前傾体勢で、リリは羽を羽ばたかせて飛んで。
 そしておれは、ユーリエに抱きかかえられたまま彼女に歩かせた。

 ふと、歩いてるユーリエが驚いてる顔をしてるのが見えた。

『どうしたユーリエ』
『え? ごめんなさいスライム様。ちょっと驚いたのです』
『驚いた?』
『はい、わたしが聞いたモンスターの事と大分違いますから。その……なんというか、普通の日常だな、と』

 ふむ。

『どういうのを想像、いや聞いてたんだ?』
『その……』

 ユーリエはおれの顔色をうかがうようにして、言いよどむ。

『気にするな、おれが言えっていったんだ。何をいっても怒らない』
『じゃあ……その、すごく残忍で、人間の生き血をすするために人間牧場を作ってるとか』

 ……。
 ヒメだな。まあジュースって言ってたから牧場ってより人間果樹園なのかもな。

『好色で、女性の勇者――特に聖職者をよってたかって強姦するとか』

 ……・
 テリーたちだな。確かにゴブリンたちはそれをやってる。

『神の摂理に逆らっていつも男同士で……その……盛りあうとか』
「リザードマンはオスしかいないんだからそれは神のミスだ!」

 思わず声が出た、リザードマンたちの擁護をしてしまった。
 前を歩くテリーとリリが振り向き首を傾げたが、適当に言ってごまかした。

『ごめんなさい、わたし……』
『いやいい、怒ったわけじゃないから。というかそれ全部事実だから』
『そ、そうなんですか……』

 全部事実と聞いて、ちょっとだけ怯えるユーリエ。
 まあ、人間視点からしたら怯える事ばっかりだから――リザードマンのは悪くないだろとは思うが。

 歩きつつ、ユーリエはそわそわした。
 何か別の話題を考えなきゃ、ってのがありありとわかった。

『す、スライム様は――』

 話題を見つけたか、よしそれに乗っかって空気を変えよう。

『――どうしてあんなにお強いんですか? スライムなのに』

 ……。
 …………。
 ………………。

 ガクガクガクガクブルブルブルブル――。

『わわ! ど、どうしたんですかスライム様。ごめんなさいごめんなさいわたしなんかが変な事を聞いちゃってごめんなさい』

 ユーリエは必死に謝った。あまりの必死さにこっちが少しだけ冷静に戻った。

『気にするな、ちょっとトラウマを思い出しただけだ』
『と、トラウマ、ですか……?』

 母さんの折檻とスパルタトレーニングを思い出したら体が勝手に震えだした。
 あれはおれが知ってるどの拷問よりも過酷なものだ。
 あんなのは二度とごめんだ……。

     ☆

 今日も森東部で勇者の迎撃をした。

 テリーはこん棒、リリは三叉のフォークで勇者と戦う。
 おれはといえば、ユーリエに抱きかかえられたまま勇者に体当たりを繰り返した。
 ユーリエから飛び立って、体当たりをしてはその反動でユーリエに戻る。

 昔、人間が船に飼い慣らしたワイパーンを乗せて「飛龍母艦」という軍隊を作ったが、あれにちょっと似てるスタイルになった。

 戦闘をしていったが、徐々に面倒臭くなってきた。
 最弱の森、ディープフォレスト東部。
 モンスターは弱く、そして侵入してくる勇者たちも弱い。
 だからここの戦闘は決め手に欠けたまま「ただ長引く」事がおおい。
 泥沼ですらない、ただ長引いてるだけ。

 子供同士が腰の引けた駄々っ子パンチを互いに繰り出すような、そんな戦い。

 数が20人という多くも少なくもない数なのが長引く一因にもなっている。
 それを面倒くさいな、って思っていると。

「あーはっははは。またせたな、このおれ様が来たからには戦いはこれでジ・エンドだ」

 少し離れたところからなじみのある声が聞こえた。
 モンスターも勇者も手を止めて声の方を向く。
 そこにでっかいネズミがいた。

「シェスタさんだ!」
「シェスタさんがきたぞ」
「げっ! あれがビッグマウスのシェスタか」
「あんなの口だけだ、やっちまえ!」

 味方だけではなく、勇者の方にもシェスタの名前が広まっているようだ。
 これは好都合、あとはシェスタがやられるのを待――。

「ほぺぎょ!」

 勇者に突進していったシェスタはいきなりカウンターをもらって気絶した。

 はやい、早すぎるぞ。早すぎてカウンターを放った勇者がポカーンとしてるじゃないか。
 そりゃやられるのを待っていたがそれにしても早すぎる。
 やれやれ……まあ、早い分には別に問題はないか。

