音楽でも、ゲームでも、お料理でも、どんな業界でも注目される人工知能。今は、とにもかくにも人工知能という時代です。期待されるだけに、もし人工知能がストレスを感じることができたら、さぞや疲れるでしょうね。ただ、こういうのんびーりした人工知能もあるのですけれど。
オレゴン州のPortland Guinea Pig Rescue(モルモットの保護、新たな飼い主探しを行なうNPO)が、研究職のJanelle Shaneさんに依頼したのは、モルモットに名前を考える人工知能。このNPOでは、頻繁にたくさんの動物を保護するため、一気に大量の名前を考える必要があり、それを人工知能におまかせしたいというわけ。NPO側は、モルモットによくある名前(アメリカでは、スニッカーズやパンプキンなど)のリストや、ネットで見つけた名前あれこれのリストをShaneさんに提供しました。
Shaneさんが名付け人工知能の作成に使用したのは、Andrej Karpathy’s char-rnn。オープンソースのニュートラルネットワークのフレームワークです。提供されたリストをネットワークに入れ、新たな名前を生み出すようにトレーニングしました。ちなみにAIのトレーニングにかかった時間は、わずか数分だけ。ちょちょっとパラメーターに手を加えて完成!
人工知能は、一体どんな名前をつけたのでしょう?
PopchopくんとFuzzableくん
Fleury WhiteくんとStargoonくん
BuzzberryくんとAfter Pieくん
小さくて可愛いモフモフさを感じさせる名前がついており、名付け人工知能は大成功といったところ。ただ、中には「Bho8otteeddeeceul」という大失敗な名前もあったんですけどね。「人工知能は、モルモットらしい名前というものをよく理解した。FuzzableとSnifkinが私のお気に入りネーム」と、Shaneさんは結果に大満足。
名付け親は人工知能です。悪くないかも。
・バッハの作曲を学習したAIを、あなたは見抜けるか
・AI作曲家、ビートルズ風の曲を作る
Image: Portland Guinea Pig Rescue via Gizmodo US
Source: Portland Guinea Pig Rescue via Lewis and Quark, Github
Rae Paoletta - Gizmodo US[原文]
(そうこ)