 おれは体の一部をちぎって、シェスタに投げつけた。

『……?』

 ヒメから教わったヴァンパイアの固有スキルでシェスタを操縦する。
 一度倒れたシェスタはゆらりと立ち上がり、にやり、と口角をゆがめて笑った。

「まったく、わざと殴られてやったのにこの程度か」

 喋りも操作する、それらしき事をいう。

「なーんだ、やっぱりわざとだったのか」
「あたり前だろ、シェスタさんがあんなのでやられるもんか」

 モンスターたちがそう言いながら、徐々に戦闘から離れて行く。

 シェスタを操縦して、勇者たちに攻撃をしかけた。
 シェスタなら、遠慮はいらない。
 おれは全力をだして、二十人の勇者を瞬殺した。
 ただ長引いただけの戦いを一瞬に終わらせた。

「すさましく速いパンチだった、おれじゃなかったら見逃してたね」
「ちがうよ、今のはキックだよ。全員にキック一発で倒したんだよ」

 残念、しっぽ攻撃なんだ。
 万が一のことがあってもおれと連想しないように、ネズミらしいしっぽ攻撃をしたんだが、速すぎてまわりのモンスターたちはまともに見えなかったようだ。
 まあいい、問題はない。

『あの……スライム様』
『どうした』
『いまのって、スライム様が何かしたんですか』
『……なんでそう思う』
『えっと、なんか魔力? がスライム様からでてたから』

 ……これは驚いた。
 割と隠蔽に気を使ったんだが、ユーリエはそれを感じ取っていたのか。
 素質はある子だと思っていたが、予想以上にあるみたいだ。

 とと、それはともかく。

『その話は内緒な』
『え?』
『おれが強い事はとにかく内緒だ、いいな』
『わ、わかりました。スライム様の事は全部内緒です』

 おれを抱きかかえたまま、ビシッと直立不動の「気ヲヅケ!」のポーズをする。
 まあ、首輪の呪いがかかったままだし、別に念を押さなくても大丈夫なんだがな。

『手柄を全て他人に、自分の功績だと一切喧伝しない……まるで伝説の聖者様みたい……』

 ユーリエがなんか誤解をして、妙にめをキラキラさせだしたが……まあ、好きにさせとくか。
おもしろいと思ったらブクマと評価もらえると作者の励みになります。

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

スライム転生。大賢者が養女エルフに抱きしめられてます

死の間際、大賢者は大魔術によって生み出した【無限に進化し続けるスライム】に転生した。あらたな人生、もといスライム生を楽しもうとしたが、養女であり弟子のエルフにつ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全45部)
  • 2704 user
  • 最終掲載日:2017/06/25 19:11
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~

柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全100部)
  • 2304 user
  • 最終掲載日:2017/06/04 06:38
魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~

人も、精霊も、神々すら滅ぼして、魔王と恐れられた男がいた。 不可能を知らぬ魔王アノスは荒んだ世界に飽き、転生の魔法を使った。 二千年後。目覚めた彼を待っていた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全94部)
  • 2172 user
  • 最終掲載日:2017/06/27 07:01
即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。

成長チート? 無限の魔力? 全属性使用可能? そんなもの即死能力で一撃ですが? 本当に最強なら、戦いにすらならない! 全ての敵が即死する、超お気楽異世界召喚コメ//

  • コメディー〔文芸〕
  • 連載(全84部)
  • 2202 user
  • 最終掲載日:2017/06/17 18:45
村人ですが何か?

飯島竜人は異世界に転生し、リュート=マクレーンとなった。転生先の肉体の最適職業は村人で、家も普通の農家で普通に貧乏だった。ゴブリンやらドラゴンやらが闊歩する異世//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全86部)
  • 2234 user
  • 最終掲載日:2017/06/26 21:16
カット&ペーストでこの世界を生きていく

成人を迎えると神様からスキルと呼ばれる技能を得られる世界。 主人公は二つのスキルを授かり、それをきっかけに英雄と呼ばれる存在へと成り上がる。 そんなありきたり//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全195部)
  • 2186 user
  • 最終掲載日:2017/06/23 06:00
クラスが異世界召喚された中俺だけ残ったんですが

第五回ネット小説大賞受賞、書籍化決定しました。 突然異世界の神からの半ば強制的な依頼で俺、神谷夜兎(かみややと)のいるクラスは神によって異世界召喚された。ーー//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全114部)
  • 2107 user
  • 最終掲載日:2017/06/24 15:51
再召喚された勇者は一般人として生きていく?

異世界へと召喚され世界を平和に導いた勇者「ソータ=コノエ」当時中学三年生。 だが魔王を討伐した瞬間彼は送還魔法をかけられ、何もわからず地球へと戻されてしまった//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全370部)
  • 2171 user
  • 最終掲載日:2017/06/26 11:00
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全359部)
  • 2096 user
  • 最終掲載日:2017/03/23 20:00
二度目の人生を異世界で

唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。 「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」 これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全362部)
  • 2114 user
  • 最終掲載日:2017/06/14 12:00
魔王様の街づくり!~最強のダンジョンは近代都市~

 魔王は自らが生み出した迷宮に人を誘い込みその絶望を食らい糧とする  だが、創造の魔王プロケルは絶望ではなく希望を糧に得ようと決め、悪意の迷宮ではなく幸せな街を//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全157部)
  • 2882 user
  • 最終掲載日:2017/06/26 19:05
とんでもスキルで異世界放浪メシ

※タイトルが変更になります。 「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」 異世界召喚に巻き込まれた俺、向//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全368部)
  • 3388 user
  • 最終掲載日:2017/06/26 20:46
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全203部)
  • 2589 user
  • 最終掲載日:2017/06/27 00:00
LV999の村人

 この世界には、レベルという概念が存在する。  モンスター討伐を生業としている者達以外、そのほとんどがLV1から5の間程度でしかない。  また、誰もがモンス//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全287部)
  • 2295 user
  • 最終掲載日:2017/06/27 00:44
賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全120部)
  • 2631 user
  • 最終掲載日:2017/05/16 04:45
レベル1だけどユニークスキルで最強です

ブラック企業で過労死した佐藤亮太は異世界に転移して、レベルが1に固定される不遇を背負わされてしまう。 レベルは上がらない一方で、モンスターからその世界に存在しな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全112部)
  • 2573 user
  • 最終掲載日:2017/06/25 19:17
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全157部)
  • 2583 user
  • 最終掲載日:2017/06/25 00:00
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部)
  • 2166 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えれば唯//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全271部)
  • 2878 user
  • 最終掲載日:2017/06/24 18:00
二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む

魔王を倒し、世界を救えと勇者として召喚され、必死に救った主人公、宇景海人。 彼は魔王を倒し、世界を救ったが、仲間と信じていたモノたちにことごとく裏切られ、剣に貫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全117部)
  • 2146 user
  • 最終掲載日:2017/06/19 08:31
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部)
  • 2485 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
俺だけ入れる隠しダンジョン 〜こっそり鍛えて世界最強〜

職を失った貧乏貴族の三男、ノルは途方にくれていた。冒険者になるべきかと悩んでいたところ、ノルに幸運が訪れる。 誰一人として入り方がわからない隠しダンジョン、そ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全32部)
  • 2211 user
  • 最終掲載日:2017/02/19 00:24
失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~

とある世界に魔法戦闘を極め、『賢者』とまで呼ばれた者がいた。 彼は最強の戦術を求め、世界に存在するあらゆる魔法、戦術を研究し尽くした。  そうして導き出された//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全128部)
  • 2818 user
  • 最終掲載日:2017/06/09 20:00
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-

世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。 弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全172部)
  • 2081 user
  • 最終掲載日:2017/05/24 23:35
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全499部)
  • 2670 user
  • 最終掲載日:2017/06/22 23:05
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部)
  • 2906 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲

 アラサープログラマー鈴木一郎は、普段着のままレベル1で、突然異世界にいる自分に気付く。3回だけ使える使い捨て大魔法「流星雨」によって棚ボタで高いレベルと財宝を//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全530部)
  • 2578 user
  • 最終掲載日:2017/06/25 18:00
転生したらドラゴンの卵だった~最強以外目指さねぇ~

 目が覚めたとき、そこは見知らぬ森だった。  どうやらここは異形の魔獣が蔓延るファンタジー世界らしく、どころかゲームのように敵や自分の能力値を調べることができる//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全338部)
  • 2171 user
  • 最終掲載日:2017/06/26 22:52
↑ページトップへ